おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ロシアの教本、再びご紹介

2020年07月25日 | 重力奏法
前回のブログで書いたイリーナ先生のウェビナー。
その中で紹介されていたロシアの教本はこちらです。

以前、当ブログでもご紹介したことがあるものです。
ロシアのテキストあれこれ#2 - ピアノレッスン♪ちょっとひと工夫
このテキストを使っていたようで - ピアノレッスン♪ちょっとひと工夫

グネーシナの「ピアノのABC 」とニコラーエフの「ピアノの学校」は不思議な音の国修了後に使っています。
「Die Russische klavier Schule 」が「ピアノの学校」を基に編纂されているので、入手のしやすさからDie Russische ~の方を使っています。
Boosey&Hawksの「The Russian School of Piano Playing 」もこの教本を基にしています。マトリョーシカの絵の本です。

Boosy &Hawksはほんの少し軽めの曲が他の2冊より多いのと、エクササイズが少し充実しています。
Die Russische K.S.は表紙が赤く熊の親子の絵が可愛いので受け入れられ易く、曲もドイツものが幾分多いので日本人には使い易い様に思います。

3種類とも内容は充実しており、これ1冊で初級の内に弾いてほしい曲は全て足ります。
子供が弾ける現代曲も少し入っています。足りなければほんの少し他の教本から楽譜を渡すだけで十分です。現代のロマンティックな作品も同様です。

この教本は初めてピアノを習う人用なので、最初は3の指のノンレガートから始まります。
しかし進みが速いので、不思議な音の国を終わらせてからの方が無難です。

最初の方は、ノンレガートの復習や初見に時々使っています。

グネーシナの「ピアノのABC」はお薦めです。
不思議な音の国下巻の細やかなタッチを確実なものにするのに大変良い教本です。
これが表現の基礎になります。しかし、土台となるノンレガートの経験をみっちり積んでいないとその価値を見いだせないと思います。

「音楽との初めての出会い」は挿絵が素晴らしく、曲は「ピアノの学校」とかぶっています。
不思議な音の国を使っている時に弾ける曲もあるので、挿絵の素晴らしい解説を使い何曲かレッスンしています。

この3冊はピアノ指導者として持っていて損はありません。

Die Russische klavier Schuleはamazonで取り寄せられます。


グネーシナのピアノのABCは表紙がいくつかあるようですがこちらで取り寄せられます。
AbeBooks The Piano ABC Gnesina

アルタバレフスカヤの「音楽との初めての出会い」は以前こちらでAbebooks.co.uk入手しましたが、挿絵のある緑色の本は取り扱わなくなったのかここにはありません。
赤い本には挿絵がありません。イラストチックな絵が赤い本にあるはずですが、私が取り寄せたものにはありませんでした。
が、実は緑色の本はダウンロードできてしまうので探して見てください。
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