アルジェリアでのアラブ・テロ事件は、日揮の
社長自らの現地出張で、犠牲者が収容された
病院巡りまで行なった末に、七名の邦人社員
の死亡が明らかになる、痛ましい結果が出た。
新聞社やテレビ局は、暢気で良い。
日本政府がもっと、邦人保護の態勢見直しをと
論説委員は書くが、具体的にどうすれば良いのか。
今回の事件が起きた、天然ガス・プラントサイトでは
高い塀に囲まれた居住区に住み、日本人コック2名
も派遣されていた。
出入り口は一箇所で、武装したガードが居たが、
千名を越すとも伝えれるプラントサイトに、移動する
時間帯を狙われた。
より充実した、邦人保護をとなれば、日本の自衛隊
が重武装で、現地に入らないとどうにもならない。
よしんばそうした措置を取れば、また自衛権問題が
喚かれて、武器は携帯すれど使用はしない等の、
マスコミお得意の議論になるだろう。
日揮は、英国BPを主体とするプラントから、協力を
求められての、17名の派遣であった。
中国は50万人もの労働者をアフリカに送りこんでいる。
彼等は全員が中国企業に所属し、多国籍企業とは
組まないから、今回の事件にも巻き込まれなかった。
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