おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ゴリン先生 選曲

2017年12月28日 | 不思議な音の国
ゴリン先生が小さな生徒さんたちに弾かせている曲はどれも質の良い曲です。

私は発表会は生徒たちに選曲を任せておりますが、普段はバロックから現代までの小品を初級の生徒に弾いてもらっています。

生徒に選曲を任せると<知っている曲>を当然のことながら選んできますので、大抵はディズニー、ジブリ、アニメ主題歌になります。

しかし、多くの場合この傾向が長年続くことはありません。
時機に「外国の有名なピアノの人が作った曲」が弾きたいと言い出します。
クラシックの作曲家が作った作品ということです。
待ってましたです。

ゴリン先生の動画を拝見しておりましたら知らない曲が結構ありまして、子供に弾いてもらいたい曲がまだまだ存在することを知りました。

H. Pachulsky. Prelude in c minor


Martha Mier. Indian Serenade


P. E. Bach. "Rondo-Espressivo"


Eugenie Rocherolle. Let's Boogie


歌う曲、短調の曲が多くありました。
音楽を理解して演奏するものを早くから弾けるようにしたいと思いました。

私の生徒は、ゆっくりなテンポで暗い曲はあまり弾きたがらないのでこれは指導に問題あり!です。
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ゴリン先生の花の4人組

2017年12月22日 | コンサート情報
ゴリン先生のマジックで育てられた4人の生徒さん。
14~16歳です。

ゴリン先生は、幼い時から連弾や2台の経験を生徒さんたちにさせていらっしゃるので4人の息もピッタリです。

この楽しいパフォーマンスを見ると、一音も見逃さないゴリン先生のレッスンが音楽を楽しむためのものであることが生徒さんにちゃんと伝わっているのが分かります。

Lavignac. Galop-Marche (1 piano 8 hands)
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本態性振戦による手の震え

2017年12月22日 | 緊張について
緊張すると演奏に支障が出るほど手が震えるようになってしまったので、5年前から演奏前に震えを止める薬を飲んでいます。

手品師の方も手が震えると困るので飲んでいらっしゃる方がいるそうです。

この薬のおかげで本当に助かっておりますが、実は先月全く効きませんでした。

こんなことは初めてでした。

なぜだろうと久し振りに気持ちを引きずりました。

原因が思い当たらなかったのですが、最近になりふと気になることが思い出され調べてみましたらわかりました。

ここ数カ月、毎日のように頭痛があり鎮痛剤を飲んでおります。
いい加減飲みすぎたようで、胃の調子もおかしくなってきまして鎮痛剤の事を調べてみました。

痛みのメカニズムには血管を拡張させる作用があるそうで、鎮痛剤はその血管を収縮させる働きがあるのだそうです。

震えを止める薬は逆に血管を拡張させて心拍を抑え血圧を下げます。

鎮痛剤を飲むことで血管が拡張できなかったので薬の効果が全く表れなかったと言ってよさそうです。

本態性振戦の薬の「飲み合わせ」の注意の所に、
『鎮痛薬との併用により、降圧作用が弱まる可能性があります。』としっかりありました・・

筋肉の緊張によっておこる緊張型頭痛(血管が収縮する)には、血管を収縮させないロキソニンが効くそうで、胃腸の負担も少ないそうです。

鎮痛剤なら何でも良いのかと思っていたので今回のことで勉強になりました・・
ちなみに片頭痛は血管が拡張することで起きる頭痛とのことです。
なので血管を収縮させる方の薬を飲まなければ効果がないわけです。

偶然にも先週、教室のスタッフの方と頭痛の話になり、入浴すると良くなる頭痛、痛みが増す頭痛があると聞いていました。
調べてみてその意味を理解しました。

本態性振戦ではなくとも本番前の鎮痛剤には注意です。

追記:
アラウが自宅にホロヴィッツ、ルービンシュタイン、ゼルキンを招いたときに彼らの間でもっぱら話題になったのは「ステージに上がる前にどんな薬を飲むか」だったそうです。(青柳いづみこさんのヴィンテージ·ピアニストの魅力にこの記事があります)

