おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ふふふ

2018年10月24日 | コンサート情報
2015年のチャイコフスキーコンクールの優勝者ドミトリー・マスレエフがなかなか再来日する機会がないので、FacebookのマスレエフのAdmirers Groupに投稿される情報で活躍を知るのみです。

そこでいつもプッと笑ってしまうコメントが・・

コメントと言っても大抵スタンプのみなのですが、なんとチョ・ソンジン君が記事が投稿されるとほぼ真っ先にコメントを投稿しています。

コンサートピアニストとしてではなく個人のアカウントなので、お名前がハングルです。

同じ年に開催されたショパンコンクールでチョ・ソンジン君は優勝しているので親しみを持っているのか、単にホントにファンなのか・・

チョ・ソンジン君のコメントにドミパパ(マスレエフの父上)が「いいね 」していたりするので誰なのかわかっていらっしゃると思われます。

ソンジン君のファンではなかったのですが、なんかいい人だ・・と、すこ~し気になり始めています。
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んー、見守るべきか・・

2018年10月22日 | 重力奏法
モンスターのカギ爪状態の生徒が2人います。

引き継ぎの生徒さんで、1人はピアノ歴半年、もう1人は1年で引き継ぎました。

指の力み・・
直りません。私では直せないのかもしれません。

固定していた腕は動かせるようになりましたが、指で音を出そうとするのでモンスターのカギ爪のような指になってしまうのだと思います。

これでは腕の重みを使って弾けません。
音も滑らかにならないので歌うようには弾けません。

困り中です・・

注意し続けるべきか、見守るべきか、諦めるべきか・・


2人とも「不思議な音の国下巻」から始めました。
上巻から始めた方が良かったのではないかと思いますが、1人の生徒さんの親御さんからは上巻はコピーでもらえないかと言われました。
ここまで習ってきてこの本を買ってまでやりたくないと。

仕方なく下巻から始めました。
いつもよく弾いてきてくれ、宿題ではないところまで予習してきてくれます。年長さんでもうすぐ下巻が終わります。

もう1人はこのテキストを使うこと自体気乗りしていらっしゃらなかったので、とても上巻からは使えませんでした。

進めていく内に2人とも直していけるものだと考えていました。

しかし、容易なことではないとここに来て思います。

最近習い始めたピアノ歴3週間の4歳5ヶ月の生徒さんの方が力みなく鳴る音で弾けます。

ピアノを習う前から手に癖がある生徒さんもいるので2人はそのタイプだったのかもしれません。
他にも初めから癖のある手の生徒さんはいらっしゃいましたが、大体3カ月位で直ってきます。(初めからロシアンメソッドでレッスンを受けている生徒)

このメソッドに完全に移行して7カ月程ですが、直せるのか直せないものなのか分からない状態です。

生徒さんがどのような音楽がほしいのかによりますが、こんな時3つの言葉を思い出します。
何れもロシアンメソッドでレッスンをされている先生の講座でのお言葉です。

·みんなに同じことをしていたら身が持たない。これはと思った生徒に色々教える。
·その生徒さんがどこまでやりたいか。
·講師が体力も精神も疲労しない所までにする。

このメソッドは初めからこれで習う生徒さんは直していけると思うのですが、日本の現状ではそうではない生徒さんの方が圧倒的多数を占めています。

小学校高学年からは話が通じてくるので本人も弾き方を直した方が良さそうだと思ってくれます。
できるできないかは別ですが、こちらも本人が理解している分には加減できます。

しかし、この弾き方で良いのだと思って弾かれると直したいと思うのです。

この気持ちは私の勝手な思いですので、割り切ることが必要なのかと最近思っているところです。

先が見えた中で子供や親御さんとお付き合いすることが心苦しく、諦めたら見捨てることになるとレッスン中にその気持ちと闘っていますが、もし苦しめているとしたらそちらの方が罪深いと、これを書いていて思いました。
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指番号覚えるの巻

