Haru S.の部屋
goo blog サービス終了のお知らせ 

Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

生徒募集

2025年04月10日 | 教室案内

 

 

ピアノの生徒さんを募集中です。

 

レッスン場所は都内の

新桜台(練馬区)、渋谷のスタジオです。

 

曜日は週2日限定

木曜日 新桜台

日曜日 渋谷

 

レッスンは60分・月3回

高校生以上の方はワンレッスン制受講可能です。

 

開始年齢は5歳以上。

 

習い始めから腕の重さを使い、

美しい音を目指します。

 

ご興味のある方は

有料で体験レッスンを実施しております。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

ごあいさつ | すぎぶちピアノ教室

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指の練習

2025年04月09日 | レッスン

 

 

ピアノを弾くには、

鍵盤を腕の重さでスッと下ろすことが必要です。

 

その腕の重さを支えるのは指です。

 

ぐらつかない強い第3関節と

つぶれない第1関節が必要です。

 

要するに、

3つの関節が見えるようにします。

 

 

強い指は鍵盤を強く叩くためではなく、

腕を支えるために必要なのです。

 

たくさんピアノの練習をする人ほど、

支えの利いた強い指を早く獲得できます。

 

こうなってくれると、

ピアノ奏法のテクニックを身に付けられますので、

弾ける曲が増えるのも速くなります。

 

 

曲を弾くだけで強い指が作られると楽しいのですが、

実際は習い始めは何度も弾きたくなるような曲は

まだ弾けません。

 

毎日レッスンがあるとか、週に2日あるとか、

ワンレッスン60分とか、

強制的にピアノを弾く時間が確保できれば

強い指を獲得する時間も短いかもしれません。

 

しかし、1回30分レッスンで月に3回しかない、

となると考えなくてはなりません。

 

月3回、30分のために

子どもが毎日一人でピアノに向かうなどと言うことは

奇跡が起きなければありえません。

 

この場合は、

指のための別メニューが必要になります。

 

 

つまらないかもしれませんが、

曲の練習ができない日でも、毎日、指の練習だけはする。

 

練習のはじめに日課としてする。

ウォーミングアップのためにする。

 

お家の方が何かご褒美を用意しても良いかもしれません。

卓上カレンダーにシールを貼るとか、

シールが30枚たまったら好きなお菓子を買えるとか、

お寿司を食べに行くとか、本を買うとか・・

 

 

指の練習で私が生徒さんに行っているものは、

2音~5音のレガートの練習です。

 

上の動画の生徒さんの様なことです。

楽譜がなくとも出来ますが、

一応、手作りで渡しています。

 

これで強く保つことのできる指が出来上がったら

スケールでもハノンでもバーナムでも

進めると思います。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

必ず覚えるべき!

2025年03月31日 | レッスン

 

 

音楽は楽譜というものに音符を書いて

音楽の内容を伝えます。

 

なので、音符を読めるようにすることは

必須です

 

これを最初に怠り、

あとで読めるようにすれば良い、とか

音符の名前を楽譜に振れば済む話でしょ、は

既に手遅れです。

 

 

音符が一人で読めないと、まずは練習ができません。

レッスンで覚えれば良い、

思われるかもしれませんが、音符の数は膨大です。

 

そして大抵、音名を振る場合は、

4小節や8小節で終わる曲ではないはずです。

 

読まなければいけないものが多いから

振る行為に走るのだと思います。

 

 

こうなってしまうと、

ご本人も講師も消耗しかないレッスンになります。

 

正直、私はこのようなレッスンは

絶対にしたくありません。

 

 

子供の頃習っていて音符の読み方を

ちゃんとやらなかった、とか

 

グループレッスンで聴き覚えで曲を弾く

習慣がついてしまい、覚えきれなかったところは

音の名前を振ってもグループの先生には

何も注意されなかった、とか

(グループレッスンは一人一人音符を読むところから

教える時間がないので、振ってでも弾けるようにしてくれれば御の字)

 

そうなってしまったきっかけが

あると思います。

 

 

こうなってしまうと、よほどご本人の

意志の強さがない限り楽譜は読めるようになりません。

 

 

この状態で講師が手伝える方法は限られますが、

最も有効な方法は、

易しい曲からやり直すこと。

 

それは音符の読み方を学ぶだけではなく、

この状態に陥っている人は

奏法も習っていない場合が少なくありません。

 

ピアノという楽器を弾く身体の使い方を習った人が、

音符の読み方をないがしろにして進むことは

ありえませんので、

新しく学べることも必ずあるはずです。

 

 

大人の方でも、小学校低学年のお子様でも、

大事なことは素直な気持ちで、

謙虚にレッスンに臨むことだと思います。

 

特にお子様の場合は、

親御さんの言動が気持ちに大きく影響を及ぼします。

 

「こんな簡単な曲」の言葉は絶対に避けるべきです。

 

やり直す機会をその一言は奪ってしまいます。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みんなの曲、集めた!

2025年03月21日 | 不思議な音の国

 

 

 

 

不思議な音の国の教本では

習った音とリズムでメロディーを作ります。

 

上巻では3回、下巻で1回あります。

 

 

習いたてのお子さんに曲を作ってもらった経験が

この教本を使うまで私にはありませんでした。

 

無理だと思っていたからです。

 

ところが、予想外に子どもたちは

心揺さぶる名曲を自力で作って来ました。

 

私がこうした方が良いのでは?

とは絶対に言いません。

 

 

音楽の雰囲気を表すために

できるだけ編曲をして生徒さんにプレゼントしています。

 

作った時から題名がついている時もありますが、

多くは無題の状態で編曲をしていますので、

あとからついた題名とチグハグな時もあります。

 

生徒さんにイメージに合わなくて

ごめんね、という気持ちになります。

 

 

上の動画をお聞きいただけると

気付かれると思いますが、短調の曲が多いのです。

 

これは私も最初は驚きました。

 

しかし、これには理由があります。

 

教本に短調の曲がたいへん多いからです。

一般的な導入教本は長調ばかりです。

それは子どもは楽しい音楽、明るい音楽が好きだろう

というステレオ思考によるものです。

 

実際は短調の曲だからわからないとか、

好きではないということは全くありません。

 

 

音楽は楽しいことを表すだけのものではなく、

人の様々な気持ちを表すことのできるもの

ということをこの教本は大切にしています。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絶対に、直して!

2025年03月20日 | レッスン

 

 

 

ピアノは腕で弾きます。

 

ところが

指で弾く、と思っている人は多いです。

 

 

確かに鍵盤に置くのは指です。

 

しかし、音を鳴らすのは指の力ではなく

腕の重みです。

 

指先はフニャフニャにならないよう

強く保ちます。

 

鍵盤を下ろすのに

花の柔らかい茎で下ろすのと

鉛筆で下すのでは

どちらの方が上手く行くでしょう?

 

鉛筆の方が楽勝ですね。

 

肩から上手く重さが鍵盤に流れて行くように

腕と手首の高さ、向きを調整し、

指先は流れてきた重さを受け止め、

鍵盤を下ろします。

 

指で先に音を出そうとすると

手首も腕もロックされて動かせなくなります。

 

 

重さが使えるとピアノは鳴ってくれます。

 

力みのない指、腕、手首で弾くと

澄んだ綺麗な音になります。

 

さらに、

力まないのでピアノが弾きやすくなります。

 

早い動きも出来るようになります。

 

 

ということで、

上の動画のような手の向きでは

 

何年弾いても

毎日何時間練習をしても

絶対にピアノは上手くなりません。

 

手も傷めてしまいますので、

腕と手首の向きが揃うようにしましょう。

 

アライメントです

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする