おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

藤田真央さんリサイタル 2022/4/11

2022年04月11日 | コンサート情報

なんという弱音の音世界。

やっと真央君の演奏を聴きに行くことができました。


ゆっくりとした歩調でステージに登場し、
一度お辞儀をして椅子に座ると、即、演奏開始。

前半のモーツァルトのあとは袖に引っ込みましたが、
あとはずっと弾き続けていらっしゃいました。


シューベルト、クララの曲も曲間はなく、すぐ次の曲へ。
最後のシューマンは、クララの曲から一気にシューマンのソナタへ雪崩れ込みました。


私としては、曲間はもっとゆっくりしたかった・・です。

音域によって音色が異なり、
1台のピアノで弾いている感じがしませんでした。

弱音は次元の違う素晴らしさ。そして、ロマンティック。

ブラームスでの弱音の美しさには驚きましたが、
その音はブラームスに必要かな?と、思った私は
心がすさんでいるんだ・・と反省。

モーツァルトの左手が素晴らしく、
伴奏をこんなにタッチも音も豊かに作り出せるとは
なんて羨ましい

一音だけでも分けてほしい・・


アンコールは4曲演奏して下さいました。

その中で、

モーツァルトのニ長調ロンドと
ラヴェルのハイドンの名によるメヌエット

この2曲がとても印象に残りました。
真央君のラヴェル、聴きたいと思いました。

柔らかさと言い、音色と言い、
短い中に魅惑がいっぱいでした。


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