おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

東博でバッハ 2022/4/14

2022年04月14日 | コンサート情報

東京・春・祭で三浦謙司さんのオールバッハのプログラムを
聴いてきました。

前半


後半


昨年、福間さんのレア・ピアノ・ミュージックで三浦さんの演奏を聴き、
上手い!と思い、生で聴きたいと思っておりました。


オールバッハのプログラムは初めて、
ということでした。

多彩な音色、即興的な装飾音。
センスが光っていました。

どっしりとしたテンポで、説得力のある音。
装飾の細やかさ、音色、タッチを表現するには
このテンポ設定でなければ表現できない、と思いました。


お爺さんになってもバッハをカッコよく
弾いていたい。今日はそこにつながる最初の一歩、
と仰っていました。

これからも挑戦していかれるのだろうと思います。


とても緊張されていたようです。

自由席でしたので、ここに座ろうと思ったわけでもなく、
三浦さんの後ろ姿を拝見できる席が空いていたので座りました。

ここならどのように腕を使っているかとか、
ペダリングとかしっかり見れるな、と思い、
ここでも良いかと。


椅子が、グランドピアノを買うと付いてくるような
普通のベンチ型の椅子。

あの椅子、いちばん低くしても高いけど、
あれしかなかったのかな・・

と、思って見ていました。
ピアノはヤマハ。

古いピアノのような感じでした。
音が渋い。

中音域の左手が弾きにくそう・・

最後のシャコンヌを聴いた時に、
このピアノでここまで音を作り出せたのは
三浦さんだからなのだろうと、やっと気付きました。

正直、途中は何度も怖かった・・


三浦さん、身体ががっちりしているので、
腕なんて大きく使わなくとも、そのまま下ろせば
重量のある音がでます。

手の平だけでも重いんだろうな、なんて思って見ていました。


生で聴いても上手いピアニストでした。
別のプログラムもじっくり聴いてみたいです。


日本の20代ピアニストは、
なぜこんなに上手い人が多いのでしょう。

ー·ー·ー·ー·ー·ー
追記
翌日、三浦さんのインスタにこのようにありました。
Yesterday's recital was probably one of the most terrifying and rewarding experience of my life.
All-Bach recital takes some serious cojones.


こんなに上手くて、何か起きたとしてもどうにか出来る力もお持ちだろうと思うような方でも、
オールバッハはかなりなプレッシャーだったのですね。

自分のことを考えると、舞曲は怖い··

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