艶っぽいハナシを、実に上品に書く達人が居る。
毎度ながら、その巧みさに感嘆する。
ボクには出来ない。リアルになり過ぎる。
そんなボクが初めて体験した混浴のおハナシ。
昔バナシか、おとぎ話みたいなモンです。
ボクはまだ25才ぐらいだったか、
出張で有田焼の有田に行き、先方の手配で、
お泊りは武雄温泉となった。
宴会になり、キャバレーに出かけ、冗談に口説き、
そして宿に帰った。もう夜も遅い。
こっちは三人組。で、風呂に行った。
暫くして4人の女性が入ってきた。
みんな宿の女中さん達だった。
先客の男がいるのに、平然と入ってきた。
灯りは暗いが、見えないわけじゃない。
洗い場でも、湯船でも、いとも自然な会話。
ボクはまだ「処女」とは言わず「処男」とも言わず・・
だから、その時初めてオンナの身体を見たわけで・・
それも目の前で、全身を。
だって7人が入れば湯船は満杯なんです。
洗い場だって、お互いがくっつくぐらいに狭い。
相手が慣れているのか、あっけらかんで、
だから明るい雰囲気で、息詰まることもなかった。
部屋に帰ったら、ジョーダンを本気にした、
オネーチャンが一人。
いかがですかと勧められたが、それがごつい
姐ちゃんで、遠慮して年長者に譲った。
それから数年後、噂の夜の歓楽街を持つ、
ハンブルグ勤務となって、夜な夜なのご接待。
白い全裸を間近に、イヤというほど見せられて、
最後にはゲップが出た。いや、ホントのハナシ。
あの仕舞い湯の、赤茶けた裸体が妙に思い
出された。
パパゲーノ
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