アレキサンダーテクニークの古屋先生は「演奏振戦は神経内科に行って薬もらえば済む」とあっさりおっしゃていました。


アロチノロール:(アルマール)
私は本態性振戦も診られる内科の先生の所で薬を出して頂いています。
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深い打鍵にジェロ(スライム)

2017年12月21日 | 重力奏法
ゴリン先生のレッスン動画で紹介されている「深い打鍵」の感覚を知ることのできるジェロ。

スライムの事ですが、使用していた大きなスライムがすぐにデロ~ンになり、使いにくくなってきたので新たにスライムを調達しました。

ふらりと立ち寄った百均にありました。
しかも少し硬めで指を離すときにもくっつく感じがあり、望んでいたジェロです。

この硬さがあると指を埋め込む時にゆっくりと押し下げていくことができます。
指を抜く時も手首から手を持ち上げていくと、最後に指がくっつく感じで離れてくれます。

使えます!


初めてこれを見た生徒たちは、「ゼリー??」と不安げにつぶやきます。
言われてみるとゼリーに見えます・・
でも手は全くベタつきません。



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ゴリン先生 クリスマスコンサート

2017年12月18日 | 不思議な音の国
ゴリン先生の生徒さんたちのクリスマスコンサート。
アットホームで、音楽をみんな楽しんでいるのが伝わってきます。

ゴリン先生のレッスン動画を夜な夜な拝見しておりますが、いつも一音たりとも見逃さず必ず直されています。

生徒さんの演奏を聴いてこれまた必ずと言ってよいほど、「Good」「Beautiful」「Nice」などと褒めています。
そして手の形、指先、音の出し方を習い始めの生徒さんに何度も何度も教えて行かれます。
レッスンで良くなっていくと「Good job」「Good boy」「Good girl」「Excellent」とニッコリ。

姿勢が崩れていることも見逃しません。
何度でもその度に腰や背中をまっすぐにさせ、足をフラットに置くようにおっしゃっています。

それから生徒さんによく話しかけています。
「何色の花が好き?」「これステキよね」「何色のリンゴが好き?」「どの鉛筆にする?」「これ好き?」「気に入った?」

Gorin Piano Studio Christmas Extravaganza 2015
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ゴリン先生の根気

2017年12月15日 | 不思議な音の国
話を素直に聴くことは大事です。

Phillip Lullaby Working on a musical composition with transferred student

ふぅ~っ
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ゴリン先生の小道具 便利!黒丸

2017年12月14日 | 不思議な音の国
リズムを覚えるための黒丸と白丸。


この黒丸が結構便利です。

ミッキーマウスマーチを練習中の4歳の生徒がいます。
とてもまじめに練習をしてきてくれます。

この曲は8分の6拍子です。

フォルマシオン・ミュジカルの方法で6拍子ではありますが、伸ばす数で数えてもらい練習を始めました。

123123 121121など。

6拍続けて伸ばすものは123456です。

これでゆっくりなテンポでも正確な長さで弾けるようになりました。
さぁ、今度は1小節を付点4分音符を1拍として大きな2拍子で数えられるようにとやり始めました。

ところが、特に123456と数えていた所が大きな12にならず、6まできっちり数えてしまいます。

「ポーン ポーン」って言いながら伸ばしてごらんと言ってみましたがダメでした・・

123456がしみつくまでお家で練習してきてくれたので簡単に変えられません。

1週目はお家でも「ポーン ポーン」って言いながらやってごらんで終え、
2週目も変わっていなかったので「またここで一緒にポーンポーンってやってみようね」で終わりました。

そして今週3週目になり、やはり123456に縛られていたので、「黒丸」を試してみました。

「黒丸」を2個置いて、メロディを歌いながら2つの「黒丸」を交互に左手右手で指差してもらいました。

初めは「ド―ド」と一緒に左の丸・右の丸と手が動いてしまいました。
左の丸に「ド―ド」まで入れるのと話し、楽譜にも1小節に大きな丸を2つずつ書きました。
そうしましたら理解できたようで、2回ですっかりマスターしました。

6拍伸ばすところは、黒丸3枚を1枚の黒丸に重ね、この1つの丸の中に3枚入ってるのと話しましたらこれも意味が分かったようでした。

拍を手に持つことができる「黒丸」なのです。ミラクル!

