科学雑誌に80歳で今なおアクティブなシカゴ大学の女性科学者JRが紹介されていた。15歳で大学に入り、その後医学部に進む。卒業時に同級生と結婚し、4人の子供に恵まれる。旦那のキャリアを支えるため、彼女は20年以上も週2-3日のパートで働いていたという。
オックスフォード大学で1年過ごし、その成果によりシカゴ大学からパートの仕事をもらう。アメリカでも家庭に入るか、仕事をするかのどちらかだった当時の女性科学者としては異例だったようだ。それから彼女の仕事が花を咲かせることになる。
81歳を前にして、「いつかは辞める時が来るだろうが、それは今ではない」 と語っている。また家庭と科学の両立を成功させ、「科学以外の世界で非常に豊かな生活を送ってきた」 という。何とも羨ましい人生である。
研究者の定年(II)