おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

【作曲】王国

2022年05月30日 | 不思議な音の国

5歳の生徒さんが作った曲をアレンジしました。

不思議な音の国上巻で最後に作った曲です。

メロディーは、いつものように私は全く直しておりません。
とても厳かな曲で気に入りました。

曲名を付けてきてと言いましたら、
翌週付けてきましたが、それが、


すみっこぐらし


・・・・


あまりにイメージと違いすぎます。
結局、自分の好きなものの名前を付けただけ、という・・

音楽はとても良いのですが・・


なので、こちらの曲名は私が勝手に付けました。


【作曲】王国



アレンジしていてハーモニーが付けやすいものは
結構、イイ曲のことが多いです。

ハーモニーは付けやすいけれど、
主要三和音しか浮かんでこない曲もあります。

これは、他の教本を使って習い始めた生徒さんに多いです。
移動してきた生徒さんということです。

教本の影響をヒシヒシ感じます。


私の生徒は、Ⅰ度の和音から始まらないパターンも少なくありません。
いきなり、Ⅳ度だったりⅤ度だったり。

しかし、それも音楽としては成立します。
終わりも、本人が考えて終わりらしくしていなければ、
私はそのままにしています。

曲を作るという折角の創造的な経験を
これは良くない、これが普通だ、とはしたくないと思っています。


少し前に、下巻で最後に作る曲で、
宿題してこなかったと言って
その場で弾き始めた男の子がいました。

過去に、「さみしがり屋のオレ」「ゆうべぇ」を
作った生徒さんです。

いきなり両手で弾き始め、
これがまたカッコイイ始まりでした。

いきなり借用和音です。
本人はそんなこと知りませんが。

これで良いと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今頃わかる

2022年05月13日 | レッスン

先月中旬に発表会を終え、1カ月近く経ちましたが、
これまでになかった生徒たちの姿を感じています。

集中力が上がっていることと、
これまで音の質の良し悪しは分かっていても
自分がそうしよう、とは必ずしも思っていなかった生徒が、
そこに意識が向いていることです。


今回の発表会は、初めて私の生徒だけで
部を組んだものでした。

プログラムには指導講師に私の名前しかなく、
その日は他の部も全て、一人の講師が
一つの部を受け持つものでした。

発表会後の初レッスンで「どうだった ? 」
と全員にききましたら、
「緊張した」と言った生徒が多く、驚きました。

これまで、さほどその言葉は多くなく、
よくあった言葉は「間違えた」でした。

私は「間違える」ことより
間違えても止まらず、最後まで一人で弾ききること、
「間違えなくとも」何の響きもないどう演奏したいかが
伝わらない音では弾いてほしくないことを伝えてきました。

一人の生徒が、
「全員、先生が教えている人しかいなかったから緊張した」
と言っていました。

その論理はよくわかりませんが、
これまで、どんな音で弾こうが、そう弾いている人がいるから
いいんじゃない、と思わせていたことはあると思います。

楽器店の発表会ではそこが非常に気になっておりました。


上達は周りの環境にも左右されます。
練習環境は本人の意識ではどうにもならないものですが、
今回のようなことは、機会に恵まれれば得られるものです。

レッスンの工夫だけではどうにもならないことが
確実に存在します。


後日、スタッフが話していましたが、
どの部も会場が静かで何の問題もなかった、と。
きっと、またこの人たちと会うから、変なこと出来ない
と思ってたんじゃないでしょうか、と。

今頃ですが、新たな発見のあった発表会でした。


ついでに、
GW後のように、長く休んだあとの私は頭が冴えて復活しているので、
それでレッスンをすると、生徒さんが面喰らい、
私もドッと疲労していたのですが、
今回は一切そのようなことなく過ごしております。

メソッドを変えて、たった4年で得られたものは
私に幸せも与えてくれました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不思議です

2022年05月07日 | 不思議な音の国

不思議です。

5年前に「不思議な音の国」を使い始めた頃は、
教本の独特な雰囲気と、3の指のみで弾くことから始めることで
多くの保護者の方に不信感しかない目で見られておりました。

楽器店のスタッフにまで、普通の教え方をしてほしいとまで
言われたこともありました。


ところが、今春、他の先生から移動してきた生徒さん2人に、
この教本を使う提案をしましたら、
大して説明もしていない段階で、

「この本、面白そう」と。

これまで使っていらした、
ぴあのどりーむ、ピアノひけるよジュニア、をやめて
この本1冊で進めても良いか確かめても、それで良いと・・


念のため、
・この教本は習い始めからピアノの弾き方を覚え、良い音でピアノが弾けるようにしていくこと
・3の指しか最初は使わないこと
・物語になっていて、物語の話の中で曲を弾いていくこと
・音のキャラクターが独特であること
・上巻、下巻の最後の曲でもこのくらいの楽譜であること
・ただし、切るつなげるの手の使い方を非常に細かくレッスンをして、音を作り出していくこと

これは伝えました。


子供たちの方は、2人とも色々な変わったイラストに興味津々。

文字が多いことが気になる教本ではありますが、
1人は目についた文字をどんどん読んでいました。小学1年生です。

もう一人の生徒さんは、
消しゴムのついた鉛筆を押したことがなかったので、
初めての経験に楽しそうでした。
楽譜の読み方が曖昧で、ステップとスキップが
わかっていない様でしたので、
白黒丸の楽譜のページを弾いてもらい、
それも楽しそうにしていました。


なんでしょう・・
5年前と全く違います。

私も4年間経験してきて、
この導入法で必ずピアノの弾き方を覚えられる、と
自信を持って言えるというのが5年前との一番の違いです。

このメソッドではない方法で30年以上も教えてきた結果を
私自身が良く知っていて、
このメソッドに変え、たった4年でこれまでと全く違う結果が出たことも私自身がよく知っています。


この導入法がどのようなものなのか、
もっと多くのピアノ指導者に知れ渡ってほしい、
と、思います。

やるやらないは別で、知ることは必要なこと。

と、思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作曲家を知ろう!チャイコフスキー

2022年05月02日 | 作曲家を知ろうシリーズ

毎月1度更新している作曲家シリーズ。

今月はチャイコフスキー。

ピアノを習っている生徒さんは、
バレエを習っていることが多いです。

ということは、チャイコフスキーを知っている率も高い。


バレエと言えば白鳥の湖だな。
白鳥の湖と言えば、あれがダントツに有名だな。

チャー、チャラララ、チャーラ、チャーラ、

と、思っておりました。

しかし、生徒さんに訊くと、
白鳥の湖だったら「四羽の白鳥」の方が有名、と。


えっ、そうなの?

でした・・


バレエには詳しくないので、今回調べてみて、
同じ演目でもいくつかバージョンがあることを知りました。

幕数も異なるようで。

勉強になりました。

チャイコフスキー | Composer Sakkyokuka

Composer Sakkyokuka

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする