7月中旬にフランスから帰り、パリの暑さに湿気を加えた夏を経験している。パリでは仕事場でさえエアコンなし (sans climatisation) であった (ただ管理部のようなところは絨毯敷きでエアコンが入っていると文句を言っている若者もいたが)。皆さん Volvic の1.5 リットル入りを机において仕事をしていた。暑いと言いながらやっていた。街を歩いて 「この店にはエアコンがあります (climatisé)」という貼り紙をたまに見た。sans clim 方が体によいというのが彼らの感じ方らしい。
この経験以来、エアコンなしでやってどうなるのか様子を見ているが、体から流れ落ちる汗を感じながら何かをするというのも一興であることを見つける。先日の山頭火の俳句ではないが、お臍に汗が集まってきて、小さな水溜りができる。また朝起きるとパジャマも体も汗でびっしょりである。そんなものだ、と思ってしまえばどうということがなくなる。不便なことも含めすべてを何気なく受け入れ、自然のままに生きるのもなかなか面白い。
暦の上で 立秋を過ぎると なぜか風にかすかな涼を感じます
セミも 庭の虫たちも ひときわ嬉しそうに歌っている週末です
地球温暖化によって、そのうちフランスでもエアコンなしでいられなくなるかもしれないですね。・・・しかしそのときはアルジェリアはどうなるんだろう?