おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

スポーツしてくれた方が

2023年06月30日 | レッスン

以前から思っておりましたが、スポーツをする子の方がピアノの弾き方を覚えられる、ということ。

これはメソッドを変えてから以前にも増して思うようになりました。

スポーツは腕を大きく使うものが多く、スポーツの経験がある人は「肩甲骨から音を出す」と言うと案外できるのです。


小学校5年生以上でしたら自分の体の認識がはっきりしているはずですので、水泳、野球、バスケットボール、テニス、バドミントンの経験者は感覚が掴めると思います。

バレエを習っている小学生が多いのですが、これはなんとも言えなく、普通でしたらピアノを弾くのにこれ以上有益なものはないと思われるのですが、必ずしも活かされていない気がします。

ん~

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みみをすますで耳を澄ます

2023年06月29日 | 楽譜の話題

初級~中級の生徒さんに「みみをすます」というソルフェージュのテキストを使っています。

「不思議な音の国 下巻」と「みみをすます 2」を併用すると内容がうまく合います。

みみをすます 2 - 音楽之友社

音楽をはじめる子供たちのための、ピアノとソルフェージュの教本。第2巻は、もっこり、へこみ、かいだん(順次進行)、1だんぬかし(3度)などの音型の把握からはじまる。...

音楽之友社

 


不思議下巻を終えるのに時間がかかった生徒さんは、ピアノアドヴェンチャーレッスン&セオリー2Aに進んでいますが、こちらとも合います。

「みみをすます」の存在を知ったのが昨年暮れでしたので、既に不思議下巻を修了した生徒さんにも「みみをすます2」を使っています。


不思議な音の国はその説明がないものの移調された曲が出てきます。
アドヴェンチャーには移調の言葉が出てきます。

これを生徒さんに理解してもらうのが案外難しいのですが、「みみをすます2」に、一本線をあるひとつの音に指定して、その音を別の音にすると移調できるものがあります。



教本と上手くリンクするソルフェージュの本を求めておりましたので、本当に「みみをすます」には助けられています。

それからこのテキストの名前。

毎回レッスンで「みみをすます」からやろうかと言うと、生徒さんも「みみをすます」となぜか言い、音楽は耳を澄まして聴くもの、と確かめている気がします。
気のせいかもしれませんが、言っている内にそう思ってくれたらそれで良いです。

良い名前です。

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肩甲骨から弾く

2023年06月28日 | レッスン

ピアノは肩甲骨から音を出すと、伸びがあって、澄んでいて、広がりのある音が出せます。
特に手が小さい人は、肩甲骨から指を開くと広がります。

こちらの先生の動画、背中から弾くことを熱く訴えていらっしゃいます。




それからもうひとつ、別の先生の動画で、なるほどそういうことだったのか、と思うことがありました。

子供たちに3の指からノンレガートで教えて6年目を迎えましたが、そのメリットを非常に多く実感しております。

今日も引き継ぎの生徒さんで、よく弾けるのですが、どうしても指だけで弾いてしまい音が伸びない生徒さんのレッスンがありました。

指で音が押さえられれば良いというレッスンを受けてきたのだと思います。
引き継いで1年経ちます。
もっと良い音で歌うように弾ける方法があります。しかし、本人は自分の音で満足しているので、弾き方をやってもすぐに元に戻ってしまいます。

手に癖もなく音楽も好きな様子なので、音楽的な演奏ができる生徒さんだと思うのですが、最初に習ったものを変えるのは本人が気付かなければ難しいと感じます。


こちらの先生の動画は今月初めて出合い、3つほど拝見しました。
日本人は逆から教えているというお話。なるほどです。だからメソッドを変えたら生徒さんの音が習い始めでも良くなったのだ、とわかりました。

ピアノは体の使い方を最初のレッスンから教えなければ弾けない楽器だと改めて思いました。




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音を出すタイミング

2023年06月26日 | レッスン

こちらの先生の動画、コロナ禍でレッスンが休講になっていた頃によく拝見しておりました。

久し振りにこちらの動画が出てきましたので、どんなお話だったかなと見てみました。


いつもながら良いお話をされています。


良い音を出すタイミングがあるという内容で、この瞬間に出すと音が飛んでいくということを話されています。

こちらの先生、スパスパ話されるので聞いていてスッキリします。

「この音だったらお猿さんでも猫ちゃんでも、誰でも弾ける。何も考えずに弾くだけなら触っているだけだから、音楽しているわけでも、演奏しているわけでもない」と。


あー、スッキリ


「だからピアノを演奏する皆さんには音を選んで弾いてほしい」と。


まさに


この事を知ってほしくて日々悪戦苦闘してレッスンをしているわけです。
音が良くならないとなにも始まらない。



ただ、子供の場合は親御さんの力が大きく影響します。

練習する楽器が音楽の場合には必要になります。これは必須です。

アコースティックが理想ですが、都心ではそうもいかない例の方が多いです。
今は電子ピアノでも持ってもらえると有難い状況になってきています。

親の自己満足だけで子供にピアノを習わせている例があるからです。
それは今に始まったことではありませんが、楽器は買えなくともレッスン代なら払えるという考えでレッスンを始めてしまうご家庭が以前より増えていると感じます。