テンポが不安定な生徒には「黒丸がここがくっついて、ここが離れてるよ」と説明するのに使っています。

「12拍目が速くて23拍目が遅いよ」という具合に。
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ピエール=ロラン・エマール リサイタル 2017年12月6日

2017年12月07日 | コンサート情報
煌びやかな音。

宇宙にいるようでした。

ピアニストのエマールのリサイタルに行ってまいりました。

プログラムはメシアン『幼子イエスにそそぐ20のまなざし(全曲)』です。

次第に、「誕生」「祝福」「滅び」「再生」「破壊」「混乱」「和解」「平穏」「神秘」
といった言葉が頭の中に浮かんできました。

宇宙よりも高きところから人類の歴史を見ているようでした。

この曲を全曲通して聴くのは初めてでしたので、最後はどう終わるのか、「黙示録」的な終わりを迎えるのかとジッとその時を待っておりました。

最後はメシアンは「黙示録」でもなく自身の「希望」でもなく、「未知」な感じで曲を終えています。人類はいかなる選択をするかと、大きなものを投げかけられたような。
私にはそのように聴こえただけですので本当のところはわかりませんが・・

前半55分 休憩20分 後半65分の長いプログラムですが、休憩がなくともよかったくらい集中して聴けました。

エマール自身、この曲を全曲演奏するのは年に2~3回しかないそうです。
会場となったオペラシティコンサートホールは天井が高く大聖堂を思わせるということで、日本では初めて全曲演奏に挑んだということです。

最後から3曲目の終わり辺りで高音の弦が「パツン」と切れた音が・・
演奏はそのまま動じることなく続けられましたが、その音が出てくる度に私の方がドキドキしてしまいました。
それで少しだけ私の集中力が途切れてしまい、自分自身に残念な思いが・・

メシアンの演奏を聴いてエマールの本当の凄さを知ったリサイタルでした。

ちなみに、エマールの現代曲のみのプログラム時の客層。
男性が多い
一癖二癖ありそうな人が多い
年齢層が高い
女性はほぼ一人できている
休憩中のWCは1ミリも行列にならない(それだけ女性客が少ない)

私もこの中の1人なわけで

追記:
エマールは「知性派」「クール」などと言われておりますが、ユーモアのある方で、Facebookの投稿でも「プッ」と笑わせてくれています。
KAJIMOTOのTwitterに来日したエマールの動画があるのですが、洗剤のエマールを片手に翌日演奏するシューベルトのソナタについて語っております。
探してみて下さい。
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ゴリン先生のセカンドレッスン

2017年12月06日 | 不思議な音の国
ゴリン先生のセカンドレッスン。

音の高低の聴き取り、姿勢、呼吸、ピアノを弾く手の形、指先、黒鍵の数(2つ、3つ)をレッスンしていらっしゃいます。

この男の子のレッスン、ピアノの先生でしたら「あるな~」と思わず笑ってしまいます。
黒鍵の数の最後の顔・・


Tales of a Musical Journey. Book 1. 2nd lesson
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ゴリン先生の態度

2017年12月02日 | 不思議な音の国
この光景は保護者の方がレッスン室に一緒に入られる時に見られことがあります。

レッスン中に保護者の方がお子さんに度々声を掛けると、子供はすぐに親を頼ってしまい何度も後ろを振り向きます。

Just a regular piano lesson with Ms. 5 y.o.

ゴリン先生、お母様になんとおっしゃたのかよく聴き取れませんが、
「レッスンでは彼女の世話はしなくていいの。ここでは彼女の事は私がやることだから」というようなことをおっしゃっていると思います。 
子供には「マミーの方は見ないで。マミーはお家にいる時にあなたを助けてくれるの。ここでは私を見て、わからないことは私に訊いて。いい?」
とおっしゃっていると思います。

その場でスッと言えるのは流石です。
これも勇気を出して見習わなければ・・です。
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