Powder Blue Sky

興味を惹かれること様々。心ときめくこと様々。マイペースで残す雑記ブログ。

BBC Sherlock : The Sign of Three(シャーロック・カンバーバッチ)

2014-01-21 00:15:45 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)







期待に胸を膨らませ待っていた『シャーロック・シリーズ3』でしたが
あっという間に三話終了してしまいました。

Ariane DeVereさんのトランススクリプトを読んではyoutube視聴する。
これを三話分、何回か繰り返したのですけど、観終わってしばらく経っても未だ整理つきません。





だいたい三話目の終末が(自分で勝手に)予想していたものとは全然違っていて、大外れしちゃいました。






全体に三話通して、シャーロックとジョンがお互い大切な友人だ、ということが繰り返され過ぎてて、最後の別れのシーンも何だかあまりジーンとこなかった、というのが取りあえずの感想。
(もっと何度も観なおして、もっと深く読めたら、また感想も変るかもしれないけれど)




いえ、とっても面白かったし楽しめたし、これから何回も見直して二人の表情を読んで内面の動きを想像したり、周囲の反応をじっくり観察してみたりすると思うのですが。。。









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以下ネタバレしてますので、ご注意くださいね。









一話目『The Empty Hearse』の再会とメアリー登場、周囲の反応(特にアンダースン^^)ジョンとのコンビでテロ未然に防いで名探偵シャーロック復活、再び表舞台へ・・・までは良かったんです。



二話目『The Sign of Three』でのジョンは、元軍医らしさを見せるシーンもあるけれど、メアリーの大きな懐に抱かれちゃって癒しを受けちゃって、すっかり幸せ一杯なんですね。
それは、シアワセもいいし、シャーロックとジョンのやり取りもとても楽しめたのですが、あまりに光に満ち溢れ過ぎていて『The Sign of Four』の事件はどこに出てくるのだろう?状態でした^^。





結局、密室殺人とショルトー大佐、ジョナサン・スモールという名前だけが同じで、辛うじて『The Sign of Four』だ、って確認できた次第。




そして最後の方で『The Sign of Three』が『三人になる兆候→a real baby on the way』という意味だと明かされ、ガ~ン。

とたんに『シャーロック』が現実的な人間ドラマになってしまった・・・と感じてしまった。



えーと、ドラマ『シャーロック』は現実世界と非現実的世界が上手く入り混じっていて、その混ざり具合が絶妙だからワクワクするし想像力を掻き立てるしで、そこが魅力的なんですけど。
原作でも事件の謎解きがメインなので、プライベート面はあまり記述がないから、その辺ミステリアスでこちらが想像世界を楽しめるんです。

なのにジョンが女の子のパパに・・・かぁ。。。グダグダグチグチ・・・。




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グダグダ言い過ぎましたね。
それでも大好きです!探偵物語『シャーロック』。









あらためて『The Sign of Three』ストーリーとお気に入りシーンを追って
書き散らかしておきます。
お気に触りましたら、どうぞ聞き流してくださいますようお願いいたします。






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★拍子抜けレストラード


シャーロックからのメール

HELP
BAKER STREET


HELP ME
PLEASE

に、すわ大事件かと駆けつけたレストラードを待っていたのは・・・





『思い出に残るベストマン・スピーチの書き方』を片手にスピーチ原稿に取り組んでいるシャーロックだった^^



『ジョンの何か面白い話、知ってる?』





(オープニング・テーマ)





★バイオリンで式で演奏する曲を作曲中のシャーロック。
お茶を入れてくれたハドスンさんが結婚とはね、と話をし始めるのを追い出してから


ジョンのいない椅子を見つめるシャーロック。
無言の表情が語っています。






ジョンと離れて暮らすこの部屋。





タキシードをあらためて、『Into battle.』
さあ、戦いだ、と呟くシャーロック。





タキシードを見つめて、何と戦うのでしょう。







★結婚式当日、記念写真に新婦の隣に立ってしまうシャーロック






★披露宴の様子。
席で一人グラスを傾けるレストラードが寂しげ。
やっぱり奥さんとは上手く行っていない?^^






★普段家からでない隠遁生活のショルトー少佐も出席してくれていて、挨拶するジョン。
顔の左半分に火傷跡、左手は不自由そうなのは戦場での傷跡のようです。








★ベストマン・スピーチ






まず祝電読み上げから。
Special day, special day, love, love, love.....と適当に読み飛ばしちゃう。




★ジョンがベストマンを務めてくれと頼みに来た日がフラッシュ・バックされる。
(昨年夏のComiconで上映された部分ですね)



