子供のレッスンに顔を出すこともなく、音楽に興味を持つでもなくただ通わせている。
だから子供の困惑にも気付かない。
もし、レッスンに毎回付き添って聞いているにも関わらず楽器なしを継続しているとしたら、感性の問題か本当に子供のことを考えていないかです。

仕事があるからレッスンに顔なんて出せない、と言う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、何年もレッスンのある日に仕事があるとは限らず、1~2年に1度でも「今日は仕事が休みだったので、どんな様子か見に来ました」とか、1年に1度は講師にレッスンの状況を直接確かめたいと有給を取って来られる親御さんもいらっしゃいます。

きっとそのようなご家庭は、他の習い事や勉強もお子さんのことをきちんと見ていらっしゃるので、子供が安心して暮らせると思います。


体験レッスンを受けてこれは楽器が必要だと感じられ、しかしすぐに買えない場合にそれを理由に断ることはなかなかできないものです。

そのような時は、「主人に相談して決めます」「子供の気持ちを確かめて決めます」と言ってレッスン開始を見送って良いと思います。

何かを始める、特に音楽のように習得に時間がかかるものは、続けられる環境を作れるか考えて始めた方が良いです。
レッスンに通わせるだけでしたら、何も身に付かずできないことが増えていくばかりです。

そのレッスン代を2年間貯金したら、木製鍵盤の電子ピアノが買えます。
それから始めて良いのではないでしょうか。

趣味でしたらいつから始めても遅くないです。


どんな音で弾くかを知ってもらう以前の段階で頭を悩ませることは、できれば無い方が有難いです。

楽器店はレッスンを始めてもらえれば楽器を購入して頂けるという図式だったかもしれませんが、これからは続けて頂くために楽器の準備ができるかを確認することが必要かもしれません。

もしくは、楽器レンタルのシステムをしっかり作り、楽器購入までの間はレンタルしてもらうとか。


なにが大事か。
それは初めて楽器の演奏を始める人たちに、音楽は人の心を表現するものだと知ってもらうこと。
そしてそれを表現する力を身に付けて行くのがレッスンで、その中で感性を磨き知識を付け、楽しいことも辛いことも経験して行くのです。

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見入ってしまう

2023年06月22日 | コンサート情報

昔、Eテレ(あの頃はまだ教育テレビだったかもしれません)で巨匠たちがピアノのレッスンをする番組がありました。

毎回見るのが楽しみでした。

Youtubeでそれらをまとめているチャンネルがあり、見ることができます。


偶然、ピレシュのレッスンが出てきたので拝見しました。
現在、双子のデュオで活躍中のルーカス君はこの番組で印象に残った生徒さんでした。大きくなった2人を数年前に動画で見た時に、すぐにピレシュのスーパーレッスンの2人だとわかりました。

こちらのモーツァルトのソナタのレッスン、暗譜についての話をされています。
マシンガンのように練習してもちょっとした変化が生じると、役に立たなくなってしまう。それは偽の練習だから、と。

その他にも細かいところを指摘されています。
モーツァルトの音楽を表現するには、耳の良さと指先の感覚の良さが必要だとつくづく思います。

ほしいです。その2つほしい。



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誰でもできる、ある程度の音楽的な表現

2023年06月18日 | 重力奏法

「不思議な音の国」の著者、イリーナ・ゴリンさんは、誰でもある程度の音楽的な演奏は可能である、と仰っています。

この言葉を聞いた時は、これまでたくさんの子供たちのレッスンをしてきて、そうとは言い切れないと思いました。


しかし、今はその意味が理解できます。
出来る出来ないはあるので、誰でもとは私の場合は言い切れませんが、そういう意味かということはわかります。


「不思議な音の国 下巻」では様々なアーティキュレーションの発音法を覚えます。

一般的な教本ではここまで細かな音のニュアンスは求められていません。
つなげて弾いたり、切って弾いたりすれば良しという進め方になり、正直な所はやくブルグミュラーやソナチネまで進んでくれると、感情的なものと結び付けて音のニュアンスを作り出すことができるので、とにかく速く進んでほしいということになります。

