作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 全農は国民の代表でもなく農民の代表でもない 】

2013-03-13 18:00:00 | 02 華麗な生活

万歳という、オメデタイ名前の男が全農会長で、
TPP参加で日本は不利になると、次の参院選をちらつかせて
議員たちを脅している。

全農の実体は、金融コンツエルンで、田舎の銀行業務もやれば、
金貸しもやり、91年かの不動産バブル崩壊の折には、住専紛い
の不良債権を多額に抱え、最後は公的資金注入で助かった組織。

日本の農産物には、それなりの長所が多く、会社組織で農業に
取り組もうと考える者も居るのだが、そういった前向きな人々を
排除するのも全農の政治力である。

米作りは確かに日本食の基幹であろうが、小麦や大豆は殆どが
輸入に頼っているのが現状だ。

ボクは12歳で、旧満州国の首都新京から引揚げ、淡路島の南部の
農村地帯にあった、父の故郷にやって来た。
家の周りは全部田んぼで、ボクは単純に「これでコメの心配は無い」
と思ったのが、大きな間違いで、我が家の主食はサツマ芋と押し麦
のお粥が、三年強も続き、その後の三年は押し麦が主、米が従という
麦飯であった。ボクの高校三年間の弁当は、その麦飯である。

とにかく近所の農家は、我が家には米を分けて呉れなかった。
だから農家の集合体が、全農でもなければ、国民の主食を賄う組織
でもないと断言する資格がボクには有る。

TPPに参加するか否かの論議はさておき、全農が国民の食を担うと
思っていたら、とんでもないマチガイである。

日本の農地は、日本の国土だ。意欲的な者には、株式会社であろうと
何であろうと、農地を解放して、国際的な競争に勝てる農業に転換する
必要がある。
試しに聞いて見ると良い。今日本の肥料は何処で入手しているかと。

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