この後映るお茶の中に浮かぶ眼球。
Comiconスポイラーで『眼球?』エーッてなったけど、ホントでした。
不気味過ぎる~って思ったけど映像でみたらコミックでした。^^








★メモ書きに目を落しながら・・は止めて、ここからはしゃべり出しました。






“The point I’m trying to make is that I am the most unpleasant, rude, ignorant and all-round obnoxious arsehole that anyone could possibly have the misfortune to meet. I am dismissive of the virtuous, unaware of the beautiful and uncomprehending in the face of the happy.
So if I didn’t understand I was being asked to be best man, it is because I never expected to be anybody’s best friend. And certainly not the best friend of the bravest and kindest and wisest human being I have ever had the good fortune of knowing.
John, I am a ridiculous man. Redeemed only by the warmth and constancy of your friendship. But, as I am apparently your best friend, I cannot congratulate you on your choice of companion. Actually, now I can. Mary, when I say you deserve this man, it is the highest compliment of which I am capable.
John, you have endured war and injury and tragic loss - so sorry again about that last one - so know this, today you sit between the woman you have made your wife and the man you have saved. In short, the two people who love you most in all this world.
And I know I speak for Mary as well when I say, we will never let you down and we have a lifetime ahead to prove that.”




ここで会場の客達は涙をぬぐい出す。
なぜか分からず『何か悪い事、僕は言ったのだろうか?』と尋ねるシャーロック。

ジョンは立ちあがってシャーロックをハグ。


この辺りまでは、シャーロックも成長したんだな、こんなことまで言えるようになって・・と観てました。
ここの表情、私はまたフォレストを思い出してしまう。




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★ジョンとの面白い思い出を語るシャーロック






取り扱った様々なヘンな事件の名が挙がり

The Hollow Client, The Poison Giant, The Inexplicable Matchbox, The Elephant in the Room・・・

The Bloody Guardsmanの話になる。





結婚するジョンが離れていってしまうのでは、とシャーロックが不安を感じているのでは?






気遣ったジョンとメアリーは、二人で依頼のきている事件に取り組もうとシャーロックを駆り立てるのでした。
それがThe Bloody Guardsman事件。



ストーキングを受けている気がする、という衛兵ベンブリッジに会いに出かける二人を見送るメアリー。





なんだかジョンもシャーロックもコントロールされてる?
ハドスンさん以外の母親風人物が登場、しかも鋭い人なので
二人がメアリーに手なずけられてる子供に見えてしまうんですけどー。


シャーロックまでこんなポーズしちゃって。
なんか不満。




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ベンブリッジの勤務時間明けまで、近くの公園ベンチで待つ二人。

ショルトー少佐という人物について尋ね情報を得たシャーロックでした。

ジョンはこれからも、こうして一緒に探偵業を手伝うよと伝えたくて・・・














だけどジョンが話している途中で消えてしまうシャーロックなのでした。




どこへ行ったかというと、衛兵たちに交じって行進していた^^






★衛兵詰所に忍び込んだけれど、ここでベンブリッジのバスルーム密室刺殺事件が起こり・・・





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★Mayfly Man事件の依頼は結婚式直前、stag night明けに舞い込みました。



