作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 国際司法裁判所は機能しているか 】

2012-08-14 10:29:28 | 02 華麗な生活

オランダの首都、デン・ハーグに在ることは在る。

日韓の「わだかまり」竹島(韓国では独島)問題は、韓国の実効支配が
長く続いており、島根県の漁民も近づく事もできない。

この問題を今まで放置してきた、日本政府の怠慢の罪は大きい。
民主党は何かといえば、「自民長期政権の間からの問題」と逃げるが、
ウソ八百を並べて、政権を騙し盗った以上は、現政権の責任であろう。

民主の若造が外務大臣をやっているが、ヤツに外交能力なんか無い。
何のために外務省が存在するのか。

国際司法裁判所が、額面通りに機能していたら、今の竹島問題も無い。
日韓両国が、お互いに主張を繰りかえし、両国が揃ってハーグに赴いて、
はじめて国際司法が機能する。

自国の主張だけを、国内向けに繰り返すだけで、外交問題が解決するなら、
外務省も要らなくなる。

韓国出身のバン・キムン国連事務総長は、さっそく「アジア各国が抱える
領土問題は、当事者間で対話を通じて解決を」と述べて、日韓で話し合え
と国連の介入を回避する発言を行なった。これが現実である。

いずれ尖閣に同じ問題が起きる。相手は海軍が出てくる。
日本側は、海猿こと海上保安庁の英雄的な行動に期待するだけか。

日本がマッカーサー司令部の占領政策下にあった時代に、韓国では
李承晩大統領が政権を握っていて、日韓の海上に李承晩ラインなる線を
引いた。多くの日本漁船が、このラインを越境したとの理由で拿捕された。

独立国家ではなかった、日本は気の毒な漁民を見殺しにしてきた。
マッカーサーは、朝鮮戦争で疲れ果て、日韓の領域問題まで首を突っ込む
余裕もなかった。日韓の問題は、李承晩の独裁に始まっている。

国連事務総長は、韓国出身者である。
国連の機関に提訴することを、躊躇っている理由がそこにあるのなら、
むしろ正式に提訴することで、全世界に李承晩時代の不当な行為をも併せて
訴え出るべきなのである。

同じオランダのアムステルダムにある、日系のホテルには江戸期の長崎出島
が描かれているが、現代のオランダ人は、江戸期を通じて得た日本との交易の
利を知らない。国際司法裁判所がオランダに在っても、日本に有利な点は何もない。
普段は優雅に遊び暮らしている大使も、こんな時ぐらいは本気で働け。

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