たんぱく加水分解物について

2007-02-28 18:05:14 | Weblog
「たんぱく加水分解物」
聞きなれない方もいらっしゃると思います。
これは食品添加物のカテゴリには含まれない物質です。
しかし多くの食品に入っています。
加工品のパッケージを見るとわかりますよ。
納豆のたれなんかには必ず入っています。

この記事を何故書いたかというと前記事のしろの診察からです。
療法食の中身も気になるわけで・・・
ペットフードに使用されている原材料は100%表示しなくてもいいことになっています。
そして(これは人間の食材でも同じですが)○○類など一括表示されてしまっています。
今回はウォルサムのものとアイムスユーカヌバ(これはサンプルのみ)でした。
アイムスは動物実験を行っているのが英語サイトで明白ですので、サンプル以外は買う気がありませんけどね。
動物実験しないと販売できないフードって・・・と思います。
まぁ他のメーカーもいろいろな噂を聞きますから、アイムスだけがというわけでもないのでしょう。

さてウォルサムのフードですが、
ビタミン・ミネラル類と一括表示。
これはどこも同じですねぇ。
例えばビタミンCとか人間用でもありますけど、ほとんどが石油からの生成品。
本当に食材からできたものは大変高価なんだそうです。
ペットフードにそこまでお金をかけて作ることはないでしょう。
フードの原価は1割くらいだそうですし。
そして、気になったのが「加水分解物たんぱく」という表示。
これはたんぱく質を分解してできたものです。
分解する方法には酵素を使う方法と塩素を使う方法があります。
後者の塩素を使う方が早く簡単にできます。
塩素は残留すると塩素化合物となり、発ガン性物質となります。
なぜこれを使うかというと、
安く作ることができる、
食品添加物のカテゴリに含まなくてよい、
化学調味料(グルタミン酸ナトリウム=アミノ酸)不使用にできるからでしょう。
これは濃い味で「おいしい」と覚えてしまうことが危険です。
「とんこつパウダー」「かつおエキス」などいろいろな表示も、添加物と化学調味料とたんぱく加水分解物からできています。
とんこつやかつおなんて1滴も入っていません。
子供の頃からこういう味に慣れてしまうと味覚が壊れてしまいます。
ファストフードやスナック菓子を食べさせないお母さんがいますが、普段の食事でこういうものが添加されているものを食べていれば変わりありません。
ペットも同じなのかもしれませんね。
こういうものが入っているからガツガツ食べるのかも・・・(怖)
高いフード=安全ではありません。
早く療法食から脱出しなきゃね~。

たんぱく加水分解物から見えてくるもの


「食品の裏側」でもたんぱく加水分解物について詳しく書かれています。
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

東洋経済新報社

このアイテムの詳細を見る

コメント (11)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しろ病院へ行く2 | トップ | 結石・結晶の原因 »
最新の画像もっと見る

11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんば! (こめ)
2007-02-28 20:27:17
paruさん、こんばんは。
先程はちっこアンケートにご協力ありがとうございました!

病気のこと、療法食のこと、
ウンウン頷きながら拝見しましたよ~
ウチもウォルサム(カリカリ)だったんですが
袋を開けた瞬間、その「濃い」ニホヒにまずヤバさを感じましたw
その後、普通のウェットフードにお水を加えたごはんで
脱・療法食をしたものの、昨年末に再発してしまいまして…
今はウェットタイプの療法食を半分混ぜております。

病院の先生は「一生療法食で」っておっしゃいますけど
結石に関することだけ健康になっても
他の部分(心臓なり腎臓なり)が不健康になってしまったら
意味ないと思うんですよね。

ともあれまずは打倒・結石!
お互いがんばりましょう!
返信する
添加物王国ニッポン (マーフィー)
2007-02-28 22:03:23
ニッポンは添加物に関して緩和な国ですね!

買い物するときに、できるだけ加工品を買わないようにしたら、添加物の摂取も減るとは思うんですが…

早くドイツみたいな国にならないかな~
返信する
たんぱく加水分解物 (葉月)
2007-02-28 22:27:25
こんにちは

昔から「添加物」には不安がありましたが「食品の裏側」を読んでからはパッケージの表示を真剣に見るようになりました。
「たんぱく加水分解物?たんぱく質だから栄養?」なんて思ってた頃もありました・・・無知って恐ろしい。

食材を購入するのも料理するのも私なので責任重大!
多少高くても良い食材を選ぶようにします。
(マクロビオティックもまだまだ中途半端ですが、頑張ってみたいと思ってます)

