2月3月と発表会がありました。
主に途中で奏法を変えた生徒さんたちが参加した会となりました。
私は楽器店で教えており、発表会の日程振り分けは楽器店の方が行うのですが、今回は偶然にも以前から教えている生徒さんたちの発表会が2、3月に行われました。
初めからロシアンメソッドといわれているもの、そして「不思議な音の国」でレッスンを受けている生徒さんたちの発表会は4月下旬にあります。
さてさて、発表会が終わった生徒さんたち。
これまでと違います。
今までは、終わると「このままではいかん!」と奮起し始める私とは正反対に生徒たちは、だらけムード・・
ところが今年は違います。
皆、張り切っています!
宿題もちゃんとしてきます。
新しい曲に進むのが楽しみな様子。
あれ?・・
私の方が戸惑っています。
弾けるようになると楽しくなるのです。
自信がついてくると張り切るのです。
但しこれは奏法を変え、「不思議な音の国」でもう一度やり直した生徒たちです。
「はじめの一歩」から「不思議」に変えた生徒、「はじめの一歩」のままの生徒もいます。
「はじめの一歩」は私の場合は小さな生徒さんには集中力が持たなかったので、小学2年生以下の生徒さんは「不思議」に変えました。
「不思議」修了後は「はじめの一歩」の2巻以降を使うことは考えています。
体験レッスンの保護者の方のご希望によくある「楽しくレッスンしてほしい」
これは「優しく接する」「好きな曲を弾いてもらう」「知っている曲を弾く」などというその場その場の一時しのぎのようなレッスンを続けなくとも、本当に楽しくなるレッスンができれば講師が無理をしなくとも実現できるのです。
誰だって美しい音で演奏できれば本人も楽しくなってきます。
色々な曲を弾きたくなってきます。
ロシアンメソッドは一音を見逃さずに付き合わなくてはなりません。
満足いくまでできなくともこの位できたら進んでまた戻ってやってみる、という進め方を私はしています。
私だけではなくそのように進められている先生はこのメソッドの場合多いと思います。
私がこのメソッドのことを聞いたのは4~5年前だったと思います。
「3」の指でノンレガートで始めると。
それを聞いた時になぜその必要があるのかと、そんな方法ではなくとも腕の向きを音の動きに合わせていけばレガートはできると思いました。
しかしその方法はガチガチ、ガンガンした音にはなりませんがピアノの鳴りが弱く、大きくなれば音は出せると思っておりましたが高校生になっても思ったほど音は鳴らないという現象を生み出しておりました。
練習量の問題ではないものが存在すると思いました。
それが2015年のチャイコフスキーコンクールのあとロシアの子供たちの動画を見るようになりその音の美しさと音楽性に驚嘆いたしました。
5歳くらいのお子さんでもピアノの音が鳴り、どう弾きたいかという気持ちが伝わる演奏でした。
これは年齢や体格の問題ではないと思いました。
そこから「ロシアンメソッド」といわれているものを調べるようになりました。
ある日、講師をしている私の生徒さんが「カエルを手首にのせてそれを飛ばしてスタッカートを教えている動画がある」と教えてくれました。
「russian method」「russia」「staccato」「staccato frog」と入力して探しましたが見つからず、3日目くらいに突然日本語で「スタッカート」という表記で蛙を飛ばす動画が現れました。
見るとこれのことだなとわかりました。
しかし「なぜ日本語?」と思いました。
レッスンをされているのは外国の先生で英語でレッスンをされています、
日本で外国人にレッスンされているのか・・・
ん~
なぞ・・なぞ・・
その先生の他のレッスンも拝見しましたらどれも素晴らしく一体どなた?
と調べましたら、イリーナ・ゴリン先生という方。
オリジナルの教本も作られていてしかも日本語版が存在すると知り、動画を見始めて2か月後に教本を注文しました。
見慣れない作りでこれを生徒に使うには私自身に勇気がいると思いました。
なのですぐには使えませんでした。
それから4か月後、今時こんな弾き方を教わっているのかと驚く生徒さんが他の教室から移ってきました。
ハイフィンガー、一音一音押し付けて弾く。
見ているこちらがつらくなりました。
これは「不思議な音の国」を試すべきだと思いました。
どのような奏法を身に付けるためのものかを保護者の方に話し、保護者の方も今の弾き方では毎日たくさん練習しないと弾けない、何かおかしいと思っていたとのことでした。
その生徒さんの1年後です。Let's Boogie!
というわけで、今20人の生徒さんに「不思議な音の国」を使っている私ですがロシアンメソッドとの出会いも「不思議な音の国」の出会いもこのようなものでした。
良いと言われてすぐに試せる先生は多くないと思います。
生徒さんや保護者の方に受け入れていただけるかという不安もあると思いますし、ご自分が習ってこなかったメソッドで教えるなんてできないしわからない、と思われる先生の方が多いと思います。
一部の生徒さんしか上達しないこれまでのメソッドとは違います。
思い切って、そして始めたら根気強くレッスンしてみて下さい。
イリーナ先生がおっしゃっていた「絶対にあきらめてはいけません」の言葉はいつも私を励ましています。
主に途中で奏法を変えた生徒さんたちが参加した会となりました。
私は楽器店で教えており、発表会の日程振り分けは楽器店の方が行うのですが、今回は偶然にも以前から教えている生徒さんたちの発表会が2、3月に行われました。
初めからロシアンメソッドといわれているもの、そして「不思議な音の国」でレッスンを受けている生徒さんたちの発表会は4月下旬にあります。
さてさて、発表会が終わった生徒さんたち。
これまでと違います。
今までは、終わると「このままではいかん!」と奮起し始める私とは正反対に生徒たちは、だらけムード・・
ところが今年は違います。
皆、張り切っています!
