マクロビオティックをやっているので、1年近く卵は食べていませんでした。
動物性食品は毎日取ると大人子供にかかわらず、脂肪やたんぱく質の過剰摂取になるのでひんぱんには買いませんが。
スーパーで有精卵(ヒヨコが生まれるやつ)があったので買ってみました。
どうなんでしょう?
パッケージにURLが記載されていたので調べてみました。
白鳥の里自然農園
平飼いでウインドレス(窓なし)ではない鶏舎で育てられているようです。
他の業者もいろいろ調べてみました。
1個10円程度の安い卵は狭い鶏舎(A4の雑誌サイズに2羽!)に押し込められ、抗生物質やホルモン剤などを投与されて飼育されるそうです。
135日から卵を産ませ続け、1年程度でボロボロになって廃鶏するそうです。
(平飼いで飼育すると200~240日で卵を産み始めるらしい)
肉食用ではもっとひどく、53日のところを36日で食肉にするとか。
普通に育てると36日ではまだヒヨコの大きさだそうです。
それを人工的に急成長させているのですね。
狭いところに押し込められた鶏は身動きもできずストレスがたまり、
隣の鶏のくちばしを叩き割ってしまうのだとか。
けがをさせないために、ヒヨコの段階でくちばしを焼き切ったり、爪を切ってしまったりするところもあるようです。
そんな鶏ですから内臓疾患にかかるものも多く、そういう部分は除去されて出荷されるそうです。
(人間の食用にならない部位はペットフードにいくのでしょうか?)
そんな不健康なものを食べ続けるのは恐ろしいことです。
ずっと1個10円程度の卵っておかしいと思ってしまいます。
マクロビオティックでも昔は卵を使われていたようです。
しかし、現代では大量の動物性食品を摂取しているので、卵をあえて取る必要がないことと、安全性に問題があり危険なので使用しなくなったそうです。
久司先生の本に書かれていたことで、気になったことがあるので調べてみました。
「人工的な栄養剤や抗生物質を与えられた鶏のゆで卵は黄身の周りが緑色になる」
という記述です。
確かにスーパーなどで売られている卵をゆでると黄身の周りが緑色っぽく、くすんだ色になりますよね。
買ったこの卵は・・・?
画像のように見事に美しい黄色でしたよ。
卵アレルギーの人でもきちんと作られている卵だとアレルギーにならない場合も多いそうです(化学物質がいけないのでしょうか)。
しかしいくら食べてしまうからといっても、育てている間は真っ当な扱いをするものではないのでしょうか?
モノではなく命なのですから。