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おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

音階は覚えないと始まらない

2025年04月03日 | 不思議な音の国

楽譜を読むには、音階を覚えないと始まりません。


この場合の音階は、ドレミの音の順番のことです。


いつも「ドレミファソラシド」の順でしか
音の順番がわからないと、ドの下は「シ」と
わかるのに大変時間がかかります。



「不思議な音の国」は、真ん中のドから始まり、
ヘ音記号は「ドシラソファミレド」と下行して
音が増えていきます。


音の読み方を覚えながら音の順番が
頭に入って来るのが理想ですが、
そうはいかない生徒さんもいるのが現実。


今はレッスンが月3回、1回30分。

30分間ピアノを弾き続けるわけではないので、
家で練習をする習慣がない生徒さんは、
1カ月で90分もピアノを弾かないわけです。

30日の内、0.208%の時間をピアノにあてる計算です。
おそらく歯を磨く時間の方が長いです。



その状態で未就学のお子さんが、
自然に音階の下行形を覚えるなんてことは
夢物語。

下行形が覚えられないと、いつまで経っても
ヘ音記号の「ドシラ」と3つの音さえ読めない、
ということになってしまいます。


練習を生活の中に組み込むことができない
となると、月90分のレッスン時間の中で
必要不可欠なことを絞り込んで覚えて行くしか
方法はないと思われます。


復習しない限り覚えたことは定着しません。
さらに復習にはタイミングがあります。

そのタイミングが望めないのに
レッスンでワークをしても、ノートに音符を書いても
翌週には忘れています。

ピアノを弾く時は一音一音立ち止まっては
演奏になりません。



第一歩のドレミの順番を逆からでも言えるようにする。

これは毎回レッスンのはじめに、歌うしかないです。
レッスンの開始に挨拶のように歌う。



ある生徒に丸2カ月続けていますが、
最初の内は下行形が歌えませんでした。

それが、3週目で下行形も途中までは
付いて来れるようになり、7週目の今日、
下行形もしっかり歌えるようになりました。


もっと早く徹底して実践すべきでした。
教本を弾いている内に覚えるだろうと、
初めの頃に少ししただけでやめてしまっていました。



挨拶代わりの歌はこちらです。
フォルマシオン・ミュジカルのテキストにあるものです。

ドレミの階段にはカタカナで「ドレミ・・」を振っています。
1回のレッスンで歌うのは1度だけです。
途中で歌えなくなってもやり直さず、
階段を指差すだけでも良いから、と続けます。

スピードチェンジャーのアプリを使うと
テンポが変えられるので、
スラスラ歌えるようになった生徒は、
スピードを速めて歌ってもらいます。


音楽だと口ずさめるのが良いなと。
音楽の力はやはり大きいなと思います。


この歌詞は何を言っているのかわかりませんでしたが、
字幕の自動翻訳を使ってみましたら、うっすら判明。

いつも生徒と歌いながら、所々言葉が聞こえてくるものの、
何を歌っているんだろう?でしたが、
youtubeの自動翻訳で判明するとは思いもしませんでした。

海の中のタコの歌のようで、1オクターブが8音だからか、と納得。

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