黒川委員会の報告書は生々しい。
だから事故当時の現場の状況が良く分かる。
「おまえ、海水注入は」
「やってますよ」
「おいおい、やってんのか。止めろ」
「何でですか」
「おまえ、うるせえ。官邸がもうグジグジ言ってんだよ」
これが12日夜に、現場で指揮を取っていた吉田所長に掛かった電話。
掛けてきたのは、官邸に詰めていた武黒フェローだった。
(武黒ってフェローかなんか知らんが、日ごろからこんな言葉の男なのか)
菅直人が武黒に、五月蝿く噛みついていたことが良く分かる。
現場では、吉田所長が独自判断で、海水注入を続けていた。
菅直人は、15日早朝にも東電本社に乗り込み、怒鳴り廻したと報告書に明記。
「撤退などありえない。日本が滅亡する。命がけでやれ」
吉田所長は「現場は逃げてなぞいなかった」
とんだ菅直人の、ひとり目立ちたかったサル芝居だった。
最新の画像[もっと見る]
- 【 年末の阪神ひとまたぎ 】 11年前
- 【 年末の阪神ひとまたぎ 】 11年前
- 【 ドイツには百万都市が三つしかない 】 13年前
- 【 小説・第二作「はぐれ狼が奔る」が登場 】 17年前
- 【 絶妙の天麩羅「新太呂」】 18年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます