作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 今朝の日経紙は内容豊富 】

2011-01-06 13:58:26 | 04 時事ニュース


4世紀ぶりの超低金利の文字に惹かれて
中味を詳しく読んだ。

17世紀初頭に存在したジェノバ共和国の
ことだった。資源も産業も乏しく「魚のない海」
「木のない山」「真心のない男」「恥のない女」
と酷評されている。
当時の強国スペインの軍事費調達を助け、
その見返りにジェノバには大量の金銀が流入
して金余りとなり、1%台の低金利をもたらした。

スペインの衰退に伴いジェノバの繁栄も消える。
対GDP比で見ると、菅政権の下国家の借金は
悪いと言われるギリシャの比ではない。
いずれ日本政府の破綻は免れぬと確信を持つ
ヘッジファンドが米金融界で注目されている由。

まだ41歳のその男に名を上げさせてはいけない。
17世紀のスペインと現在の日本は違う事を、
その41歳に思い知らせてやろうじゃないか。

もう一つの例が紹介されている。
第二次世界大戦で戦費調達に追われたイギリス
である。政府債務のGDP比は2倍超と、今の日本
とほぼ同じ。ボクが社会人になった57年当時には
まだ英ポンドが世界の基軸通貨だった。
74年に英国債の金利はなんと18%に。
1008円だった英ポンドが840円に下落したことを
鮮明に覚えている。

昨日の経済3団体の合同パーテイで財界人は
意気堅甲だった。たった5%の法人税下げで、
内部留保に回すことなく国内に投資し雇用を
高めてくれとの菅総理には一様に実行力を
迫った。民活によらずして、日本経済の再生
はない。
政府出費の介護で雇用が増すと勘違い、いや
経済が分からぬ頭の悪さ丸出しの菅総理に
出来る事は、早期退陣しか残っていない。




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