2018年10月19日 | 重力奏法
ピアノのレッスンではおそらく初回に指の番号を覚えます。

親指から順番に「12345」となっているのですが、この指番号がわからない生徒さんに出会うことがあります。

ピアノを弾く手の向きで考えてもらえると良いのですがどうしても手の平を自分の方に向けてしまい、これで見ると「3」以外は逆になってしまいます。

何度も手の甲と手の平をひっくり返して見てしまうので、どんどんわからなくなります。

しかも手は左右対称です。
「1」の指は、右手は左端にありますが左手は右端にあります。

さて、最近使い始めた「はじめてのピアノアドヴェンチャーA」に指に指輪をはめているイラストがあります。

1の指は「黄色」2の指は「紫」と左右の同じ指番号に同じ色の指輪がはめられています。

なるほどと思い、おもちゃ指輪がないか百均に行ってみました。
残念ながらありませんでした。

他に代わりになるものがないか探してみましたらこのようなものがありました。


ミニバンドです。
子供の指でしたらきつくありません。

私の指にはきつさは感じませんが、しばらく付けていると指の色がなんか紫?
速攻外しました
付けるとこのような感じです。


アドヴェンチャーは、軟らかいクッキー生地にチョコレートを押し込むイメージでピアノを弾きます。
「不思議な音の国」のジェロです。

大きいスライムを広げて、指だけを上下にトントンやらず腕全体を使った動きで指をスライムに埋め込むようにしてやってもらっています。

アドヴェンチャーにはピアノのふたの上で指の番号でトントンやるものがわりとありますので、指番号がわからなくなる生徒さんや「不思議~」の課題では足りない時に使えます。

CDに楽し気な歌が入っていてそれに合わせて行います。
歌詞が動きを指示する内容になっていますので、お家での練習もあまり困らないと思います。
ただ、弾き方には注意が必要です。それはレッスンでしっかりと覚えてもらわなければなりません。

せっかく「不思議~」で習った腕全体を使った奏法が崩れてしまわないように。
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ストラディヴァリウス300歳!

2018年10月13日 | コンサート情報
「ストラディヴァリウス300年のキセキ展」に行って参りました。

ヴァイオリンの音色は好きですが演奏経験はございません。
キセキ展は、基本的に展示されている18C初頭のストラディヴァリウスを見学するというものです。
音色を聴かずに見るだけなんて・・と思っておりました。
(時間帯によって生演奏があります)

しかし、見ているうちに300年も前のヴァイオリンが使い続けられている跡がそれぞれの楽器に見られ感慨深くなってきました。

300年も前の音色がさらに熟成され現代に受け継がれている。
生きている楽器なのだと思いました。

クリストフォリが1709年にチェンバロを改良して制作したピアノよりも200年以上も前にヴァイオリンは誕生していることを知り、ピアノよりもずっと身近な楽器として古くから存在していたのだと音楽の歴史の壮大さをジワ~と感じたのでした。

レオポルト・モーツァルトが生まれた頃のヴァイオリンもあり、この時代に生まれたからヴァイオリン奏法の本を作ったのだと、そういうことだったのかと気付いたのでした。

ストラディヴァリウスは息子たちが引き継いだ後は引き継ぐ者がなく途絶えてしまったこと、アマティがストラディヴァリウスの前身だったこと、初めて知りました・・

勉強になりました。





ヴァイオリニスト神尾真由子さんに貸与されているモーラン・ルビノフも展示されておりました。(10/14 15:00~15:45・18:00~18:45 神尾さんの生演奏があります)
過去に使用していた方のお名前がつくのですね。2人のお名前です。
1731年製とのことです。ハイドンが1732年生まれです。

ご長寿でございます
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そうくるか・・

2018年10月09日 | 重力奏法
台風の影響で思いがけずレッスンが2週連続で休みになった曜日があります。

生徒の半分は引き継ぎの生徒さん、半分はピアノ歴3~4カ月で私が初めからロシアンメソッドでレッスンをさせていただいている生徒さんです。

3週間ぶりに会うとある事態が発生しておりました。

引き継いだ生徒さんの弾き方、この5か月間力みを取ること、表情のある音で弾くことをレッスンして参りましたが元の弾き方にほぼ戻っておりました。

灰色の音。

そうくるか・・

やはり調子よくは直せないとしみじみ実感致しました。
この繰り返しとの根気比べになるのかもしれません。

ピアノ歴3~4か月の生徒さんたちは、腕全体を使う弾き方しか知らないので力みのある間違えた弾き方にはなっておりませんでしたが、深く弾くことと手首から持ち上げる意識が希薄になっておりました。
ただ注意するとすぐに直すことができました。

年末年始は2週連続でレッスンを休むので、休み前に皆によ~く注意して練習することを伝えなければッ!
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フムフム、参考になります

2018年10月08日 | 重力奏法
指先を合わせる所(1'50"~)、蝶々が羽を休めるようにしている所(3'10"~)、重音や和音の腕の向き(7'15"~)

なるほど、参考になります。

こちらのビデオは、指先・第1関節の支えの確認(消しゴム付き鉛筆の代わり)、自由な腕の動き、和音時の腕の向きを確かめるのに参考になります。

重音で跳躍する練習はやっていなかったので早速取り入れたいと思います。

Упражнения по организации игрового аппарата начинающего пианиста.