stag nightの話になる。


モリ―に酔わないビールの量、ペースを聞いて正確なスケジュールを立てたシャーロックでしたが











ジョンがスケジュールから外れるお酒を混入させたので
予想に反してグデングデンになってしまい、喧嘩なんか始めちゃいました・・・




気付くと221Bの階段下に寝込んでいる始末。







部屋で酔っ払いながら『私は誰でしょう?』ゲームをする二人。







ここ楽しい!酩酊状態コンビが可愛い~。







そんな状態なのにクライアントがやって来て
付き合っていた男性がいなくなった話を持ち込む。

んだけど二人ともほぼ寝込んじゃっている^^




現場捜査で絨毯を調べながら寝込んでしまうシャーロック。









★目覚めたら酔っ払いを収監する牢にぶち込まれていた二人。



ここでの世話役はレストラード。
お世話になります。






★ショルトー少佐についてネット情報を集めるシャーロック。
マインド・パレスで捜索開始。





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★式場でシャーロックのスピーチは続きます。

『乾杯』の杯を上げた時、フッと思い出したことがあってグラスを落してしまう。

事件の依頼主看護師がジョンを『ヘイミッシュ』という自分もなかなか知ることができなかったミドル・ネームで呼んでいたことを。





★依頼主が探している消えた男性は、この式場にいる、と推理の結果到達したシャーロックは
レストラードに『この式場を封鎖しろ』メール。





★『この結婚式でしか殺すチャンスがない人物とはだれか?』と会場の客達に問いかける。

アーチ―の言葉がヒントとなって謎が解けて行き
ショルトー少佐にはIt's you.と書いてあるメモを渡すシャーロック。


そして自殺寸前の少佐に密室刺殺の謎解きと、ショルトーに仕掛けられた刺殺方法を教えて聞かせ、未然に防ぐことに成功する。
ベンブリッジ刺殺犯も捕らえられて・・・





★再び夜の披露宴会場。ダンスをするジョンとメアリー。
二人のために作曲した曲を奏でるシャーロック。





★シャーロックは最初で最後の誓い(His Last Vow)を皆の前でたてるのでした。











タイトルに結びつけるためもあって?か、『立派な』誓いを立てちゃうシャーロックは物分り良くて『立派な』シャーロックなのでした。

寂しげで自分を抑えているシャーロックもいいのだけれど、もっと自己チューで無礼なこと言っちゃうシャーロックの方が好きです。





ドイルのシャーロックは、結婚の申し出を受けてくれたと報告するジョンに
『そんなことじゃないかと思っていた。
おめでとうと言う訳にはいかないね。』
と言って、ジョンはその言葉にちょっと堪える。

そのあとモースタン嬢のことを称えてから
『だが、恋愛というのは感情のもので、すべて感情的なものは
僕が最も尊重するところの狂いのない冷厳な理性とは相いれないものだ。
僕ならば判断力を狂わせないために絶対に結婚はしないと思う。』

とアドラーに言っていたことと通じることを言っている。

シャーロックのシャーロック^^は妙にメアリーに懐いてて
ジョンと一緒に言いなりだわ。

ちょっと不満です。






★みんなのダンスが始まる。


『食欲が増し、味覚に変化、朝の気分悪さが加わってる。これら兆候はすべてThe Sign of Threeだ。
メアリー、妊娠テストを受けるべきだ。』
『何で僕より先に?僕は医者だぞ。』
『パニックするなよ。君たちは最高のペアレンツだ。』

ここで三人微笑みあう。







真顔になるシャーロック。




微笑んだ後、下向き真顔のジョン。





ダンスを始める二人を見送り、微笑みが消えるシャーロック。




みんなが相手を見つけてダンスしているのを眺めてから
楽譜を封筒にいれ


会場を去るのでした。


目で見送るモリー。





音楽と光が溢れる会場を、コートを羽織り、襟を立て去って行くシャーロック。








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『シャーロック』シリーズ(1)(2)では、雲たれ込める陰鬱な曇天、冬のピーンと張りつめた冷気、緊張感を感じてたのですが、このエピソードは全編明るく、光に満ちてゆるい映像って感じ。
ジョンにとっては何だかハッピーなお話しでした。

