お疲れ様!勘三郎さん

2005-05-31 20:26:09 | 演劇
勘三郎さんの3ヶ月に渡る襲名披露公演(東京)。
千秋楽は歌舞伎座一般会員の先行予約時にはもうなく、行けなかった・・・
歌舞伎座初の胴上げがあったとか。

夜の部に行ってきたので、レポートまで。
演目は義経千本桜(四の切)、鷺娘、研辰の討たれの3つ。

義経・・・は菊五郎主演、共演は海老蔵、菊之助。
菊之助の静御前は似合わない感じ。髪結新三の時の町娘の方が似合っていたかも?
菊五郎の狐は悪くない。悪くないんだけど・・・
菊五郎さんって60歳くらい。
で、あの役はハードだから結構きつそうに見えてしまいました。
演出も猿之助がやる時の形の方が好きかな。
子狐の役だから、どうしても顔を見ると子供に見えない・・・
まぁそういう人は多いのですが。
歌舞伎は40、50はまだまだひよっ子と言うけれど、
若いうちにしか似合わない役もあるんじゃないかなぁ。
もうちょっとスピーーディーな動きで見たかった。

次の鷺娘は玉三郎の当たり役。
歌舞伎はぜ~~~ったい一度は1等席で見てほしいです。
初心者ほどまず前の席で、と思います。
着物や小物の素晴らしさも近くないと分からないし。
鷺娘から研辰までほとんど双眼鏡で見てたので、次の日から腕がだるいだるい。
3階席だと苦労します^^;
で、玉三郎というと見た目の美しさがまず言われてしまうのだけど、それを超えていた。
どこがいいとか言えないくらいすごい!
見てるだけで泣ける。
見た人しかわからないとしか言えない!
死ぬまでに一度は見てください(笑)
この後に上演するのはいくら研辰の討たれでも大変そう。

最後の演目でやっと勘三郎さんの出番。
これは野田秀樹の演出で再演。
初演の時は歌舞伎ファンも野田ファンもどうなるのか?とピリピリした空気があった気がする。
これで賞も取り、今回は落ち着いて見られる。
そのくらい最近の歌舞伎は古典化していたのかも?
本家の野田秀樹の舞台の方がよっぽど斬新なものやってるしね。
風穴を開けた功績は大きいだろう。
配役も演出も前回とそんなに変わらず。
安田大サーカスやアンガールズのギャグが混じるのもご愛嬌で。
「ジェラシー」なんて言葉も歌舞伎で使うと、昔からの歌舞伎愛好家にはびっくりだろうね。
最初の、シルエットだけで忠臣蔵の討ち入りを見せる演出にはどよめきが起こっていた。
回り舞台を使って距離感を表すのも素晴らしい。
でも一番生きていたのは、役者さんの健闘っぷり。
かなり動きもハードで、歌舞伎役者って体力ないとできないなって思った。
(筋トレやってる人もいるそうだ)
途中では3階まで勘三郎さんが走ってきて(歌舞伎座は1800席くらいあってでかい!)びっくり!
楽しくも悲しい考え深い作品だった。
ちょっと思ったのは再演だからかもしれないが、もう古いという気がした。
歌舞伎は前衛でもあるから、もっともっと新しく!と思ってしまう。

これで3ヶ月続いた歌舞伎座での襲名披露公演レポは終わりです。
なんだけどね( ̄ー ̄)ニヤ
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直立2

2005-05-20 19:05:38 | 
で、うちのきなこも直立!

ではなくて、これは上から撮った写真なのでした。
本当に出来れば有名になれるよー。
しかし、この寝相もどうかと思うけど^^;
うちではなぜか宇宙猫と呼ばれている、この写真。
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直立1

2005-05-20 18:46:14 | 
最近話題のレッサーパンダの風太くん。
10秒以上も直立するそうです。
この画像を見たときは着ぐるみかと思ってびっくり。
ニュースでも取り上げられたりしていて、騒ぎすぎでかわいそうな気もしますが。
それに結構凶暴なんだよね~レッサーパンダって(笑)
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危険な水

2005-05-18 19:19:55 | 
炭酸水は危険。
ゆらゆら動く泡はとても気になるらしい。
油断すると白い手がずぼっと・・・
トイレ行っても手洗わないしね・・・猫。
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コクーン歌舞伎

2005-05-17 00:20:42 | 演劇
なんと!まだコクーン歌舞伎のチケットが残っているようです。
(売り切れている日も多いけど)
チケットWeb松竹のサイトを見てびっくり。
今年は勘三郎さんが出ないから?
それとも襲名披露公演が3ヶ月も続いたせいで、お客さんの財布が厳しいから?
(これが大きいだろうな 笑)
8月も歌舞伎座で串田和美演出で勘三郎さんと何かやるらしいし・・・。
7月は蜷川演出で十二夜だし。
でも菊五郎さんなので、そんなに興味なかったりして(笑)
歌舞伎はやっぱり役者ありきで見たいんだよねぇ。
好きな役者さんが出てると見るのにも気合はいるしね。