だから、速く進む生徒さんは表現力が付いて行き、そうではない生徒さんは音楽的な表現からは遠いところに漂流することになります。



”誰でもある程度は音楽的な表現ができる”、これは感情的なものと結びつかなくとも出来てしまうということでもあります。

そうならないために、「不思議な音の国」の曲は楽しい気分の曲だけではなく、悲しい曲も多いですし、美しい曲もたくさんあります。
習い始めに短調の曲が一番多い教本かもしれません。


さて、他で習っていて移動してきた生徒さんの場合。
本人と親御さんが、美しい音で弾けるようになりたい、ピアノの弾き方をきちんと習いたいという理由で講師を変えられたのであれば、音楽的な表現ができる技術を身に付けることが出来ます。

音が自分で読める生徒さんでしたら、「不思議な音の国 下巻」を使う必要はありません。
「はじめの一歩」でも良いかもしれませんが、音を作り出す技術に特化したグネーシナの「ピアノのABC」が良いです。





このテキストを使い始めた小学5年生の生徒さんがいますが、ノンレガート、メゾスタッカート、スタッカート、テヌートの弾き方が既に最初の2曲でできます。

生徒さん用に購入しておいたものがあるので現在の4分の1の価格でお渡し出来ましたが、今取り寄せるとこれもたいへんな額になります・・
The Piano Abc Gnesina - AbeBooks

実は、製本する必要がありますが、ダウンロードできます。
きちんと楽譜になったものの方が大切に扱ってくれますが、円安の現在こちらで凌ぐことは出来ます。
ダウンロード→фортепиано азбука PDF

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何事かと思ったら

2023年06月17日 | コンサート情報

昨夜、突如としてこのブログのある記事が多くの方に読まれ、何事かと思いましたら、Eテレのドキュランドへようこそという番組で、ジョージアのツォトネ・ゼジニジ君のドキュメンタリーが放送されたようでした。

私は放送があることを知りませんでしたので、NHKプラスの見逃し配信で見ました。

見ていて、子供の目から見る大人たちはどう映っているのだろうと思いました。
モーツァルトが見えていた世界となにか通じるものがありそうな気もしながら・・

本番当日のリハーサルで弾きたくないと言ったり、誰も満足していないと言ったり、既にただ好きで弾いているところを越えていることが窺えます。
しかし、日常では子供らしさも残していて複雑。かといって、大人が求める子供っぽさは頑として受け入れない。

大人の方が見透かされている気がします。
ただ、師であり育ててもいるおばあ様が本物の音楽家でチヤホヤしていないので、ツォトネ君は大丈夫だろうと思わせてくれます。

「無調の輝き 現代音楽に魅せられた少年」 - ドキュランドへようこそ

「無調の輝き 現代音楽に魅せられた少年」 - ドキュランドへようこそ

あどけない少年ながらショスタコーヴィチなどの現代ピアノ曲を弾きこなし、自身で作曲もするツォトネ・ゼジ二ゼは10歳。ジョージアで祖母と妹と暮らす少年音楽家の日常。...

「無調の輝き 現代音楽に魅せられた少年」

 


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うわっ、とても使えない

2023年06月12日 | 楽譜の話題

あの赤いクマさんの楽譜。

Die Russische Klavierschule (ロシアンピアノスクール)



先週見た時に大きく値上がりしていて驚きましたが、今週は更に上がり4640円

これに送料が入ると4890円。

私が高校生の時に買ったベートーヴェンのヘンレ版のソナタが確か6000円でした。
この時も外国の楽譜はなんて高いんだと驚きましたが、あの分厚さですし一生使いますし必要なものでした。


しかし、赤いクマさん。
内容は申し分ありませんが、趣味の生徒さんにこの値段ではおすすめできません··

先週3800円くらいだった時に、そのようなことになっているとは知らずにおすすめしてご購入頂いたのですが、まだその時で良かったほどです。


ユーロは現在149円台後半。


ヘンレ版ベートーヴェンは運指ありで42.50€

赤いクマさんは、21.90€
子供用の教本としては妥当なお値段で、これまで買った子供用テキストと比べても安い方です。

ユーロ高の影響です。
これがいつまで続くのだろうとちょっと調べてみましたら、日銀の政策修正次第のような。

2023年後半に向けて130~142円台で推移する予想が野村證券や三菱UFJ から出ているようで。
イギリスがユーロ圏から離脱することが決まった時は110円台だったようです。

今は8年半振りのユーロ高だそうで。


赤いクマさんの楽譜が良いのは、短くて質の良い曲が選ばれているのと、少しずつ難易度が上がるので、この楽譜を使える生徒さんでしたらやり抜くことができるからです。

日本の質の良い曲集は難しいものが多く、挫折感を味わわせてしまう可能性があり悩めるところです。


ちょうど良い加減の楽譜を見つけるのはたいへんです。
ユーロ高よ、収まってほしい !

