
ピアノ教室を選ぶ時は
どのように選ぶと良いのでしょうか。
多くは、
知り合いが習っている先生に自分も習う、
というパターンだと思います。
または、どこかに紹介して頂いた先生に習う。
そのようなものが全くない場合は
どうしたら良いのでしょう。
ピアノ教室は大きくわけると
2パターンになると思います。
ひとつは、
個人のお教室で、多くは先生がご自宅で
レッスンをしているもの。
もうひとつは
楽器店が経営している音楽教室。
知り合いの紹介が多いのは
個人のお教室だと思います。
私自身は子供の頃は
個人の教室でピアノレッスンを受けました。
そして、現在、私が教えているのは
主に楽器店の教室です。
両方の長所と短所はある程度把握しています。
結論から申しますと、
私は個人の教室の方が質の高いレッスンを
受けられると思います。
最大の長所は、
他の生徒さんのレッスンを
日常的に見ることができることです。
レッスンは大体年齢の近い人が続きます。
同じ曲を練習する人もいるわけで、
その人の演奏や先生の注意を
自分のレッスンの前に少し早く行くことで
聞くことができます。
他の人の演奏を聴くことは
たいへん勉強になります。
また、レッスン時間が楽器店では
通常30分ですが、
個人の教室ではもう少し長いと思います。
そこは教室によりますので、確認の必要があります。
レッスンが10分長いだけでも
けっこう内容が濃くなります。
10分長いだけで、
ソルフェージュというピアノ以外の時間を
継続して取れる可能性が高いです。
次の生徒さんとソルフェージュだけは
一緒に行う先生もいらっしゃいます。
特別にその科目のレッスンが必要でしたら、
別枠でレッスンをお願いすると良いと思います。
さて、楽器店の教室ですが、
私は最大のデメリットは
他の生徒さんのレッスンを見学できないことに
あると思っています。
他の人がどのくらい弾いて来るのかを
目の当たりにできないことで、
非常にマイペースになってしまいます。
また、人に見られていると
人間は恥ずかしい姿は見せられないと思うものです。
他のデメリットとして、
曜日、時間の移動を生徒さんが希望された時に
楽器店講師は多くの場合、同じ稼働先に
週に1日しか来ていない場合が珍しくありません。
すると、曜日を変えたい時に
同じ先生に習えなくなります。
それでも仕方なく他の先生の曜日に
移動することはできます。
ピアノを続けて頂けた方が講師も嬉しいですが、
習って間もない場合は、これは
あまり良い方向には向きません。
習い始めはとても大事な時期です。
やることがたくさんありますが、
講師全てが同じ方法でレッスンを進めません。
そんなやり方したことがない、
と戸惑うのはお子さんです。
楽器店のメリットは、
講師採用で会社が選抜しますので
趣味程度の実力の講師は存在しないことです。
但し、採用試験は各楽器店で異なります。
試験はなく、面接だけという場合もあります。
私の所は、
適性検査、筆記試験、実技試験、面接
とありました。
採用後も、以前は毎年
論文と実技と面談がありました。
コロナ禍以降は
2年に一度になり、論文はなくなりましたが・・
ピアノ講師は資格が必要ではありませんので、
ピアノの専門教育を受けていなくとも
先生になれてしまいます。
受けていたとしても学校を卒業したら
そこで学びをやめてしまう人もいます。
個人教室はそこが問題。
なので、知り合いのつてで信頼できる先生を
探す必要があります。
楽器店はその点は信頼できると思いますが、
限られた時間でのレッスンになりますので、
内容も最低限になります。
しっかりと学びたい生徒さんは
45分、60分レッスンを初めから選択されます。
途中でそうしたいと考えても、講師の時間に空きがなければ
すぐにはできません。
しっかりとレッスンを受けたい人は
個人の教室の方が良いと思います。
個人教室は本気で教えていらっしゃる先生は、
生徒数を制限され、教室全体の質を向上させたいと
考えていらっしゃるはずです。
楽器のレッスンは元々生徒さん次第。
相手に合わせてレッスン内容を変えますが、
個人教室で可能なことが楽器店では不可能なこともあります。
時間や曜日以外では、楽器店を通してしか講師と連絡できないとか、
発表会のリハーサルが行えないとか、
発表会以外に同じ進度の生徒さん同士で
弾き合い会をするとか、
門下生のクリスマスコンサートをするとか・・
生徒さん同士の横のつながりを作ることが
難しいです。
習い事で仲間ができるとか、友だちができるとか、
それも結構大事なことだと思います。