だけどストーリー的には二人とも満たされていなくて孤独でいてくれないと。。。^^
ファンの我が儘な願望なのですけどね。




シャーロックとジョンの友情を(再確認しなくても分かっているのに)再確認させてくれる・・・ストーリーでした。
臆面もなく語るシャーロックにエッとなるけど、あれはあれで可愛かったデス。



一話目ではキュートでいい感じだったメアリーが
二人をコントロールして牛耳っていて三人の中心で一番スマートでパワフル?に見えちゃって
アマンダさん、上手いし可愛いのですが、ちょっと鼻につき始めて困りました。
三話とも出ずっぱりで活躍し過ぎ。アッ、言いたいこと言ってしまった^^







とはいえ全体的には謎解きもあり、酔っ払った二人が見られすごく楽しめたお話しでした。
でもアンダースンの変貌ぶりと、揺れるモリーの憂い顔が見られた一話の方が好きかも。




こちらで一話、二話を楽しみました↓が、

Sherlock Holmes Season 3 Episodes Full


もう削除されてましたね。他にアップされていたのも皆削除されてしまった。



19日付けでUKアマゾンから発送メールが来ました!
来週の今頃にはDVD視聴できているでしょうか。楽しみです。



Comments (5)
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BBC Sherlock: HLV Spoiler Free Review (シャーロック・カンバーバッチ)

2014-01-12 16:12:07 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)


まだ『The Sign of Three』を観ることできていないのに最終話の話題です。





8日『His Last Vow』のプレヴューが済み、ティーザーも流れ、緊張感が高まってきますね。
知りたい・・・でも知りたくない・・・でもやっぱり怖いけど知っておきたい・・・


なんだか恐ろしい展開のようで、いてもたってもいられません。
DVDの到着を待って、なんて悠長なこと言っていられないお話しのようです。


プレヴューで観た人やいくつかのメディアに載っている『ネタバレ無しレヴュー』を読んだだけでも、深刻な展開になりそうなことがわかってしまう。



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以下スポイラー・フリーと銘打ってはいるけれど、色々知れてしまうレヴューを読んで最終結末に想像を膨らませたいと思います。
ネタバレ回避の方は、ここより先には進まないでくださいネ。




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METROには次のようなヒントが。



Sherlock: His Last Vow – 11 spoiler-free finale teasers
Friday 10 Jan 2014 10:18 am

シャーロック『His Last Vow』:ネタバレなしの最終予告編
日曜夜に見逃してはならない11項目:



1)二つの話がこの一話に
『The Last Vow』はドイルの短編ニ作品がベースになっている。
悪名高いチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンが登場する『犯人は二人』とホームズ引退前最後の事件『最後の挨拶』だ。





2)ミルヴァートンではなく『マグナ(ヌ?)ッセン』

『The Empty Hearse』最後にメガネをかけた悪人、マグナッセンの名が出てきた。非常に不快な人物で、BBCトレーラーの中でシャーロックは
『僕は殺人鬼、精神病質者たちと渡り合ってきた・・・けれどチャールス・オーガスタス・マグナッセンほど吐き気を感じるヤツはいない。』
と吐き捨てるように言っている。




Sherlock Series 3: Episode 3 Trailer - BBC One






3) トーンは暗く

一話二話に比べてユーモラスなシーンはずっと少ない。最終話は異論あるところかもしれないが、これまでの『シャーロック』の中で最も暗く、最も強烈なエピソードだ。






4) シャーロックはどこに?

話の冒頭、ジョンとメアリーはシャーロックをしばらく見かけていない。その間、彼はある普通ではない仲間と過ごしている。





5) 興味深い過去

ハドスンさんの旧姓や風変りな前職など、さらなる過去が明らかになる。








6) 行動する男

時々私達はジョンが退役軍人であることを思い出させられる。
ここで彼は単身危険な中へとどんどん入っていく。





7) 愛称

ホームズ兄弟は思いもかけない愛称で呼ばれる。マイクロフトはそれを全然気に入らない。





8) 赤髭

第二話でマイクロフトがほのめかしていた赤髭 - 何の意味があるのか?
マイクロフトは二話で『赤髭』と言って弟はムッとしていた。
私達はこの謎の人物をシャーロックの子供時代から知ることになる。 




9) 賭け事好きなのか?

