伊集院さんのサインが入ったウイスキー
24日に伊集院さんが亡くなった。
10月に自ら癌であることを公表したが、
こんなにも早く逝ってしまうとは思わなかっただけにショックである。
伊集院静さんの作品を知ったのは
週刊文春で連載されていた「二日酔い主義」のタイトルのエッセイで、
味があって沁みた。
1篇5~6頁と短かったので入りやすかったのもあるが、
なにより酒、野球、ギャンブル、家族友人のエピソードなど、
自分の好きな題材が多かったので自然と惹き込まれた。
それから伊集院文学にどんどんのめり込んで行ったのは言うまでもない。
伊集院さんは大の競輪好きでも知られているが、
平塚競輪場の選手食堂に伊集院さんのサインが飾られていて、
「バンクの中には金がある」と書かれてあったのを憶えている。
選手との交流もあり、「機関車先生」では、
吉岡や和田誠吾の誠吾、佐古といった選手と同じ名前が登場している。
伊集院さんは亡くなったが、いろんな思い出は残って行く。