招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

あああああ。

2010年04月13日 | 日常
車庫からの玄関入り口のコンクリート打ちっ放しの壁への
雨漏りがもう耐えられないくらいひどいことになっている。

家を建てて12年。
建ててわりと早い時期から、その部分は雨漏りがしていた。
当然、施工業者に相談した。
原因であろう部分のベランダの継ぎ目に
簡単なコーティングをしてもらったが改善されなかった。

亡夫は基本、クレームベタである。
施工業者の担当のおじさんはとても人柄の良い人だが
ものすごく大雑把な人だった。
私は、このままではイヤだと思ったが
亡夫はまぁいいやんかと流していた。
私も、自分で業者と交渉するのもめんどくさいし、
亡夫がいいやんかと言っているのをあえてそこまで・・・
と思いそのままにしておいた。

住宅の保証期限は10年。
ぎりぎりの10年目の頃は亡夫の闘病でそれどころではなかった。

夫が亡くなってから、どんどんその雨漏りはひどくなった。

ということで、業者に来てもらった。
人柄はいいが大雑把な担当のおじさんはリタイアして、
その部下のやる気満々の30代くらいのお兄さんが来た。

「これ、保証期間の間に絶対治しておくべきでしたよ!」
と、ひと目見て言う。

「☆☆さん、なんでそのとき徹底的にやらんかったんやろ。
 う~む。」
と、考え込むお兄さん。

専門的なことは私には分からないが、
ベランダ部分のコンクリートに防水加工をした上で
原因の場所の上にあたるところへコーティングをするという
かなり大きな工事になるようだ。

保証期限がすぎてるから、当然工事費は実費だ。

これって、そもそもの工事の仕方に問題があるんじゃないの?
と、思いつつも
おそるおそるざっくりした費用をたずねてみた。

詳しい見積もりは、後日出してくるそうだが
数十万はかかりそうだ。

ああああああああ。

これって、ほおっておくとどうなるの?
と、訊いてみた。
建物内部の構造に影響が出るので
これから長く住みたいのであれば、
ちゃんと治しておく方がいいという。

あああああああ。

実は、ガス給湯器もいまいち最近調子が悪い。
こっちは、とりかえると30万ほどかかるらしい。

もう一回、あああああああ。

どうするか、決めるのは私だ。
亡夫と相談したい。
いろんなことの決断を任せてきたが、
今は自分で決断しなければいけない。

ああああああ、と言っている場合ではない。

それにしても。
全てにおいて完璧だと思っていた亡夫の決断は
案外「おい、おい」的ないい加減なものや
イマイチ理解に苦しむ選択をしていたものが
案外たくさんあることに最近やっと気がついた。

今年は旅行に行ったり、習い事をしたりする年になる予定だったが
家の補修をする年になりそうだ。