*タイトル
「碧の軌跡」
*ストーリー
クロスベル自治州政界を揺るがす大事件となった前作「零の軌跡」の《教団事件》から数ヶ月。
特務支援課のメンバー達は一時解散となり、それぞれの場所でクロスベルの混乱を収める手伝いをしていた。
警察本部に出向いていたリーダーのロイドは警備隊からの出向のノエルとともに教団事件の実行犯の一人を捕らえに共和国へ赴き、その帰還をもって、支援課再スタートとなった。
新たにノエル、不良グループのリーダーであったワジという二人のメンバーを加えて。
以前からの仲間も、次第に帰還し再会を喜び合うも、クロスベルは両隣の大国に翻弄され、益々の混迷をきたす中、前作で保護した記憶を失った少女キーアの秘密が解き明かされていく。
前作「零の軌跡」の完全続編。
一応、粗筋などの説明コーナーがありますが、やはりやっておく方が良いかと。
また、この作品は軌跡シリーズの1つでもありますので、やはり更に前作である「空の軌跡」もやっておくとなお良いかと思います。
こちらからの流れもありますが、説明コーナーではあまり書かれていないので。
*システム
戦闘、支援要請などのシステムは、ほぼ前作通りですが、いくつか加わったところが。
ポイントを溜めて、こちらが一方的に攻撃ができるようになるバースト(ただし、使えるのは各章の佳境においてのみ)。
クオーツにマスタークオーツというステータスアップ+(レベルMAXで)強力なアーツが使用可能な物が加わり、より戦略性が増しました。
そのせいか、ボス戦の難易度も今までに比べると高くなっています。
また、戦闘時の演出のショートカット機能、マップ移動の車移動など、前作からきめ細かな改善が見られました。
ただし、バグ、フリーズが増えていますが。
1周目は途中の雑魚ともよく戦闘をしていたのですが、そうしていると1周のプレイ時に4回電源落ちがありました。(2周目は無視して走り抜けていたら1度もフリーズしませんでした。ただし、戦闘手帳を埋めるため、マップの切り替えを頻繁にすると途端に読み込みが遅くなり、ついには電源落ち、となりました)
あと終盤のイベントでキャラ名や表示キャラがおかしくなったりも。
とはいえ、シリーズの中で一番遊びやすく改善されているのは、周回要素があるので、とても評価出来ると思います。
*まとめ
物語最高のクライマックス、というキャッチフレーズですが、序盤は、相変わらずお使い的なイベントが多いです。
中盤からの盛り上がりは良いのですが、しばらくすると今作でも「空」から続く結社の陰謀は、相変わらず目的がさっぱりわからないまま終わりそうだ、と分かりちょっとテンションが下がります。
物語世界がより広がったのは良いのですが、あと何年かかるのか、ちゃんと続くのか、という不安もちらり。
RPGである以上、強力な敵、ボスが必要なのは分かりますが、5作目ともなると「この世界には強キャラがどれだけいるのか!」と突っ込みたくなる人数となります。
お陰で主人公達がとても弱く見えてしまい、また実際、「あわやのピンチ→助っ人登場」が何度も繰り返されることに。
これは少々興ざめです。
結末もそれに至る段階も主人公補正がかかり過ぎかな、と思わせられるような展開が繰り広げられ、これもやや興ざめ。
戦闘は新システムが加わりましたが、ボスも強力となり、こちらのHPをも越えるSクラフトを使うため、結局は「タイミングを見計らって完全防御ゲー」と成り果てている感も。(ラスボスはそれをも無視してきますが)
全般的に見て、これまでの作品に比べて大味かな、という印象でした。
音楽は相変わらず良い曲が多かったです。
色々不満を述べましたが、それも愛ゆえ。RPGとして大事なストーリー部分は良い方だと思います。
1つの世界での深い物語を味わいたい方に、お薦めな作品です。
「碧の軌跡」
*ストーリー
クロスベル自治州政界を揺るがす大事件となった前作「零の軌跡」の《教団事件》から数ヶ月。
特務支援課のメンバー達は一時解散となり、それぞれの場所でクロスベルの混乱を収める手伝いをしていた。
警察本部に出向いていたリーダーのロイドは警備隊からの出向のノエルとともに教団事件の実行犯の一人を捕らえに共和国へ赴き、その帰還をもって、支援課再スタートとなった。
新たにノエル、不良グループのリーダーであったワジという二人のメンバーを加えて。
以前からの仲間も、次第に帰還し再会を喜び合うも、クロスベルは両隣の大国に翻弄され、益々の混迷をきたす中、前作で保護した記憶を失った少女キーアの秘密が解き明かされていく。
前作「零の軌跡」の完全続編。
一応、粗筋などの説明コーナーがありますが、やはりやっておく方が良いかと。
また、この作品は軌跡シリーズの1つでもありますので、やはり更に前作である「空の軌跡」もやっておくとなお良いかと思います。
こちらからの流れもありますが、説明コーナーではあまり書かれていないので。
*システム
戦闘、支援要請などのシステムは、ほぼ前作通りですが、いくつか加わったところが。
ポイントを溜めて、こちらが一方的に攻撃ができるようになるバースト(ただし、使えるのは各章の佳境においてのみ)。
クオーツにマスタークオーツというステータスアップ+(レベルMAXで)強力なアーツが使用可能な物が加わり、より戦略性が増しました。
そのせいか、ボス戦の難易度も今までに比べると高くなっています。
また、戦闘時の演出のショートカット機能、マップ移動の車移動など、前作からきめ細かな改善が見られました。
ただし、バグ、フリーズが増えていますが。
1周目は途中の雑魚ともよく戦闘をしていたのですが、そうしていると1周のプレイ時に4回電源落ちがありました。(2周目は無視して走り抜けていたら1度もフリーズしませんでした。ただし、戦闘手帳を埋めるため、マップの切り替えを頻繁にすると途端に読み込みが遅くなり、ついには電源落ち、となりました)
あと終盤のイベントでキャラ名や表示キャラがおかしくなったりも。
とはいえ、シリーズの中で一番遊びやすく改善されているのは、周回要素があるので、とても評価出来ると思います。
*まとめ
物語最高のクライマックス、というキャッチフレーズですが、序盤は、相変わらずお使い的なイベントが多いです。
中盤からの盛り上がりは良いのですが、しばらくすると今作でも「空」から続く結社の陰謀は、相変わらず目的がさっぱりわからないまま終わりそうだ、と分かりちょっとテンションが下がります。
物語世界がより広がったのは良いのですが、あと何年かかるのか、ちゃんと続くのか、という不安もちらり。
RPGである以上、強力な敵、ボスが必要なのは分かりますが、5作目ともなると「この世界には強キャラがどれだけいるのか!」と突っ込みたくなる人数となります。
お陰で主人公達がとても弱く見えてしまい、また実際、「あわやのピンチ→助っ人登場」が何度も繰り返されることに。
これは少々興ざめです。
結末もそれに至る段階も主人公補正がかかり過ぎかな、と思わせられるような展開が繰り広げられ、これもやや興ざめ。
戦闘は新システムが加わりましたが、ボスも強力となり、こちらのHPをも越えるSクラフトを使うため、結局は「タイミングを見計らって完全防御ゲー」と成り果てている感も。(ラスボスはそれをも無視してきますが)
全般的に見て、これまでの作品に比べて大味かな、という印象でした。
音楽は相変わらず良い曲が多かったです。
色々不満を述べましたが、それも愛ゆえ。RPGとして大事なストーリー部分は良い方だと思います。
1つの世界での深い物語を味わいたい方に、お薦めな作品です。