シャーロックはカードゲームで獲得した珍しい賞品を有効利用する。






10) 背景が変る?

マイクロフトは危険な仕事をシャーロックに提案する。




11) しまった!
シャーロックはどんな間違いを犯すのだろう?
トレーラーのマグナッセンが明らかにしているように
『シャーロック・ホームズは、彼が愛する全ての人達の生活と、彼の持つ全てを破壊してしまうような、あるひどい過ちを犯してしまう。』


(Metro記事ここまで)



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Digital Spyには次の12項目が。





(1)
温かな感情を見せ、より人間味が増した『The Sign of Three』のシャーロックを観て、少し驚いた人がいるかもしれないが、大丈夫。
この話の中のシャーロック、少なくとも30%は元の石のように冷たいソシオパスに近い。


(2)
『事実は歴史の中にある。 ニュースを探している。』


(3) 
冒頭部分は『Study In Pink』の最初のある瞬間と類似している。


(4) 
モファットが『チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン』をベースにしているのは知っていたが、これは『最後の挨拶』の要素がかなり引用されている。
出版されたのは最後ではないが、解決事件の順番でいくと、ホームズが解決した一番最後の事件だ。






(5) 
非常に重要な人物の死がある。




(6) 
『The Last Vow』での出来事を考慮して『The Sign of Three』を見直してみると、多くの違った面が見えてくるだろう。



(7) 
『Here be dragons.』(Sharon Kay Penmanの歴史小説タイトル)



(どこでどう出てくるのは分からないけれど、このタイトルの小説をちょっと調べてみたら、『渡辺由佳里さん』の書評に会いました。)


By 渡辺由佳里

《あらすじ》
13世紀のウェールズ(Wales)は内部で分裂し、英国からの度重なる侵略にそれぞれが応戦しながらも、統一することができなかった。英国の鋭利で冷酷な統率者の国王John(ジョン)は、ウェールズとの政治的な絆を作るために非嫡出の娘Joanna(ジョアナ)を北ウェールズの王子Llewelyn(ルウェリン)の妻として与える。
フランスで育ち、若くして年上のLlewelynの妻になったJoannaは、最初のうちよそ者として孤立し苦しむが、カリスマのあるLlewelynを愛するようになり、政治的にも夫を助けるパートナーとなる。
しかし、英国王は何度もWalesへの侵略を試み、父のジョンへの強い愛と忠誠心を持つJoannaは父と夫のどちらも選ぶことができずに葛藤する。
ウェールズを統一した英雄として名を残す実存の大ルウェリン(Llewelyn the Great:ルウェリン・アプ・ヨーワース)とその妻Joannaの波乱に満ちた生涯を、情熱的に語った歴史小説。
作者のSharon Kay Penmanは、歴史小説家としては大御所で、この本を含めて彼女の作品は歴史小説ファンから絶大な支持を得ている。






(政略結婚でウェールズの王妃となったジョアンナがメアリーと重なってみえました。イングランド王ジョン!?がマグナッセン、そしてウェールズ王ルウェリンがジョン^^。
IOUもそうだったけど、何かベースにしている話があるのかな~?とか思ってしまった。)






(8)
『His Last Vow』はシリーズ(3)の中で一番重いエピソードではあるが、同時にこのエピソードは人物の心理描写が深く掘り下げられているのが見どころだ。
シャーロックと、そして特にジョンの描かれ方が秀逸。



(9)
モリーが強烈だ






(10) 
シャーロックの生活に衝撃的な変化が起こるという噂を耳にしたことがあるだろうが、『チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン』を読んで受ける衝撃ほど大きな衝撃ではないだろう。



(11)
『あなたの慣習がラインダンスの邪魔をするのはこれが初めてではないでしょう。』
(?????)



