作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 アルジェリアの日揮事件に想う 】

2013-01-27 19:28:42 | 02 華麗な生活

時が経つにつれて、サイトで働く中に通報者が
居たことが分かってきた。

BPの社長と、何かの相談があっての、元副社長の
犠牲であり、優秀なエンジニアーたちの、巻き添えで
あった。

千代田化工と並ぶプラント大手の日揮だから、川名社長
のお人柄から、犠牲者のご遺族には手厚い配慮がある
ものと期待する。

ボクはアフリカには、68年に南アに10日出張しただけで
他の国は、ケニアとウガンダの空港に給油で降りただけで
ある。

ハンブルグを基地に西欧諸国と、ウイーンを基地に東欧を
飛びまわる、二度の駐在経験があるが、東欧では自社には
事故は皆無だったが、他社の駐在員が十数名は事故死して
いる。いずれも運転中の事故だった。

ボクも十数回、自分で運転してハンガリーのブダペストに往復
したが、一度だけウイーンで雇った現地人を伴ったが、日暮れの
道路で、農民が荷物を満載した中に、太い丸太が後方に突き
出ているのに、運転を任せた男が気がつかず、あわやボクの
顔面直撃の危機があった。

ボクが「前方に農民の車が」と叫ぶのを、そのまま走るから、
「ブレーキ!」と叫んで、あわやという箇所で車が急停止して
助かった。以後その男の運転を信用しなくなった。

そのことの半年ほど前に、東レの出張者が他商社の運転で、
同じく農民の車に追突し、運転者は助かったが、東レの人の
首が丸太直撃で切断という、怖ろしい事故があった。
東欧には当時高速道路は無く、農家の車にはテールランプも
無いから日暮れ時が特に危ない。

商社の駐在員は、今に限らず昔から危険と隣合わせで働いていた。

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