
儀保駅

儀保駅から進行方向右手の丘の上に首里城が見える

ゆいレール終点の首里駅


首里界隈の赤田や崎山には酒造会社がたくさんある
※ 動画を再生すると車内メロディーの 「 赤田首里殿内 」 が聴けます。
龍潭まで紹介したので、いったん儀保駅まで戻って
モノレールの儀保駅 ⇒ 首里駅の間の景色と車内メロディーを紹介するが、
やはり首里といえば首里城の存在が大きい。
かつて琉球王府があり、日本軍の基地司令が置かれていた場所である。
『 赤田首里殿内 』 ( あかたすいどぅんち )
一
赤田首里殿内 黄金 ( くがに ) 灯篭下ぎてぃ
其りが明がりば 弥勒 ( ミルク ) 御迎え
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー ヰーユーミー ヰーユーミー
二
トートーメーサイ トートーメー
うんじょうまーかいめんせーが
西ぬ海かいガニ小取いがる うんじょーめんせーるい
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー ヰーユーミー ヰーユーミー
三
東 ( あがり ) 明がりば 墨習れが行ちゅん
頭結ぅてぃ給り 我親がなし
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー ヰーユーミー ヰーユーミー
一
赤田村の首里殿内に 黄金灯篭下げて
これに灯がともれば 弥勒様をお迎えします
二
お月様 お月様 あなたはどこに行かれるの
西の海に 小蟹を取りに あなたは行かれるのですね
三
東の空が明るくなると 手習いに出かけます
髪を結ってください お母様
赤田首里殿内は、那覇の首里方面で唄われ、
沖縄各地に広まった 「 わらべ唄 」 である。
曲は 「 ミルク ( 弥勒 ) 節 」 で、
「 赤田にある首里殿内に黄金の灯籠を下げ、
その灯籠がともれば、ミルクさまをお迎えしよう 」 の意。
ミルク・ミロクは民衆を救う菩薩のことで、
沖縄ではニライカナイ信仰とも融合し、各地で祭られている。
首里の赤田町では1994年に 「 ミルクウンケー ( お迎え ) 」 が復活し、
毎年8月ごろ町内を練り歩いている。
異名同曲に 「 アーカーナー 」 という曲がある。
このわらべ唄は、 「 シーヤープー 」 とか
「 ミーミンメー 」 「 イーユーミー 」 「 ヒージントー 」 など、
囃子の妙味と所作にも人気があり、
子どもたちが好んで唄い踊っている。