で、コクーンは「桜姫」
6月の歌舞伎座も「盟三五大切」があると思ったら、今年は鶴屋南北生誕250年記念らしい。
時代物より世話物が好きなんだけど、その中でも南北作品は一番気に入っている。
東海道四谷怪談も南北作品だけど、民谷伊右衛門は赤穂浪士。
もちろん討ち入りに行かず、金を盗んだり人を殺したりという悪人。
忠臣蔵が明としたらこちらは暗という感じだ。
庶民は裏の部分も見たいんじゃないか、という思惑なんだろね。
「桜姫」は長谷寺の僧清玄と心中した稚児の少年白菊丸の生まれ変わり。
十七年後、高僧となった清玄は、出家を願い出てきた吉田家の息女桜姫が、白菊丸の生まれ替わりと知り愕然。
桜姫が出家を望んだのは、強盗に入った男に犯される経験をしたため。
その男釣鐘権助を忘れられなかった桜姫。(なんでだよー 笑)
桜姫は遊女となり、本能のまま権助に身を任せ・・・ というお話。
すごいドロドロでしょう?

あと、コクーンのチケット情報見ると、2公演くらいだったか「小学生の団体入ります」って。
いいのか~~~???
こういうのって後で感想文なんか書いちゃったりするんじゃないの?
先生はどう思って選んだのだろうか???
何もわからず「伝統芸能」と思って選んでしまったのか、
ストーリーはともかく、様式美としては見るに値するだろうから選んだのか?
(単に先生が歌舞伎好きだったりして笑)
で、今日の2時間ドラマに主演の福助さん出ますねー。
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猫の年齢

2005-05-14 23:59:14 | 
ちょっと気になったので、猫の年齢調べてみました。
書いてある本などによって結構差がありますね~。
種類によっても違うらしいです。
平均的かな?と思えるサイトです。
あなたの家の猫は何歳ですか?(笑)
コメント (2)
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誕生日

2005-05-11 22:30:37 | 
今日はきなこの誕生日。
3歳になりました。
人間で言うと25歳程度らしい。
2ヶ月くらいの時にやってきたけど、あっという間だねー。
しかし、人間みたいな寝相だな(笑)
コメント (7)
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5月襲名披露公演

2005-05-09 23:39:48 | 演劇
昼の部行ってきました。
○菅原伝授手習鑑 車引
○芋堀長者
○弥栄芝居賑 中村座芝居前
○梅雨小袖昔八丈 髪結新三
という演目。

どれも初めて見るもの。
目玉は髪結新三(かみゆいしんざ)かと思っていたけど。
髪結新三とは・・・
材木商の白子屋は倒産寸前。
その一人娘お熊は手代の忠七と恋仲だが、家のために持参金つきの婿をとることを泣く泣く承知する。
これを知った刺青者の髪結・新三は、忠七にけしかけて駆け落ちさせ、だましてお熊だけを誘拐、自分の長屋へ運び、軟禁してお金をせびる。という話。
お熊の着る黄八丈の着物が大変鮮やかで美しくびっくり。
お熊という人は実際にいたそうで、実際に忠七とも不倫をしながら婿を殺したのが発覚し、処刑されたそうだ。
刑場に曳かれたときに黄八丈を着ていたお熊の美しさが評判となり、流行ったそうだ。
芝居の中ではお熊は納戸に軟禁されている姿で助かるが、セリフの端々で乱暴されたのかな?という雰囲気もある。これは観客の想像なのだけど・・・
助かったお熊は普通に喜んで籠に乗って帰っていく。
純情な娘風に描かれているが、実際にあった事件のことを思うと、そういうしたたかな女だということを作者は含ませて書いたのかなとも思ってしまう。
新三も悪人だが、お熊の怖さの方が怖い気がした。

弥栄芝居賑はこれはもう豪華すぎる。
5月は口上がなく、江戸中村座での勘三郎襲名を祝って次々に人々が訪れるという芝居仕立ての演目。
男伊達(立役)と女伊達(女形)が両花道にずらっと並び、お祝いの挨拶を述べていく。
ここは花道のシーンなので、それが見えない3階B席には悲しすぎる・・・
セリフも、例えば染五郎だったら「阿修羅のごとく・・・」とか自分のことに引っ掛けていて笑いを誘っていたりして、普段では見られないので面白かった。
中村屋一門以外での出演者は、
菊五郎、三津五郎、橋之助、染五郎、松録、
海老蔵、獅童、弥十郎、左団次、梅玉、
玉三郎、時蔵、福助、扇雀、孝太郎
菊之助、亀治郎、芝雀、魁春、秀太郎、
富十郎、芝翫、雀右衛門
という面々。
これだけ豪華だと他の地方の劇場に役者いないんじゃないの?と思ってしまう(笑)
あと、勘三郎さんが普通の家の子で「野田版 鼠小僧」にもさん太役で出ていた、
清水大希くんを弟子として鶴松を名乗るということで、一緒にお披露目をしていた。
歌舞伎の家でない人でも活躍してる人はいっぱいいるしね。
基本的には端役しかなれないのだけど、猿之助一門や勘三郎さんも芝のぶさんを抜擢したり、
笹野高史さんを歌舞伎の舞台に呼んだりしている。
将来のことを見据えてみても役者は足りないだろうし、
見た目では何歳くらいだろう?9・10歳くらい?
立派ないい芝居をする子なので、将来活躍してくれると嬉しい。
コメント (2)
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