殆どの政党が、原発の即時廃炉化は無理だと、言葉を
濁していた時に、嘉田が唱えた「原発からの卒業」説が
新鮮な響きで世論に迎えられた。
陰に小沢一郎の姿が垣間見える。嘉田と小沢が密かに
会っていたとの情報もある。
嘉田の新党構想発表に、直ちに小沢が応じて、合流を決めた。
その間の時間が短すぎる。矢張り小沢が書いたシナリオかと
思えば、不思議さや唐突さが消える。
嘉田の真意は不明だが、一県知事に国政を動かす知恵が
あったとは思えない。小沢がいったんは付けた党名の人気が
上らないことで、思いついた策だと考えて間違いなかろう。
これで衆院選の行く先が、見えなくなった。
このニュースにマーケットが早速反応している。
今日の日経ダウは、上昇を止めて反落し、為替相場も円が
再び上昇した。
小沢の得意顔が眼に浮ぶ。橋下の党は一気に収束に向かいそう。
石原も滋賀県知事に、手玉に取られた形で、無能者と知れた。
日本のためには、何と言っても安倍内閣が待望されるが、
影響を大きく受けたであろう事は間違いないところ。
この後、マスコミがどう煽るかによって、小沢復活も有り得るだけに
嘉田新党の行方から眼が放せない。
小沢は自分で自分の不人気を知っている。その上での嘉田利用
だとしたら、憎い奴ではあるが、野田ごときの敵ではない。
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