Powder Blue Sky

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BBC Sherlock: His Last Vow(シャーロック・カンバーバッチ)

2014-02-02 00:28:06 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)


『シャーロック・シリーズ(3)』DVDが到着、ゆっくりと一話づつ観直しました。




このシリーズは三話がゆるく繋がっていて、こうして通し観てみるとひとつの続き物仕立てになっているのだ、ということが分かりました。
繋いでいる糸はメアリー・モースタン(MM)。そして陰でチラチラ見え隠れしていたチャールス・オーガスタス・マグナッセン(CAM)。
CAMは第三話『His Last Vow』で本格的に登場で、シャーロックと火花を散らす対決となりました。






三話目のキーワードは:プレッシャー・ポイントとヒューマン・エラー(pressure points, human errors)・・・かな。




一度づつ観直しただけで、まだいろいろ分からない箇所がたくさんありますが--





ふと思いついたひとつの仮説に沿って考えてみると・・・なんだか辻褄が合うような気がしてきました。



おー、私って名探偵かも!
なんてね。







ここからはネタバレ内容なのでご注意頂きますように。



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取りあえずストーリーの大体の流れを書いておきますと:
(誤った解釈あっても軽く流してくださいませ^^)





夫の過去で知られては困る秘密をチャールス・オーガスタス・マグナッセン(CAM)に握られたスモールウッド議員は、シャーロックに相談することを決意。







(オープニング・テーマ)




患者の息子(アイザック・ホィットニー)が麻薬巣窟に行って帰って来ない、という相談をうけたJWは、その息子を連れ戻しに荒廃した建物に単身乗り込む。そこで一か月間、連絡がなかったSHと偶然に会う。というかSHが声をかけてくる。

(原作『唇の捩れた男』ではアヘン中毒患者名がアイザ・ホィットニーで、やっぱりホームズの方から服の裾を引っ張って声をかけてくるのでした。)





観察眼を見込まれて後にSHの弟子と自称するようになるビリーともそこで遭遇。




一方原作ベーカー・ストリート・イレギュラーズのビリーはこんな少年デス^^。



スカルのビリーもお友達!








SHの顔色などから判断して、医者JWは彼をバーツへ連れて行き、尿検査をさせる。

陽性と出て、モリーに平手打ちされてしまうSHでしたが




指輪がなくて残念だ、などと反省の色まったく無し、なのでした。






クスリをやっているSHのメイクは、それらしくできてる!



本当に手を出しちゃっていたんですね。







221Bへ戻ってくると、ドラッグに手を出したとJWから連絡を受けたMHが待ち構えている。



アンダースン達は部屋を捜査中。










麻薬巣窟に潜入していたのは依頼を受けた事件捜査の一環だ、と怒るSH。





交渉相手がCAMだと知り、MHの反応は?

『CAMを敵に回すというのは、僕(MH)を敵にまわすということだ。』と『関わるな』と示唆。






MH達を追い出し、ベッドルームにいたジャニーンが仕事に出かけた後
スモールウッドがSHに相談に行ったことを知ったCAMが221Bに挨拶にやってくる。





CAMはマインドパレスにあるSH&JW&Mrs Hudson情報を読んでいる。
SHのredbeardに気を留めるCAM。











CAMが脅迫に使っている手紙をロンドンに持ってきている、と知ったSHはJWと共にCAMのオフィスに侵入してそれを取り戻そうと考える。





ジャニーンを婚約指輪で釣って首尾よくオフィスに侵入すると、先客がいる。
CAMとその人物の会話を立ち聞きするSH



CAM:Coming here?What would your husband think?
He...Your lovely husband. He's honourable.
What would he say to you now?
You're doing this to protect him from the truth?
(ここまで来たのか?おまえの夫はどう思うだろう。
あの・・・おまえの可愛い夫。立派な尊敬すべき夫は。
今度はおまえに何というだろう?
秘密を知られたくないから、こんなことをしているのか?)


What's this obsession here with honesty?
(なぜそんなに正直で誠実であることに拘っているんだ?)






