あの揺らして指先に重さが掛かるのを確かめる方法。
結構、使えています。
揺らすことが目的ではなく、重さが指先に感じられることが
目的です。
なので、大きく揺らす人は目的を間違えています。
最初に試した大人の方が、重さが感じられないと
仰っていましたが、大きく揺らしていた気がします・・
今度のレッスンでもう一度試してみようと思います。
さて、鍵盤に重さが掛かる感覚を掴んだとしても、
それを持続できるかは集中力次第かもしれません。
4音目にはもうどうでもよくなっている人がいるかと思えば、
終始注意深く弾く人もいます。
子どもの集中力はまだ短いのは当然ですが、
持続具合いを見ると、
音楽が好きとか、ピアノが好きとか、
耳が良いとか、手に恵まれているとか、
そのようなもの以外に習得に差が出るのは
わかるなぁ、と思いました。
ちょっと教える自分との闘いになってきそうで、
手を緩めた方が自分は楽になれます。
そこをどうしようかと、ふと考えてしまいました。
子どもでも大人でも、趣味で楽しみたいだけの生徒さんに
どこまで要求し続けるか、最初の志が揺らいできそうです。
揺らしていたら、揺らいできた・・

イリーナ先生が仰った
「絶対に諦めてはいけません」
の意味を、こういうことでもあったのかと
思っています。
ただ一つ言えるのは、
やめてしまったらあの希望を持てない日々が
また繰り返されることが待っています。
生徒さんにどのくらい役立っているのか、
ただの独り相撲でしかないのか、
求められていないのに
押し付けてはいまいか、
気になるところです。