いつから日本人は、こんなに自分勝手で、同胞の苦しみに
不感症な人間に成り下がってしまったのだろうか。
岩手も宮城も福島原発の位置から遠く離れていて、主に
木材を主とする瓦礫を燃やしても、放射線物質が出てくる
わけでもない。
石原東京都知事が、こんな大被害で発生した瓦礫処理には、
広域で当たろうと呼びかけて、全国の知事が賛同したのでは
なかったか。
日本人が世界で信用されない第一に、総論賛成だが各論に
成ると反対に廻ると言う事が挙げられる。現に神奈川県知事
が、各論段階で住民の反対で困惑している。
静岡の島田市は見上げたものだ。それでも名産のお茶に風評
被害が起きないか心配する声に、市長は対応に苦慮している。
東北の三県の海岸べりの町は、予想を大きく越えた大津波
で、破壊され流された犠牲者の町なのだ。幸いにして大津波
の届かぬ場所に住いしていて災害を免れた人々は、処理
すべき瓦礫の、それも分別も済んでいる瓦礫の燃焼にぐらい
協力を申しいれて当然じゃないのか。
高熱燃焼炉を持たぬ市や町は、この際新規に燃焼炉を作って
でも、瓦礫を受け入れるべきである。全日本が力を結集して、
膨大な瓦礫の処理が可能になるのだ。
遠く沖縄県の知事さんまでが、協力すると言い出している。
戦争中に地上戦の災禍を一手に引き受けた沖縄が、瓦礫
処理に協力するとの言葉をたまたま山間部にあって、戦争
被害も受けずにきた各県は、少しは恥を知れと言いたい。
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