CAMの最後の台詞、気になります。
↓に書いた私の大胆推理^^に繋がる箇所です。




後姿をスモールウッドと間違えたSHは二人に声をかけ、振り返ったメアリーに胸を撃たれてしまう。












生死の境を彷徨って、マインドパレスに落ちたりした末、




意識を取戻したSHの第一声が
『メアリー』








数日後?回復途中のSHが病院のベッドから消えている。
レストラード、ジョンはSHの隠れ家を聞いて歩くのですが・・・

レストラード

マイクロフト

モリー

ハドスンさん

SHからJWのケータイに連絡が入り・・・




同じころメアリーにもSHから呼び出しがあり、空家で三人で会う。
そこでSHを撃ったのはMMであることがJWに知られることに。




SHのダミーだったのは髪を少し立て、襟を立てたジョンだった。
このジョンの表情、ドキっとしますね。





221Bでの3人の話し合いシーン、すごく濃くて好きです。
詳しくは書きませんが。








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数ヵ月後。ここの時間経過は不明瞭。
SHの怪我は癒え、MMのお腹は目立つようになっている。




クリスマス。SHは怪我の療養のため実家で過ごしていたらしい。
MHも戻ってきていて、MM,JW,それにビリーまでよばれて来ている。


4人揃ったホームズ一家記念写真!!





JWは過去より二人の将来が大切だからと言ってMMハグして仲直り。
数か月間、口をきかずに考えて出した結論が彼女を許す事、だった。



MM:あなたは私の名前すら知らないのよ。
JW:メアリー・ワトスンで十分じゃないのか?



MM:ええ、もちろん、充分だわ。
JW:僕もそれだけで十分だ。




本当の名前、何なのでしょうね、MM。



家の外ではMHとSHがタバコを吸いながら立ち話。
ここは言葉の奥に含まれた意味が深そうな箇所。




MH:お前に断ってほしい仕事がある。
SH:じゃあ断るよ。なぜ引き受けてほしくないのか?
MH:バランスを考えるとね。お前は英国に近い方が役立つんだよ。
SH:役立つ?どんな役に立つというんだ?
MH:Here be dragons.(謎の言葉です。暗号?)
SH:(何かに気付いた顔)
MH:このタバコ、僕には合わないな。中に入るよ。
SH:もっと低タールにしないと。タバコ初心者みたいだ。
MH:Also...your loss would break my heart.
(それにおまえを失うとなると胸が張り裂けるよ)
SH:(思わぬ言葉にせき込む)What the hell am I supposed to say that?
   (いったいどう反応したらいいんだ?)
MH:Merry Christmas.
   (メリー・クリスマス)
SH:You hate Christmas.
   (クリスマスは嫌いだろう?)
MH:Yes, perhaps there was something in the punch.
   (そうだ。こんなことを言うなんて、多分パンチの中に何か入っていたんだな)
SH:Clearly. Go and have some more.
   (そのとおり。行ってもっと飲めよ)
(この後本当にパンチに入れられた睡眠薬でSH&JW意外は眠らされてしまう。
この台詞からMHは知っていながら飲んで眠ってあげたみたい。それとも寝むり込んだふり?)








SH&MHの二人、シーンには出てこないところで繋がってますよね。ライヘンバッハでもタネが明かされたけど、画面では表れていないところで協力しあっていました。だから今回も台詞はないけれど、お互い言葉にしていない了解事項がきっとあるのだと思うし、二人ともメアリーの正体を知っているのだと思う。






SHはJWと一緒にMHのノートパソコンを携えてCAMとの取引にのぞむため
迎えのヘリに乗ってappledoreに乗り込む。









MMのために、ひいてはJWのためにCAMと交渉しMM関連書類を手に入れようとしたSHだったけど








結局CAMのやり方に腹を据えかね、感情が迸り出て射殺してしまう。ヒューマン・エラー。
すべてJWとMMを守るためだった。





MHは裏で何とか最悪の事態を避けようとしたけれど、SHの人間的な怒りの感情を予測できず、弟は殺人者になってしまう。










ワトスン夫妻に別れを告げて東欧へ飛び立つSH。






4分後にはMHから電話で英国へ呼び戻されるのでした・・・・・




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まず視聴後、引っ掛かった言葉、理解出来なかった流れをズラリと書き並べてみました。まとまっていないし、答えにもなっていないです。



