Powder Blue Sky

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Flaunt Magazine-(3) (べネディクト・カンバーバッチ)

2014-11-03 23:40:58 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)

先日貼り付けたGIFの元になっていた、、Sherlock・NG集がタンブラーに流入してきてて、楽しませてもらっております。
大笑いの余韻がまだ口元に残ったままですが(^^)・・・









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Flaunt誌パート(2)からの続き、最終パートです。





Flaunt誌というのはELLEと比較すると、結構硬派な、というかのかな・・・ファッション&カルチャー誌なのですね。
ELLEは今までにどこかで読んだ内容が多くて、その上いかにも女性誌っぽい内容だったのでパス^^。
対してFlauntは硬くて歯ごたえあり過ぎなくらい。読み応え十分でした。
この記事はFlaunt誌の中のPeopleのコラムに、目の眩むようなフォトと共に掲載されてたのでした。いまさらですがリンクです。












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Flaunt誌パート(2)からテキトー訳続き:







『The Imitation Game』に投影されていて、この現代にも起きている同様の例を, カンバーバッチは決して見過ごしてはいない。

彼は今までに余計なことを言って窮地に陥った、という経験を何度もしてきたばかりでなく、天才とされる人々をこれまでに演じてきている。(10年前のステファン・ホーキング役で彼は有名になり、以来彼は『運動ニューロン病協会』の使者役を長年務めている。)






『第二次世界大戦の始まった頃と非常によく似た状況に、今進んでいると思います。その時と同様、発端は経済危機です。』
と話す彼は、『反戦連合』の中の率直な意見を言う一員であり、アフガニスタン女性の男女同権を推進する運動家でもある。

『少数派の人々への抑圧や排除といったテーマがいかによく知られたテーマであるか、と考えると気持ちが沈みますね。
もちろんとても込み入った問題でしょうが、戦争下という危機的状況においては、人種、性別、宗教あらゆる分野の少数派をスケープゴートにしやすくなる、と思います。

ギリシアはヨーロッパの中では、民主主義と文明社会が生まれた場所ですね。そして皮肉なことに、イラクは中東地域における文明発祥の地です。両国で現在起きていることに目を向けてみてください。ロシアも状況は同じです。ロシアはちょっと並はずれていますね。本当にショッキングです。』






『The Fifth Estate』でジュリアン・アサンジを演じた人間として(アサンジからは公開文を受け取っている。)カンバーバッチは、政府機関や軍と企業の複合組織が裏で行っている陰謀に関わる人物をこれからも演じ続ける。

それでは、Time誌が『世界で最も影響力を持つ100人』の一人として選んだこの人は、現代が抱える問題を純粋に客観的にどう分析するのだろう。




『ニュースの中身を十分調べないと、サウンド・バイト(TVニュースなどの短いビデオ映像)だけでは簡単に真実を見失ってしまうでしょう。』




私達のドライブは目的地に近づいていた。そして雨は本降りに。



『僕はかなり時代遅れなのだと思いますが、でも、本当に心を捉えるものがあるなら、そのテーマを読み漁ります。
企業体の妨害が少なく、政治的に偏見も少ない情報源があることを知っていますから。

例えば「Online Democracy Now」というサイトがあるのですが、ここは素晴らしいです。

僕たちは読者として、消費者として、偏見というものを取り除く能力を十分に持っていると思うのです。
経営者達は自身の解釈によって、政治目的でこれが真実だと決め、その方向へ向かわせようとしますが、そのベースになっているものは何なのか、を見極める能力です。

最近では新聞の伝えることをそのまま鵜呑みにする人はいないと思います。特にLevinson事件以後は。これが確固たる事実である、とは思わないでしょう。僕たちはメディアは(一つのことをことさら大きく反響させる)反響室のようなものだ、と理解できていますから。』














現代の地球規模で起きている出来事を眺めると、将来の展望は暗いものに思える。希望と不条理、相矛盾する状況を考えると、トゥーリングには得られなかったその『希望』というものを、現代社会を生きる私達はどこに探せばよいのか?
トゥーリングはそうした時代に生きても、不健全な政治的雰囲気には迎合しない男だった。



