「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県日田市 「 星隈公園 」

2014-06-17 04:56:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



国道386号線から見た 「 星隈公園 」 の遠望








星隈公園への登り口にある説明版







頂部広場







星隈公園の頂部にある八幡神社








頂部にある 「 星隈公園記念碑 」







参拝道の入り口に立つ小さな鳥居







階段左手にある拝所







階段右手の拝所










国道386号線を夜明けから日田市街地へ向かって走っていると、
右側にこんもりとした小山が見えて来る。
明らかにグスクや聖域の匂いをプンプンさせた形をしている。
以前に紹介した日隈公園月隈公園に続いて、星隈公園を紹介したいと思っている。


星隈公園がある星隈山 ( ほしくまさん )は、阿蘇溶結凝灰岩の残丘で造られており、
友田町三郎丸国道386号線沿いの花月川と三隈川の合流地点にある。
丘には星隈横穴墓群があり、付近には三郎丸古墳がある。
小川光氏が丸山築城の仮城として居城したと伝えられている。
現在は、星隈公園として整備され、山頂に神社がある。


三隈 ( みくま ) は、大分県日田市に位置する日田盆地内にある
日隈、月隈、星隈の3つの丘の総称で、三隈三山・日田三丘ともいう。
日田盆地を流れる三隈川は、もとは日田川といったが、
この三山の間を流れていることから名付けられたものである。
これら3つの丘は1998年 ( 平成10年 ) 8月24日付けで
「 日田市環境保全条例 」 の第23条に基づき日田市の保存樹林に指定されている。
この三山以外にも、石井町に隈山という残丘もある。

古くは古墳や寺院、城地として利用され、現在は緑地公園や観光地になっている。
日田を代表する地名として認識されており、
日田市内の学校 ( 例:日田三隈高校 ) の名前や、
商店や企業の名前として使われることもある。
これは蛇足になるが、日田焼きそばの名店 「 三隈飯店 」 もそのひとつである。

「 隈 」 の字には丘という意味があり、
日隈、月隈、星隈のそれぞれの名の由来は、ハッキリしたことは分からないが、
日・月・星の三光になぞらえて付けられているという。
しばしば、 「 三隅 」 と書き間違えられることがあり、
また、正しく表記されていても 「 みすみ 」 と読み間違えられることもあるらしい。



この記事についてブログを書く
« 北九州市若松区 「 関門航路... | トップ | 雨の日は二胡を聴きながら・・・ »