3・11から一年二ヶ月が経って、漸く国会に原発事故調査委員会が
開かれた。
菅の証言は、自己弁護に終始したと言ってよく、東京電力や経産省に
責任を転嫁する面が目立った。
当時の側近で傍に居た、海江田や枝野も、今になって菅の存在自体が
邪魔であったと証言している。
特に東電から派遣されて官邸にいたとされる、武黒フェローを名指しで
不快感の対象に上げている。
菅の私的なつながりで、官邸に参与として入れた学者たちが、いかに
傲慢に振る舞ったかも、よく分かる。
あの事故の時点で、官邸は素人が集うだけの、危機管理の能力なき
組織に過ぎなかったことが鮮明になった。
福島県の、特に自宅を捨てて、避難を迫られた人々の、艱難と辛苦を
慮る言葉が無い。
こんな時に、浪江町で大きなスーパーを経営していた男性が、自宅の
傍で自殺している姿が発見された。絶望の気持ちは分かるが、残される
遺族の心境を考えれば、自分だけが安易な道を選んだと、非難されても
仕方がない。奥さんの立場が無いじゃないか。
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