今朝、NHKの 「 目撃にっぽん! 」 という番組に懐かしい本が出ていた。
1960年、炭鉱閉山の実態を世に知らしめた 『 筑豊のこどもたち 』 である。
写真家・土門拳がレンズを向けた子どもたちは、その後60年をどう生きたのか。
60年前に出版された 『 筑豊のこどもたち 』 。
撮影したのは “ 写真の鬼 ” 土門 拳。
炭鉱閉山で大量の失業者が溢(あふ)れる福岡県の筑豊で子どもたちにレンズを向けて
貧窮のどん底を世に知らしめた。
写真集は10万部を超えるベストセラーとなったが、
その裏で土門は子どもに狙いを絞ったのは 「 失敗だった 」 と語っていた。
“ 貧困のシンボル ” となった子どもたちは、その後の人生をどう生きたのか。
被写体となった約200人を訪ね歩く番組だった。
懐かしさと哀愁というか・・・
なんか言い表せない複雑な気持ちだった。
そんな自分にも筑豊の血が流れている。