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帰ってきた鷲津…映画「ハゲタカ」 中国との買収合戦

2009-06-03 12:21:09 | 映画 話題等
帰ってきた鷲津…映画「ハゲタカ」徹底解剖(1)前作と一転、中国との買収合戦

世界金融危機で経済がどん底の日本に、天才ファンドマネジャー、鷲津政彦が帰ってきた。壮絶なマネーゲームを新鮮な切り口で見せたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が映画となって復活。6日に封切られる。鷲津を演じた大森南朋(37)ら出演者がドラマに続いて登場。勢い込んで映画化されて失敗するドラマが少なくないが、本作のデキはどうか。
 話題を呼んだドラマから2年余り。映画では現実の経済情勢を反映し、中国が日本を狙う設定になった。ドラマ同様、経済記者出身の作家、真山仁氏の小説が原作で、新作「レッドゾーン」がベースになっている。日本の大手自動車メーカーのアカマが、“赤いハゲタカ”の中国系ファンドに買収を仕掛けられ、日本Vs中国の買収合戦に発展する。ドラマ版で日本を買い叩いた鷲津が、アカマ自動車のホワイトナイト(友好的買収者)として、赤いハゲタカを率いる劉一華と対決する。

【生きざま丹念に描かれ】
 今回は鷲津が日本企業を守る格好となり、アグレッシブな鷲津を期待すると意表を突かれる。だが、多くのサラリーマン視聴者が共感を覚えた、冷徹な中にも銀行員時代に融資先の工場主を死に追いやったトラウマを抱えた鷲津の生きざまは、ここでも丹念に描かれている。大森は語る。
 「僕は最初から“骨太のドラマをやりたい”と監督と話していました。その流れのなかで、映画化にたどりついた。そこに生きている人間が、何を考え、何のために戦っているのかを、誠実に演じてきた」
 優れたドラマが映画化されると決まって「映画になるとちょっとなぁ…」という批判が出る。だが今回は、ドラマを演出した大友啓史氏が、そのままメガホンを取った。大森はもちろん、柴田恭兵(57)、栗山千明(24)らレギュラー陣も同じ顔ぶれだけに、ドラマファンにもとっつきやすいだろう。
 大友監督は「これは何が善で何が悪か、と問いかけるドラマとは違う」と初の劇場映画に力を込める。「金が動けば人が動き、そこにドラマが生まれる。金をそのまま見せることはできないけれど、人の動きで金の動きを見せたい。だからメディアも人も、グワーッと動きます」と言うように、撮影では常にカメラを2台使い、ライブ感あふれるドキュメンタリータッチの映像に仕上げている。
 クールな鷲津に対し、劉を演じる憎まれ役の玉山鉄二(29)がカッコいい。高級スーツをビシッと着こなし、メタルフレームのメガネで、やり手のファンドマネジャーになり切っている。残留日本人孤児3世という劉の正体も、映画をひっぱっていくミステリーの柱になっている。2人の対決の行方は-。=続く
 今週末に公開される映画「ハゲタカ」を3回にわたって徹底解剖します。

 ■NHKドラマの「ハゲタカ」は、2007年2月から全6話放送。原作は真山仁氏の小説「ハゲタカ」と「バイアウト」。外資系ファンドマネジャー・鷲津が「日本を買いたたけ!」と、日本企業に次々と買収を仕掛けていく。スタイリッシュな映像に骨太の演出が話題を呼び、国際番組コンクール「イタリア賞」など国内外で多くの賞を受けた。今年のゴールデンウイークにも再放送された。


2. ソニーが新型PSP公開、北米・欧州で10月1日発売


ソニーは2日、ゲーム見本市「E3」(エレクトロニック・エンタテインメント・エキスポ)で、プレイステーション・ポータブル(PSP)の最小版となる「Go」を発表した。
 発売時期は北米と欧州は10月1日、販売価格は249ドルの見込み。日本では11月1日の発売を予定している。
 ロサンゼルスの「E3」に出席したソニー幹部によると、「PSP Go」は現行の「PSP 3000」の半分のサイズで、40%軽い。
 ソニーは2010年3月期、「PSP」1500万台の販売を目指している。前年度は1410万台を販売した。

3. 任天堂「Wii Fit」、米国累計販売本数は1500万本以上

 任天堂<7974.OS>は、健康管理ゲーム「Wii Fit(ウィーフィット)」の米国での販売本数が発売後わずか1年余りで1500万本以上に達したことを明らかにした。
 当地で開催されたゲーム国際見本市「E3」で同社はまた、年内に新版「Wii Fit Plus」を入する方針も示した。
 米国任天堂のセールスおよびマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのキャミー・ダナウェイ氏は記者団に対し「発売以来13カ月でWii Fitは米国で最も売れたゲームとなった」と述べた。
 Wii Fitは身体の重心などを計測できる「バランス・ボード」を使い、体重管理やエクササイズを行うゲームソフトだが、新版のWii Fit Plusでは計測性能が一段と向上するという。
 また、米国任天堂のフィーセメイ社長は、年内にゲーム機の価格を引き下げる計画はないと述べた。

4. 米マイクロソフトが「Xbox360」の新技術を公開

米マイクロソフトは1日、家庭用ゲーム機「Xbox360」の新プロジェクトの中から、ユーザーの手の動きがコントローラー代わりになる技術を公開した。
 また、人気サイトとの提携でオンライン事業を強化する計画も発表した。
 同社は当地で開催中のビデオゲーム見本市「E3」で、「プロジェクト・ナタル」の技術を公開。この技術では、「Xbox360」ユーザーの動きをカメラでとらえ、骨格レベルの動作として認識することが可能になる。音声も認識するため、声で指示を出すこともできる。
 ユーザーは、コントローラーや遠隔操作機器なしに、自動車ゲームの車を運転したり、他の「Xbox360」ユーザーに写真や情報を送信することができるようになる。
 マイクロソフトのビデオゲーム戦略開発部門のバイスプレジデント、シェーン・キム氏は「ユーザーがコントローラーになる。2つの手だけでなく、体全体の動きを認識できる、非常に高性能の技術だ」と述べた。
 同社はまた、オンライン事業「Xboxライブ」サービスの強化を進め、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のフェースブックやミニブログサイトのTwitterなど人気のインターネットサービスと提携することで、ゲーム機の販売促進を目指す計画を明らかにした。
 今回のマイクロソフトの発表からは、不況下にも約500億ドルの年間売上高が見込まれるインタラクティブゲーム業界が、コアの顧客層を維持しつつ、新規ユーザーを開拓する手法を模索していることがうかがえる。