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CDは「特典」で勝負 ブックレットや応援グッズ… ネットに対抗

2009-06-30 14:03:11 | エンターティメント情報
CDは「特典」で勝負 ブックレットや応援グッズ… ネットに対抗


音楽のネット配信の普及でCDの売り上げが落ち込む中、レコード会社があの手この手のアイデアで消費者を刺激する作戦を展開している。分厚いブックレットや応援グッズをつけるなど、パッケージソフトならではの付加価値で、ダウンロードに対抗している。

 約40ページもの分厚いブックレットを付けたのは、声優の水樹奈々が6月上旬に発売したCD「ULTIMATE DIAMOND」だ。その4分の3は、英ロンドンで撮影した黒のミニスカート姿や白いドレス姿などの写真が占める。制作を手がけたキングレコードの三嶋章夫さんは「水樹は声優、歌手と声を使ったビジネスを展開しているので、最近では写真集を出していない。ただビジュアルに対するファンのニーズが高いので、意識してCDブックレットに“ミニ写真集”をつけた」と説明する。
 初回限定盤はDVDもついて定価3800円。水樹が発売した写真集は平成14年の1冊のみで、必然的に希少価値となったのか、市場調査会社「オリコン」の6月15日付の週間アルバムランキングでは声優初の首位になった。

 人気ロックバンド、ラルク アン シエルのDVDが売れたのも、付加価値と関係がありそうだ。
DVD2枚組「LIVE IN PARIS」の初回仕様限定盤のパッケージは、型押しが施されたゴールドの箱入り。著名なデザイナー、北川一成さんが制作した。パッケージにこだわる理由について、発売元のキューンレコード、岩崎敦也さんは「ラルクのファンは色彩感覚やデザインにこだわりがあるので、その欲求を満たす作品に仕上げた。ダウンロードとの差異も意識し、視覚だけでなく触覚でも楽しめるようにした」と言う。こちらも、オリコンが発表した6月1日付DVD週間ランキングで1位に輝いている。
 ほかにもユニークな付加価値がついたCDがめじろ押しだ。福山雅治は5月20日発売のシングル「化身」の初回限定盤に、コンサートで振り回すことができるタオルをつけた。6月末に発売するアルバム「残響」の初回限定盤にも、扇子などをつける。高木正勝は17日、世界の神話を集めた文庫本をセットにしたCDをリリースした。

 日本レコード協会によると、平成20年の音楽配信の生産金額は905億円で過去10年で最多になり、全体の20%を占めた。一方でCDやカセットテープなどは過去10年で最少の2961億円となっている。付加価値をつけることで、はたしてオーディオ市場は変わるのか。
音楽評論家の反畑誠一さんは「付加価値によってすぐに活性化するとは言い難いが、高価格のCDや音楽DVDが店頭に並べば、新たな市場拡大や売り上げ増に結びつく可能性が期待できる。アイデアに富んだパッケージやグッズの開発は、音楽のみならずアートの分野も助長し、音楽ソフトに画期的な魅力をもたらすだろう」と予測する。
 ただ、すべての商品につければいいというものでもない。「一方ではお買い得感が味わえるCDなど、バラエティーに富む市場になる方が望ましい。熱狂的なファンがいるようなアーティストには適していても、安易な商品化は単なるがらくたになってしまう恐れもある」と反畑さん。制作者の商品企画力が試されているようだ。

2. フジ女子アナ、私たち「合衆国エンジェル☆」

高島彩アナウンサー(30)らフジテレビの看板女子アナ10人が29日、同局の夏のイベント「めざせ!お台場合衆国2009」をPRするため広報部隊「合衆国エンジェル」を結成し、東京・台場の同局で会見した。
 昨年閉幕した「お台場冒険王」に続く新イベントで、7月18日から8月31日まで同局社屋周辺などお台場地区で開催。10人は「お台場合衆国ベイサイドプール」など新企画をアピールした。
 夏の思い出を聞かれた中村仁美アナ(30)は、「高校時代(横浜市の桐蔭学園高)、陸上部の練習が終わった後、よく(藤沢市の)江ノ島の海へスクール水着で泳ぎに行っていました」と話し、会見を盛り上げた。