宿題もちゃんとしてきます。
新しい曲に進むのが楽しみな様子。
あれ?・・
私の方が戸惑っています。
弾けるようになると楽しくなるのです。
自信がついてくると張り切るのです。
但しこれは奏法を変え、「不思議な音の国」でもう一度やり直した生徒たちです。
「はじめの一歩」から「不思議」に変えた生徒、「はじめの一歩」のままの生徒もいます。
「はじめの一歩」は私の場合は小さな生徒さんには集中力が持たなかったので、小学2年生以下の生徒さんは「不思議」に変えました。
「不思議」修了後は「はじめの一歩」の2巻以降を使うことは考えています。
体験レッスンの保護者の方のご希望によくある「楽しくレッスンしてほしい」
これは「優しく接する」「好きな曲を弾いてもらう」「知っている曲を弾く」などというその場その場の一時しのぎのようなレッスンを続けなくとも、本当に楽しくなるレッスンができれば講師が無理をしなくとも実現できるのです。
誰だって美しい音で演奏できれば本人も楽しくなってきます。
色々な曲を弾きたくなってきます。
ロシアンメソッドは一音を見逃さずに付き合わなくてはなりません。
満足いくまでできなくともこの位できたら進んでまた戻ってやってみる、という進め方を私はしています。
私だけではなくそのように進められている先生はこのメソッドの場合多いと思います。
私がこのメソッドのことを聞いたのは4~5年前だったと思います。
「3」の指でノンレガートで始めると。
それを聞いた時になぜその必要があるのかと、そんな方法ではなくとも腕の向きを音の動きに合わせていけばレガートはできると思いました。
しかしその方法はガチガチ、ガンガンした音にはなりませんがピアノの鳴りが弱く、大きくなれば音は出せると思っておりましたが高校生になっても思ったほど音は鳴らないという現象を生み出しておりました。
練習量の問題ではないものが存在すると思いました。
それが2015年のチャイコフスキーコンクールのあとロシアの子供たちの動画を見るようになりその音の美しさと音楽性に驚嘆いたしました。
5歳くらいのお子さんでもピアノの音が鳴り、どう弾きたいかという気持ちが伝わる演奏でした。
これは年齢や体格の問題ではないと思いました。
そこから「ロシアンメソッド」といわれているものを調べるようになりました。
ある日、講師をしている私の生徒さんが「カエルを手首にのせてそれを飛ばしてスタッカートを教えている動画がある」と教えてくれました。
「russian method」「russia」「staccato」「staccato frog」と入力して探しましたが見つからず、3日目くらいに突然日本語で「スタッカート」という表記で蛙を飛ばす動画が現れました。
見るとこれのことだなとわかりました。
しかし「なぜ日本語?」と思いました。
レッスンをされているのは外国の先生で英語でレッスンをされています、
日本で外国人にレッスンされているのか・・・
ん~
なぞ・・なぞ・・
その先生の他のレッスンも拝見しましたらどれも素晴らしく一体どなた?
と調べましたら、イリーナ・ゴリン先生という方。
オリジナルの教本も作られていてしかも日本語版が存在すると知り、動画を見始めて2か月後に教本を注文しました。
見慣れない作りでこれを生徒に使うには私自身に勇気がいると思いました。
なのですぐには使えませんでした。
それから4か月後、今時こんな弾き方を教わっているのかと驚く生徒さんが他の教室から移ってきました。
ハイフィンガー、一音一音押し付けて弾く。
見ているこちらがつらくなりました。
これは「不思議な音の国」を試すべきだと思いました。
どのような奏法を身に付けるためのものかを保護者の方に話し、保護者の方も今の弾き方では毎日たくさん練習しないと弾けない、何かおかしいと思っていたとのことでした。
その生徒さんの1年後です。Let's Boogie!
というわけで、今20人の生徒さんに「不思議な音の国」を使っている私ですがロシアンメソッドとの出会いも「不思議な音の国」の出会いもこのようなものでした。
良いと言われてすぐに試せる先生は多くないと思います。
生徒さんや保護者の方に受け入れていただけるかという不安もあると思いますし、ご自分が習ってこなかったメソッドで教えるなんてできないしわからない、と思われる先生の方が多いと思います。
一部の生徒さんしか上達しないこれまでのメソッドとは違います。
思い切って、そして始めたら根気強くレッスンしてみて下さい。
イリーナ先生がおっしゃっていた「絶対にあきらめてはいけません」の言葉はいつも私を励ましています。