輸入版が必要な学生さんは今、楽譜が高くてたいへんな思いをしていますね。
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コンサートは変わって行くのかな

2023年06月10日 | コンサート情報

今日はオペラシティにコンサートを聴きに行きました。

サントリーホールでは阪田さんのプロコの2番が同じ時間にあり、どちらにしようか迷いながら、生で聴いたことのないピアニストのかたを選びました。


お話を交えながらの進行でした。
演奏者の声が聞けるだけでも場が和みます。お話の内容はご本人次第ですが、個人的には曲間のトークはいらないかな、でした。

阪田さんはよくプレトークをされますが、曲に関するお話が主で、演奏を聴きながら参考になる話をして下さいます。
鈴木雅明さんは、前半と後半の最初に曲についてお話をしてくださいましたが、これも聴いていて参考になりました。


どのようなコンサートにしたいかは色々あって良いと思いますが、音楽に集中できる流れの方が嬉しいかな、と思います。


今日のピアニストさん、音が複雑なものをとてもスッキリと整理して構成させる力をお持ちで、それが聴きたくて行きました。

クライバーンで演奏されたイスラメイを聴いた時に、初めてこの曲が面白いと思わせてくれました。舞曲感と音の美しさが気に入りました。

今日のプログラムの後半は、彼のそのような力が発揮できる作品でやはり上手かった。
アンコールにイスラメイも弾いてくださり、生で聴かせてもらい嬉しかったです。

前半は一人の作曲家のみの曲目でしたが、内面の深さを表現するのはこれからだなという印象。


最近の流行りなのか、それを良しとしているのか、左足でステージの床をバンと蹴り音を出すのは邪魔だったな、と思いました。打楽器的効果音を入れているのか?と意味不明でした。

時代の流れでそれまでなかったことが見受けられますが、落ち着いた気持ちで音楽を楽しみたい、と昔の人である私は思うのでした。

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上原彩子&松田華音 デュオリサイタル 2023/6/7

2023年06月08日 | コンサート情報

上原さんと松田さんのオールラフマニノフのコンサート。

堪能しました。楽しかったです。



ロシアと縁のあるお二人の演奏。
期待を裏切ることなく、聴き応えがありました。


松田さんのソロから始まったプログラム。

芯のある音と神業的な軽やかなタッチ。ロシアで勉強した人だなぁ、と感心。
最初のリラの花は、ライラックの香りが感じられるようなかぐわしさ。
ラフマニノフの世界に優しく連れて行ってくださいました。流石!


2台ピアノで上原さん登場。

濃厚で重量感のある音とどっしりとした音楽。
スケールが大きい!

うわっ、流石チャイコンの唯一の女性優勝者。

彼女の音楽の大きさには魅せられます。ズシリとした音とスケールの大きさはラフマニノフにピッタリ。
細やかさもあり、何層にもなって聞こえるので、音がサラウンドになって聞こえてくるのが彼女の凄さ


松田さんの臆することなく進む強さと、上原さんのどっしりとした雄大さがロシア音楽の魅力を生み出していました。


アンコールは組曲第1番の「涙」と「復活祭」

始まった途端「久し振りに聴くな、この曲なんだったかな・・ あっ、涙だ」と思い出し、お二人とも思う所がたくさんあるだろうなと思いながら、その音楽にじわりと泣けてきました。


