おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2016

2016年05月05日 | コンサート情報
今年のテーマは「la nature」

まさか、この方が出演されるとは・・と驚いて1日だけチケットを購入。

ピアニスト、ピエール=ロラン・エマールです。

曲はメシアンの「鳥のカタログ」。

なるほど・・です。


私は鍵盤が見える位置に座ることが少ないのですが、今回はしっかり見える所に座りました。

エマールは指が強い!
この強さが正確な打鍵と音色の豊かさを生み出しているのか・・
その強さを手首、肘、腕、肩、そして肩甲骨までも使って調整する必要があるくらい強いんだな・・
と思いながら、ジ~ッと見てしまいました。

プログラムの構成には工夫がされていました。
演奏時間帯が正午を挟んでいたので、その時間帯に鳴く鳥のカタログだったようです。


以前、気の迷いからメシアンの曲を譜読みした時に左右の臨時記号が半音ずれている所がたくさんあり、とても覚えにくかった記憶があります。

今回聴いていても、
「あ~、左右で音がずれてるんだな~」
「エマール、すごいな~」
「こんな曲こんなにたくさん弾いちゃうんだな~」
「ただ弾いてるだけじゃなく、完成度がこれまたとてつもなく高いんだな~」
「世界のトップは別世界だな~」

と、チラチラ考えながら森にいる気分で癒されてしまいました。

メシアンも鳥の声と情景や時間帯を音楽にしてしまうとは発想がとてつもないです。

このとてつもない世界の住人に今度生まれてくる時にはなりたいと思ったりします。
現世はおのぼりさんですか・・
いや、ヴァカンスでちょっと近くまで行ったことあります、ですか・・
コメント
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