しろちゃん早く良くなるといいですね。
返信する
たんぱく加水分解物 (なもたん )
2007-02-28 22:32:08
怖い怖い~。
添加物も知れば知るほど怖いです。。
できるだけ自分でできることは自分でしていこうと決意している今日コノゴロでした。。
返信する
おそろい。。。 (ぴよ)
2007-03-01 09:40:22
あれ?自分のブログを表示したっけ??
と思ったら、ここでした(笑)おそろいですね。。。うふ。春らしくていいですよね。。。

食欲旺盛で喜んでいましたが、あまり喜んでもいられないみたいなのですね・・・怖いですね。
お大事に。。。
返信する
Unknown (paru)
2007-03-01 19:00:25
あの匂いのキツさがわかる方がいてうれしい~。

普通の餌で治されたんですね。

療法食だけだと腎臓に負担がかかるというのはおしっこの多さを見ていて感じました。

療法食だけでなく、別の物も少しずつ与えてみてます。>こめさん



加工品が少ないとごみも減りますから、ヨーロッパなどはそれだけ環境に対する意識が高いのでしょうね。>マーフィーさん
返信する
Unknown (paru)
2007-03-01 19:09:13
食品の裏側は入門書としてはよい本ですね。

「無添加」という文字だけで選んでいてはだまされてしまうことがわかりました。

スーパーで安心できる食材はほとんどないということも…>葉月さん



簡単なものでもいいから、素材の見えるもので作るのが一番ですね~>なもたんさん



もうすぐ桜…咲いたらテンプレート変えてみたいと思っています。

しろは食欲はバリバリにあります。

病気とは思えません(^_^;)>ぴよさん
返信する
勉強になります (minorin)
2007-03-02 14:52:01
paruさん、ずっと気になっていた「たんぱく加水分解物」、
解説ありがとうございました!
自分で調べず、このブログで手っ取りばやく勉強させてもらっています^^。
(こういう姿勢だから中途半端なのですが…)
いろいろ知るほどに加工品利用が減ってきています。
アレルギーっ子には原料のわからないものは×ですし。
これからもよろしくお願いします。
返信する
原材料 (paru)
2007-03-02 15:36:35
原材料の「たんぱく」は動物性のものと植物性のものがあるようです。
(きっと何かのカス、というか残り物なのでしょう・・・)
アレルギーだとこういう何を使っているかわからないものは避けた方がいいのでしょうね。>minorinさん
返信する
はじめまして。 (森のくま)
2007-03-28 19:19:11
こんにちは。私は今、獣医さんやブリーダーさん達と一緒に仕事をしているものです。
私も犬や猫の愛護活動・・・とまでは行きませんが、それなりに犬や猫の保護をしています。
今回の件、私は仕事の都合上、知っていることも多いので、ご参考になればと思い発言させていただきます。

私の拙い言葉でどこまで言い表せるか不安ですが、信じる信じないは貴方様に委ねます。
今回の件、まずはその企業さんに確認してみるのが一番かと。(爆)
怪しんでいる企業の言葉を信じるのは無理だと思いますが(汗)誤解が解ける事もあります。

あと、ネットだけの情報に惑わされない事です。
ネットの情報は『論より証拠』が何処にもありません。
大手企業、ましてや世界的な大企業ともなると、海外では同じみの『バッシングサイト』というのがあります。
海外では当たり前のもので、消費者も企業側も相手にはしていません。
日本でも大騒ぎにならないのは、そのサイトが『バッシングサイト』だからと知っている方がいらっしゃるからです。

『動物実験』いやな響きですね。
ただ、もし、そんな事が現にあったとすれば愛護団体との裁判記録等が残るはずです。
そんなものは何処にも無い。そんな企業さんもいらっしゃいます。
ご存知かも知れませんが、日本では14年に「暮らしの手帳」という民間雑誌がフードの抜き打ちテストを行なった記録があります。
その際、防腐剤・発ガン物質など何も検出されなかったフードメーカーさんもいらっしゃいます。


本来、動物実験における動物愛護を訴えるのであれば、日頃私たちが使う医薬品の為に実験体にされるマウス、果ては獣医による犬の解剖実験等などにも話が及ぶはずです。
何故そのバッシングサイトはその1メーカーしか中傷していないのか。
本当に起きている事なら、何故日本のマスコミは動かないのか。
何故他の愛護サイトは取り上げないのか。

私たちが訴える事は多々ありますが、訴えるのであればそれなりの知識と度胸を持つべきだと思うのです。

私も今、わんちゃんねこちゃんの栄養学を勉強中です。
ちなみに余談ですが愛玩○○管理士の資格も持っていました。
年会費を払い続けないと持続出来ない資格に疑問を持ちつつ、2年ほど前に横領事件があったので腹が立ってやめました。(苦笑)

乱筆乱文でしたがご参考になれば幸いです。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事