
港の防波堤に描かれた卒業生たちの作品

新しくなった津堅小中学校

モダンな造りに変身した校舎と幼稚園 ( 手前 )

工事中だった頃の津堅小中学校


校舎建設工事のため仮設の校舎での発表会が行なわれている

海の見える場所にある 「 生まれ島を思う気持ちを書いた碑 」
此の麗しき
津堅島に
父よ安かれ
母も待て
学びの業の
成る時に
錦飾りて
帰る迄
津堅島港から左に坂を上って行くと左手に島でたったひとつの津堅小中学校がある。
最初この島に来た時は、校舎の新築工事中だったので、
子どもたちはプレハブの仮設の校舎で授業をしていた。
あれから再び津堅島を訪れた時は、立派な校舎が建っていた。
島には高校がないため、中学校を卒業すると島の子どもたちは
島から通学するか、生まれ島を出て行かなければならない。
内地や本島とは違った環境がそこにある。
津堅小中学校は、一島一校の幼・小・中・の併置校である。
在籍数は、幼稚園児7名 ( 年少4名・年長3名 ) 、小学校22名、中学校7名である。
かつては、600余名が在籍していた本校も、年々児童生徒数が減少の一途である。
地域とともに学校があり、地域行事である 「 ハーリー大会 」 「 ウスデェーク 」 などには、
全職員・児童・生徒で参加する。
子ども達は、素直で明るく勤労意欲もあり、美化作業や学校行事は、
幼稚園児から中学生まで共に積極的に参加し、
常に三線と語り三線の音色が学校中に響いている。
また、自然豊かにある学校では、豊かな環境を生かした学校内外での様々な学習・
行事 「 追い込み漁 」 「 人参栽培 」 「 サバニで島まわり 」 等の取り組みや
高齢者通所介護施設 「 いこいの家 」 との交流を保護者・地域の協力で展開している。
中学部は、少人数であるが女子卓球部とバトミントン部が活動している。
特に女子卓球部が県大会ベスト5の成績に輝いた。
平成20年には、およそ20年ぶりに校舎改築がなされ、
平成21年4月から新校舎での学校生活が始まった。
また、保護者・地域の皆さんの協力のおかげで校舎改築記念事業も実施され、
施設整備等も充実し、島のシンボル 「 ビティ島の学校 」 として信頼される学校作りに努めている。