



「 フェリー太古 」 は博多から五島を結ぶ定期フェリーである。
大正5年創業以来、野母商船の数多くの船に命名され親しまれてきた。
中国は北栄時代の詩人『唐庚』による漢詩の一節に、
「 静如太古 ( しずかなることたいこのごとし ) 」 より、
悠久の時を湛える海の静謐と、
航海の無事への祈りをこめて名づけられたものである。
そんな 「 フェリー太古 」 は、博多ふ頭を23:45分に出て、
五島まで寝ている間に連れて行ってくれる。
利用者にとっては、日中を有効利用できる利便性の良い船である。
● 全 長 94m
● 全 幅 14.4m
● 総トン数 1,598トン
● 航海速力 19ノット
● 旅客定員 350名
● 搭載車輌数乗用車換算 55台