★メアリーはなぜシャーロックを撃ったのか?
最大の謎は、なぜSHを撃って、CAMを撃たなかったのか、ということ。
CAMを撃ってSHに助けを求めたらよかったのに、と単純に思ってしまいます。時間かせぎとか、JWが容疑者扱いされるのを避けるためとか。どれも納得できないんです。
ただジョンに過去を知られたくない一心から?だとしたらメアリーひどい。


★自分を撃ったメアリーなのに、シャーロックはなぜ『僕の命を救ってくれた』から、と助けることに懸命なのか。

★さらにmurdererになってまでメアリーを(ジョンを)救おうとしていたのはなぜか。
SHとMMは通じ合うものがあるようで、そこがよく解せないところ。

★そもそもメアリーはCAMのオフィスに忍び込んで何をしようとしていたのか?

自分関連の情報を取り戻すための交渉?それともCAM抹殺のため、でしょうか。

You're doing this to proect him(JOHN)from the truth?
What is this obsession here with honesty?
CAMのこの台詞、気になります。裏切って天使の側へ行こうとしているメアリーを非難しているように聞こえます。

そこに入ってきたSHは単なる邪魔?SHが来なければCAMを上手く抹殺できていたのでしょうか?


★CAMは何度もメアリーを『bad, bad girl』だと呟いているのはなぜか?

★メアリーはどうしてジャニーンにブライズ・メイドを頼むほど親しい仲なのか?

★マイクロフトの呟き:Here be dragons.とはどういう意味だろう?


そのまま取れば『ここ英国には退治すべき悪人どもが沢山いる』だけど、もしかすると小説名『Here be dragons』とかけていたのかもしれない。

MHはメアリーがCAMからの指令を受けたエージェントであることを知っている、と言いたかったのかもしれない。
小説『Here be dragons』は政略結婚させられるイングランド王女の話。嫁ぎ先でウェールズ王の良き協力者となる。→メアリーの役割をそれとなく仄めかしていた。



★今回MHがSHをcareするシーンがいくつがあったのはなぜ?

『お前を失うのは胸が痛むこと』とか、あれは本心だと思うし最後のシーンでは『シャーロックを撃つな』とパニック気味に叫んでいたし。
冷ややかだけれど、やはり弟の動向を心配し、気にかけて兄であることは間違いない。お互い利用し合い頼り合いもしている仲なのだ、と再確認しました。








★シャーロックがCAMのオフィスで撃たれた事件は世間にどう伝えられたのだろう?

ジャニーンのタブロイドで騙されてしまってるけど、それより大きく報道されているはずですよね。CAMオフィスで起きた発砲事件で有名探偵瀕死の重症だもの。
CAMもSHも警察の事情聴取を受けたり、オフィスの捜索が行われたりしたのでしょうか?





★兄を売るという取引をしたシャーロックだけど、MHがそれを知らない訳ない。

appledoreへMHのノートパソコンを持って乗り込んだのもSHとMHの作戦。どうしようと考え、どう作戦が狂ったのだろう?


★離陸後4分で英国に引き返してきたSHだけど、CAM殺害の罪には問われないのだろうか?特殊部隊の隊員たちは皆口をつぐむように指令を受けるとか。それもMHの指令により、ですか。
MH兄さん、何でも出来ちゃうのですね。







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ここでひとつ、私の大胆推理を申し上げます(笑)
シャーロック・ファン・フォーラムでもこの説が上がっているのではないかと思ったけど、意外なことに誰も言ってなかった。
なので妄想世界を語ります^^。




★MMはCAMの配下で、ジョンのプレッシャー・ポイントとなるためCAMが差し向けた諜報員。何かミッションを担っている。
なのにミッション忘れてジョンと恋に落ち、CAMとその組織を裏切る形になってしまった。(ヒューマン・エラー)


★ボンファイアーの時のメールや結婚式の祝電で、CAMとメアリーの関係が垣間見られた。ガイフォークス時のメールは、ジョンがシャーロックのプレッシャーポイントであることを確認するためにCAMがやっていることだ、とメアリーは知らなかった。あの時点でシャーロックもメアリーの本当の目的に気付いていない。



