長い間、人間をやっているが、95年の阪神・
淡路大震災に遭遇するまで、「活断層」という
言葉を聞いたことがなかった。
神戸に活断層があって、地震を引き起こすと、
聞いていたら、おそらく神戸に家を持つ発想は
なかったであろう。
あの大震災に遇うまでは、地震とはプレートの
動きによって起きるものとばかり、思い込んでいた。
ミンスは9月に国会を開かず、かといって開催を
サボった理由とてこれなく、従って今のホットな話題
の主、原子力規制委員会も、いまだに国会の承認を
受けていない。
決断の男・野田が、勝手に決めた委員会である。
敦賀の第2号機の直下に十数万年か前にできた
断層が確認されて、この第2号機の廃炉が決定的に
なった。
ついでに、断層から枝分かれする「破砕帯」なる言葉
も初めて聞いた。言葉からは、この方がもっと怖い。
敦賀の傍には、関西電力の美浜原発もあるし、
「もんじゅ」も近い。何十本も枝別れしている「破砕帯」
の影響は無いのだろうか。
北朝鮮のミサイル発射が延期されたが、若狭湾の原発
が特殊部隊に攻撃されたら、北が核兵器を持たなくても
通常兵器で充分に日本は痛撃を受けることになる。
あの95年の大震災で、ボクは瞬間に、北のノドンでも
来たのだろうと思った。地震のイメージを遥かに越える
揺れ方と、落下物の連続音での、それが直感であった。
ところで、敦賀の所有者、日本原電は、原子力規制委員会
の、今度の評価を受け入れがたいと表明しているが、
廃炉の最終決定権は誰が持っているのだろう。
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