こちらは「ドミソ」の弾き方を教えるのにとても丁寧に教えていらっしゃいます。
生徒に、「この先生ドミソ一つ教えるのにこんなに時間かけて教えてるんだね。私なんて腕の向きはこのくらいかなと言ってすぐ終わっちゃう。こんなに教えられない。スゴイね」
と言って見てもらいました。

Piano Lesson with a 6-year old student, Irina Morozova, Teacher

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発表会の選曲

2018年10月08日 | 重力奏法
只今、発表会の曲を選曲中です。

今年は選曲がスムーズに進んでいます。

今春の発表会後にレッスンで弾いてもらう曲を大改革致しました。
これまでは主要テキストを中心に進め、色々な曲をどんどん弾いてもらうことはしてきませんでした。

しかし、海外の先生方の力の入った選曲を聴いてこのままではいかーん!と思いました。
短い曲を複数弾いてもらい、2~3週間で仕上げていきます。
ピアノを教え始めた頃はそのくらいの期間で進めていたはずなのに、いつからかすっかり生徒のペースに任せてしまっておりました。

改革後(というより正常な状態)、宿題が少な目の時は丸になった曲をまた弾いてもらっています。
合格するまでにレッスンが何回かかったかわかるように黄色の丸いシールを貼るようにしました。

宿題は赤いシール、合格は青いシール。
黄色は少ないほど良いのです。
なのに黄色いシールのコレクターと化した生徒もいます。
黄色いシールの意味がよくわかっていなかったようで、黄色は「やり直し」の意味だとはっきりと言いましたら少しショックを受けておりました。

普段のレッスンでタイプの異なる曲を同時に弾くようにしたことで、発表会の曲がどのようなタイプの曲なのか分かってもらえるようになりました。

テクニックもどのような要素があるかを伝えると、レッスンで弾いてきた曲やエチュード、基礎練習(スケール、アルペジォ、転回和音、ブロークンコード)で普段からやっていることだとわかり、長いとか難しそうと思っても挑戦してみよう!と思ってもらえます。

どんな音で弾いてくれるか楽しみです。
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Hangingを伝える

2018年10月06日 | 重力奏法
腕をリラックスさせて腕の重みで弾く。

これを見える形で伝える方法があります。

ジャーン、これです。


これはビヨ~ンと伸びます。


輪っかに腕を入れてダラ~ンと垂らします。(力で押し下げてはいけません)
この状態で弾くと重みで弾くことができます。
多くの人は輪っかに腕を通しても全く伸びない状態で弾いていると思います。

そんな説明をしてイリンカさんのビデオを見てもらうと、とても納得されるようで・・

ロシアンピアノスクール・レガートの「錯覚」を作る 2/8←こちらを検索されると出てくると思います。

私が腕の重みを使って、とやって見せても生徒さんは指を凝視してしまって、「指なんて見ててもわかりませんよ」「腕、見て下さい!!」とか「手首を見て下さい!!」とか言ってもどうもダメで、ゴリン先生の小道具のお猿を付けて見やすいようにしても本当にはわからないようでした。

ところがこの伸びる輪っか(鍵をズボンのベルト通しに付けるヤツです。百均にあります。)でやって見せてイリンカさんのビデオを見てもらうと、とってもよくわかって頂けるようで。

私が信用されていないのか・・

ふんとにもう
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フォルマシオン・ミュジカルもいろいろ

2018年10月02日 | フォルマシオン・ミュジカル
私は子供向けに作られたF.M.テキストを使っています。

フランスで勉強したわけでもなく、講座を受講したわけでもなく、フランスから取り寄せたテキストを生徒と一緒に行っているだけです。

その中でF.M.とはこういうものかと知っていきました。

音の読み、リズム打ち、聴き取りを実際の音楽作品を使って行うものです。
小さな生徒さんにはテキスト著者のオリジナル曲も使われます。

F.M.が従来のソルフェージュと異なることは、必要な音のみ聞こえるのではなくメロディも伴奏も聞こえ、器楽曲、室内楽曲、オーケストラ作品、声楽曲が課題用ではなく音楽として演奏されるそのままの姿で使われるということです。

作品を知るために音楽史や作曲家、作品の背景、楽器、その国のことなども話します。
(知識不足過ぎて情けない自分に遭遇・・)

このようなものがF.M.と認識しておりましたが、指導される方の得意分野によって実は幾分違いがあるようです。

音楽作品を使って楽典の要素をメインにしたもの、リトミックの要素を取り入れ身体を使うもの。

生徒さんの段階によって選択できると思います。
私は幼児から大人の方までの趣味の生徒さん向けでF.M.が行えると良いので今のままかと・・

時間も30分レッスンの中でのやりくりですので、色々はできませぬ。
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