★マイクロフトは最初からメアリーの正体を知っていたはず。(結婚式当日の電話などから想像)
シャーロックが気付かないというのがヘンだけれども、たぶん途中でメアリーの正体に気付いた。おそらく撃たれてマインドパレスを彷徨っている時ではないかな。瀕死の状態でベッドに横たわっている間に出てきたメアリーを読む言葉の中に『secret tatoo』というのがあった。1−2のスー・リンみたいな何か秘密組織のタトゥーを意味しているのかもしれない。







さて、以下シリーズ(4)で明かされるであろうメアリーについての生い立ちを予想してみました。大きな想像の世界が広がっております^^。




メアリー・モースタン(MM)と名乗る女性はアメリカ生まれの身寄りのない不幸な孤児なのです。


利発で物怖じしない性格を見出されてCAMの組織に引き取られ、ダーティな仕事が出来るよう教育を受け、諜報活動に必要なスキルも身に付け大切に育てられたました。
secret tatooはこの時に刻まれたのです。


MMにとってCAMは自分を不幸な境遇から救い出し、育て支えてくれた恩人ということになります。


CAMが全てを暴露すると自分は監獄行きだ、とMM自身が言っていることから、相当ダーティな仕事もさせられていたようです。




CAMは英国で最も力がある人物はマイクロフトだと考えています。
マイクロフトのプレッシャー・ポイントを辿って行くと

マイクロフト→シャーロック→ジョン→



ジョンのプレッシャー・ポイントを押さえれば、マイクロフトをownする(コントロールする)ことが出来ると考えたCAMは指令を下します。
『ジョンのプレッシャー・ポイントになる女性を組織内から探せ。』



5年前に英国名を取得してもらって英国人になっていたMMに白羽の矢が立ちました。CAM脳内情報保管庫にあるジョンの好みのタイプにMMがピッタリと当てはまったからです。
看護師資格など事前に取得しているし条件も、満点に近いものでした。




この間CAMの元で仕事をしていたジャニーンとは部署は違うけれど仲の良い友人になりました。
ジャニーンには自分の本当の仕事内容は話していません。




ところがシャーロックが表向き死亡したことになってしまい、計画は延期となりました。メディア王で世界中情報ネットワークを持つCAMがシャーロックの偽装自殺を知らないはずありません。取りあえず中止にして別の方法を検討中だったところ--



マイクロフトの動向からシャーロック復活の日が近いと知り、再び計画実施へ向けて始動しました。首尾良くジョンのオフィスの看護師として雇われたのは、TEHの半年前のこと。



腕利きエージェントのMMはジョンの心をしっかり掴むのだけれど、ミッションを忘れてジョンに本当に惹かれてしまいました。
ヒューマン・エラーから始まったシリーズ(3)という訳でした。





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ファンの人々がやっているように、自説を唱えてみました。(笑)
穴だらけのフィクションだけど、こんな風に考えるのって面白いですね。

メアリーは元CIA職員で多くの暗殺に手を染めていた、というのはCAMの口から出ていただけ。何の資料もない。もしかするとCAMの頭の中だけの話じゃないかな、と思ったところから色々な謎の言葉や行動を繋ぎ合わせたのですが、結構推理妄想を楽しめました。

数日したら、また別の説が湧いてくるかも(笑)


HLV放送前に読んだいくつかのプレヴューで、『重要な登場人物が亡くなる』と読んでいたので、もうてっきり『メアリーが・・・』と思っていました。
ところがそれはCAMだった訳でして。
最後が呆気なくて、呆気にとられてしまいました。

ファン・フォーラムでは、SHがmurdererとなってしまったこと、二人の探偵物語というよりトリオの活躍物語みたいになったこと、メアリーの妊娠など、原作から離れていってて嫌だという声が聞かれました。

確かにシャーロックとジョンのダイナミズムが好きなファン(私を含めて)にとっては、今回のシリーズはちょっとバランスが崩れてしまってる感じがします。メアリーの存在が大き過ぎでした。
今後のシリーズでもシャーロックとワトスン夫妻事件簿風になるのは嫌だな~。メアリーはたまに出てくる程度にとどめて、二人の事件簿に戻っていくよう切に願いたいです。

なんだかんだ言っても、やっぱりSH&JWは面白くて大好きです!


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