フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

腰 痛

2005-04-19 00:29:36 | Weblog

この1週間ほど、腰痛に悩まされている。生まれて初めてのことである。数日前には、余りの痛さに仕事に行ったものの耐えられず帰ってきた。家でいつものように座っていたのだが、いざ立とうとしたところ立つことができず、床に倒れてしまった。どう足掻いても痛くて立てないのである。痛みでのた打ち回るという表現を思い浮かべたくらい。このまま一晩過ごすことになるのかとも思った。30-40分してやっと起き上がることはできたが、その後も爆弾を腰の辺りに感じながら生活している状態が続いている。

聞くところによれば、日本人の一割くらいが腰痛の犠牲者だという。二本足で歩くようになった人間の宿命だと言ってしまえばそれまでだが、今回の経験はいろいろなことを考えさせられた。家の者がぎっくり腰でひどい格好をしているのを見て、なんて大げさなと思い、またそう言ったこともある。しかし、痛みは他の人にはわからないのだということを改めて感じた。痛み(病)を持っている人には想像力を働かせて応対しなければならないのだが、それがなかなか難しい。しかし今回の痛みと苦しみを味わう中で、例の「なぜ病気があるのか」という問題 (15 mars 2005; 17 mars 2005) を考えてみた。浮かんできた非科学的な答えのひとつは、「人に対する想像力を植えつけ、共感を増し、人と繋げるためにある」のではないか、というもの。また、こういう異常はその時の体調を知らせてくれているようだ。運動不足ですよ、腹筋・背筋が弱ってきていますよ、鍛えなければだめですよ、と。私をもっと使ってくださいよ、と体が訴えかけているようでもある。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 加藤 周一 | トップ | 高齢 - Activite (III) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事