作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 トヨタ公聴会 】

2010-02-26 13:43:08 | 04 時事ニュース

米国下院公聴会がトヨタ社の欠陥問題を二日連続で行った。

初日には米国のトヨタ販社の米人社長が出席したが、技術
問題はあずかり知らぬと述べて、それでも高速で走行する
カーメーカーの最高責任者かと、議員たちの憤激を買い、
8時間にも及ぶ厳しい追求の場となった。

その後を受けての、豊田章男社長は、ひたすら陳謝の姿勢で
臨み、公聴会の空気は変わらなかったが、3時間で終了した
ことで、議員たちの厳しさが若干ながら沈静の方向に向かった
ことを証明した。

残念なのは章男社長が、ボストン仕込みの英語で答えれば
良かったのに、日本語での答弁に終始したことである。
カレは慶応を卒業後、ボストンに留学し英会話能力を高めて帰国。

すぐにトヨタ入りをせず、しばらく通産省で本省の官僚を経験した人物。
直接話をしたことはないが、ある結婚式で、すぐ傍の卓に
座っていた章男氏が、米留学時代のよしみで、スピーチする
姿を目にした思い出がある。当時は通産官僚であったが、
自らトヨタの御曹司であることを、全く誇るそぶりもなく、
好感を持った。

これでアメリカに於けるトヨタ車問題に決着が着いたわけじゃなく、
これから、より厳しい日々が始まる。

それにしても章男社長は、割り切れない想いを抱いたことであろう。

社長を支えるべき役員にロクなヤツが居ないことが露見されたのだ。

あの無責任な米販社の社長を即刻クビだ。
あんなヤツに高給と多額のボーナスを支払う意味はない。

日本人役員どもの、不必要な逃げの発言も公聴会に出席した
議員達の憤激を高めることにつながった。

社長業はトヨタほどの大企業にあっても、孤独であることを
痛感した。

GNPが20年も停滞したままの、先進国で唯一の国が日本である。
韓国にEUとのFTAを先取りもされた。外務官僚も通産官僚も、
それを重大な失態との認識が見えない。

大変な時期に、小沢というとんでもない男が、民主党政権を
我が物にしている。

                          パパゲーノ

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