聴きに行って良かったです。
最初から最後まで堪能しました。日本にこんなに素晴らしいピアニストがいてくれて嬉しい。聴く機会が多く持てるので。

他の作曲家もお二人の演奏で是非聴いてみたいです。

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高価な楽譜になって・・

2023年06月06日 | 楽譜の話題

初級の生徒さんに重宝しているこちらの楽譜。



この1冊で初級の時に弾いてほしい曲が足りて、しかもエチュードも良い具合にあり、なんと言っても音楽的な作品が選ばれていることで安心して使えます。

バロックから現代の作品まであり、強いて言えばBand1はロマン派の作品は少ないので、その分を他の楽譜から選んで織り交ぜていけば十分だと思います。


久し振りにこちらの楽譜を使いたい生徒さんがいたので、アマゾンを見てみましたら、金額の高さにビックリ

昨年10月にご購入いただいた生徒さんの時は、2600~2800円くらいだったと思いますが、現在は4127円。


円安とは言え、それにしても高い・・

これに代わる楽譜を探さないといけなさそうです。
ショック

値段は変動しますが、こんなことになっています。
https://amzn.to/3GnFqV2

Band1~3までまとめて買うと、今は¥12389。
5年前は¥8600くらいでした。

こわい

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本人とご家族が諦めなければ

2023年06月05日 | レッスン

発表会から2カ月が経ち、その時に弾いた曲を今も時々弾いているという生徒さんの演奏を録画してみました。

偉いものです。
弾いたらお終いではなく、忘れないように弾き続けてくれているとは。


こちらの生徒さんは、小学1年生になる頃に他の先生から引き継ぎました。
引き継いだ時には既に手がガチガチで、手を持って一緒に弾いても全く力が抜けませんでした。

「不思議な音の国 下巻」が終わっても変わらず、無理かもしれないと思うようになりました。

本人もできないので時々泣いていましたし、気の毒に思い私も力みのことはあまり言わなくなりました。指で押し付けて弾く音が気になって仕方ありませんでしたが・・

ただ、お母様が「この子はピアノに向いていないようだけど、好きなようなので続けさせる」と仰いました。


小学5年生になりました。
ここまで力みが取れるとは想像しておりませんでした。身体の余計な動きが気になる時はありますが、指も腕も固まっていた頃と比べたら別人です。

習う本人がピアノが弾けるようになりたいと思い、ご家族がそれを静かに応援する気持ちがあれば、困難に思えたことでも乗り越えていけると、こちらの生徒さんを見ていると思います。

2曲のダイジェストです。


こちらの生徒さんはご両親とも中国の方です。
つい昨日も、他の楽器店をやめて移られてきた新しい生徒さんのお母様が中国の方なのですが、辞めた理由をお話して下さいました。

弾き方に関して何も教えてくれない。本を使わずアニメの曲をコピーの楽譜で弾いているだけだ。綺麗な音でピアノが弾けるように本をちゃんと使ってほしい、と頼んだけれどそうしてくれなかった。趣味でも美しい音でピアノが弾けるようになってほしい。音楽のことも勉強させてほしい、と。

生徒さんの演奏を聴かせて頂きましたが、弾けないのでそうしているという演奏ではありませんでした。

アニメの曲は年に2曲くらいしか弾けないかもしれないけれど、それでも良いか本人に確かめましたら、それで良いということでした。

私は中国の親御さんの方が常識が通じると感じることがよくあります。
以前は、結構勝手に会則を無視される方が多かったのですが、現在はそのようなことは全くと言って良いほどありません。

そして、趣味の習い事でも学ぼうとされています。
お飾りでピアノを習ったことがあります、で終わらせるつもりで習っていらっしゃらないと感じます。残るものがほしいと。

それが本来の姿だろうと思います。

講師としては望むものには応えたいと思います。
中国の方とは逆パターンの場合は、どこまで合わせられるかですが、それは私が考えている最低ラインがあるので、そこを越えるものは受け入れられなくなります。

芸術は習った本人だけではなく、次の世代に必ず受け継がれます。
どんなに汚い音だろうが鳴らない音だろうが、両手で知っている曲が弾ければピアノが弾ける、ではないと思います。

間違った認識が常識になることを続けていてはいけないのです。
守るべきものは守る責任がある、と思います。
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作曲家を知ろう!グリーグ

2023年06月01日 | 作曲家を知ろうシリーズ

今月、生徒さんに聴いてもらう作曲家はグリーグ。

このところ作曲家の名前を聞いても「知らない」という反応の生徒さんが多いのですが、曲を聴くと「あ~、知ってる」「聴いたことある」という作曲家が続いております。

グリーグも皆「知らん」、という反応。


でも曲を聴くと絶対に知っているハズ!

聴いたことがなくとも「おもしろい!」と思う曲があるはずです。


北欧の作曲家はシベリウスに続き二人目です。
地図の勉強も今回は少ししてもらいます。

紙を渡した時に地図を見て、「フィヨルド?岩手のリアス式みたいな?」と言っていた小5の生徒さんがいました。

フィヨルドは氷河に削られてできたものなので別物ですが、パッとリアス式海岸が出てくるなんて偉いものです。


「北欧ってどこにあるの?日本の上?」と言った生徒さんもいました。
「斜め上」と左上の方に手を向けて説明しましたら、「北西?」と言った生徒さんもいました。


具体的に考えたり、想像したり。
みんな成長してます

グリーグ | Composer Sakkyokuka

Composer Sakkyokuka

 




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