鎌倉時代から続く平戸松浦氏と在地の青方氏との間に所領を
めぐる相論を、正平7年 ( 1352年 ) に
宇久島の領主・宇久氏が仲裁したそうである。
その結果、現在の続浜ノ浦郷・道土井郷・飯ノ瀬戸郷、
さらに折島・柏島・串島の3島が平戸領となった。
平戸松浦氏は続浜ノ浦郷を
この地域の知行の中心地として定め、代官所を置いた。
以降、続代官所は南北朝時代から約500年間、
この地域の行政を取り仕切っていたが、明治を迎えて廃止。
続浜ノ浦以下3つの地域は明治11年 ( 1878年 ) の
町村制の実施に伴い、若松村に編入。
同18年 ( 1885年 ) に同村の管轄を離れ、
浜ノ浦村が誕生した。