長い間、世界のマーケットから存在感を失っていた
日本が、安倍氏の再登場で、再び陽の目を浴びている。

世界の株式市場でも、また為替市場でも、早くも安倍総理
歓迎ムードで、久方ぶりに日本が思い出された感がある。

日経ダウは早くも9900円の大台に乗った。
ついこの間まで、8700円だったから、すでに2200円の
上昇である。

日経ダウの高値は、89年だったかの大納会で付けた
38915円で、今回東京一区で落選した海江田が、
正月番組で「日本の株はこれから本格的に上る」と
法螺を吹いていた。

株価が多少上っても、89年頃に買い入れた古い投資家
にとっては、まだまだの値ごろだろう。

だがたとえ売却しなくても、下がった心算で諦めていた
株価が上昇すれば、持ち株主たちの気分は晴れる。

人間は気分が良くなれば、気前が良くなってカネを使う。

日本の日銀が手をこまねいていた間に、世界の各国は
大いに金融を緩和して、大量の紙幣を市場に出した。

ひとり日本だけが、日銀だけが、20年のデフレの中で
喘いでいたのだ。

日本の再登場は世界の市場が歓迎するところ。
ここらが、ミンスとは、政党としての格式が違う。