goo blog サービス終了のお知らせ 

おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

揺らしてみて、使える!

2025年04月16日 | 重力奏法

鍵盤に指を置いたまま揺らして、重さが鍵盤に載るのを確かめる方法。


今日は小3の生徒さん2人、大人の生徒さん2人に試してみました。


今日の生徒さんは成功!


指先をしっかりさせて、揺らしてみてと言いました。

特に大人のかたは、こんな単純な方法でわかるとは思いもしなかった、と。

ご自分で曲の色々な場所で、確かめられていました。


ドビュッシーの版画の「塔」を弾いている生徒さんに、沈める寺のような感じの所で最初に試してみましたら、荘厳な音になりました。


ドビュッシーの音楽はいくつも層になっているのが特徴です。

それを強弱だけで作ろうとされていたので、重さを右と左で変えてみてはどうか、とやってみました。


そうしましたら、一気に奥行きが生まれました。


私自身も自分の練習でこの方法を使ってみましたら、重さを使っているつもりでも、あと5mm位深く弾けた感覚がありました。

足りていなかったなと。

本当に深く弾けると、軽く弾くことが容易になります。
(以前と比べてです。)


もう新しい曲を譜読みする記憶力がないので、昔弾いた曲を引っ張り出して練習をする日々ですが、40年前に弾いた曲だろうが、35年間弾き続けている曲だろうが、

「こうやって弾くのか」とやっと弾き方がわかる瞬間があったり、音が変わると表現も変わるので、同じ曲でも今の方がずっと楽しく弾いています。


本当に音楽は尽きることがなく、面白い!

コメント    この記事についてブログを書く
« 揺らしてみて | トップ | ブログの引っ越し »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

重力奏法」カテゴリの最新記事