『現代にも彼と同じくらい活気や希望を与えてくれ、時代に立ち向かっている人たちがいます。』


彼はどうやら常に楽観的のようだ。それが人道主義的な運動に深く関わらせる原動力なのかもしれない。


『この世にまだmagicというものは存在しているんですね。民主主義支持運動やUNICEF、Mececins Sans Frontieresが行っている活動は本当に素晴らしい。
自分の信じることに命を捧げ、悲劇を招きそうな状態を、安定した状態に変え、あるいは戦争に飲み込まれそうな状態を平和な状態へと変える。努力し、これを成し遂げるのは、魔法を使うような、奇跡に近いものだと思うのです。』






車はカンバーバッチの次のメディア会場となるロンドン、バービカン・センターへ到着した。
残念ながら倫理面からの捉え方について、質問している時間がなかった。


残った時間で尋ねることが出来たのは、なぜカンバーバッチは、与えられた役にそんなにも深く傾倒できるのか、だった。
すると彼は、不意にAlfred D. Souzaの詩を使って、べリンダ・カーライルが歌った抒情的な世界へと私達を導いた。


『僕は個人的には、天国はこの世にあると信じているのです。』
と微笑みながら言った。

『それが生き抜いていくためのモットーのひとつです。


dance as though no one is watching you,
love as though you have never been hurt before,
sing as though no one can hear you,
live as though heaven is on earth.”



誰にも見られていないかのように踊ろう
今まで傷付いたことがないかのように愛そう
誰も聞いていないかのように歌おう
天国が地上にあるかのように生きよう 』




この言葉と共に握手し、微笑み、彼は雨のロンドンへと歩き去った。


そして私は思いに沈んだ。

みなさんがこれを読む時、みなさんにとって何か重要な意味を持つようなことを、私たちは話し合えたのだろうか?
それともただの、滑稽な、無数にある図書館の蔵書の中にあるつまらない一冊のような時間だったのだろうか?



べリンダ・カーライルの歌詞の中にあるように:

『これがどういう価値を持つのか、あなたには分かりますか?』






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no stranger: たくさん経験してきている
stick one's neck out : 余計なことを言って自ら危ない目に会う
machinations 陰謀・企み・謀反
string-pull裏工作
savvy 有能な、心得た、知っている、能力がある、
pander 迎合する
miasma 不健全な雰囲気、悪影響
underpin: 支柱で支える、強化する、支持する、
footnote 重要ではない





Photographer: David Goldman for ThePureAgency.co.uk.
Fashion Editor: Rose Forde at RoseForde.com.
Groomer: Tyler Johnston for Onerepresents.com using Schwarzkopf professional.
Producer: Emily Wardhaugh for ThePureAgency.co.uk.
Photography Assistant: Alice Whitby.
Styling Assistants: Indigo Goss and Julien Koestel.
Location: The Stag, Hampstead.
Special Thanks: Camilla Arthur at CamillaArthurCasting.com.











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いきなり詩、というか歌詞というか、が口をついて出てくるBC、ステキでした。
そしてもちろん、読む価値多いにある、ありがたい記事だったと思います。
映画公開までの準備ができた気分。ステキな企画と写真、ステキなインタヴュー記事でした。






Democracy Now: Onlineにも行ってみました。
英語のお勉強にもすごく良さそうなサイト!
BCも見ているサイトとなれば、見る意欲も倍増^^ かな?






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2 Comments

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Unknown (さっちん)
2014-11-06 12:51:01
今日は朝からビッグニュースがございましたね~。
お似合いで、とても素敵…。
嬉しいですね~。ウフウフ。
返信する
Unknown (pale mint)
2014-11-06 21:33:08
さっちんさん、ニュースきましたね~。
超多忙スケジュールの最中を選んで、双方の両親から地味に発表されましたね。

ベストマンはマーティンかT.ヒドルストンか、なんてもう結婚式へ話題が飛んだりしてて^^
とってもステキな大人のカップル。
ホント嬉しいニュースですね!
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