(12) 
ジョン・ワトスンが『badass』だということは知られているが、彼は今までで一番の『カッコいい BAMF』瞬間がある。本当に実に素晴らしいシーンだ。






(Degital Spy 記事ここまで)



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8日のプレヴュー参加したCult Fixさんのレヴューですが、要約してあります。



Sherlock: 303 “His Last Vow” Finale Spoiler-Free Review
Published January 9, 2014



シリーズ(3)は最も意見が分かれるシリーズだといってもよいと思う。人によっては大事件から離れて登場人物の性格に焦点をあてるストーリーに不満を募らせているだろう。
もし『基本へ立ち帰ろう』と望んでいる人がいるなら、この最終話でそこに到達することはなさそうだ。

そうは言っても最終話は前回シリーズに最も近いことは確かだ。
当然のことながら前回のライヘンバッハとの比較は免れない。『シャーロックの頂点』と多くの人によってみられていたあの最終話だ。
『His Last Vow』はライヘンバッハほどの高まりではないにしても、非常によくできたストーリーだと思う。






このエピソードでシャーロックは手強い敵、マグナッセンと対決する。彼は従来の髭を撫でまわしているような悪人ではなかった。
マグナッセンの力は情報力と恐喝によるものだ。シャーロックと彼の周辺の人々の弱味を食い物にするやり方を心得ている。
シャーロックの過去から明かされることがあり、それは思いもよらない脅威となり彼を苦しませ悩ませることとなる。






マグナッセンはモリアーティに負けず劣らずの名演で視聴するものの息を呑ませる。
彼はひどく心をかき乱させる存在で、何度もゾッとさせられる。
彼のベストシーンは終了間際、ピンと張った緊張感の中でのジョンとの土壇場の対決シーンだ。彼がある『ゲーム』を行う、その手だ。





出演者の一人のショッキングで意外な行動は、ネタバレ無しのこの記事では書けない。
キープレーヤー達のもたらす演技は、二度と観ることができないだろう、と言うに止めておこう。
ヒントがそこここに散りばめられていたので、一話二話を見直してみるといい。





人間味を増したシャーロックがこの最終話でもさらに深まっている。
最初のうち、シャーロックの全く『らしくない』姿が見られる。
カンバーバッチはタンブラーのファン達のハートを痛ませることになるだろう。
しかし外見は罠にかけるためのものだ。







このシリーズに変化をもたらすのはシャーロックではなくジョンだ。- ジョンはただのコミカルな引き立て役などではなく、それ以上のヒーローであることを証明する。
これはドラマ『シャーロック』の中で、マーティン・フリーマンが見せるベスト・パフォーマンスと言っていい。






ドラマはスタイリッシュな映像で知られているが、最終話はこの点においても期待を裏切らない。
息が止まるほどのあるシーンは、シャーロックのマインド・パレスの奥深くを映し出す。
そこでシャーロックの過去の秘密が暴かれ、大物のカメオ出演がファン達を楽しませる。




もしこの最終話に問題があるするなら、とり乱し狂乱させるような内容だ。
非常に早いテンポ、急な展開やひねりの連続だ。あまりに沢山の事が起こり過ぎて、付いて行くのが大変だ。
息をつく間もなく、多くの共演者達に目が行き届かないほどだ。
ゲスト・スター、リンゼイ・ダンカンなども上手く活用できていなかったように思える。



全ての最終話がそうだったように、今回もクリフハンガーだ。
大詰めシーンは、観る者全てを『この先どうなるのだろう?』という興奮状態にしたまま終わってしまう。


哀しいことに次のシリーズまで、また信じられないほどの長い間、待つことになりそうだ。
スリリングな終末の後、苦い錠剤を飲まされた気持ちのままで。


(Cult Fix記事ここまで)



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シャーロックを苦しませる過去の出来事、ジョンのヒロイックな演技など注目点のようですね~。
ジョンが注目されるとなると、心配な展開はやっぱり・・・。
 
ジョン~~~・・・



ここからは自分のマインド・パレスに引きこもっておきます。








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BBC Sherlock: The Empty Hearse(シャーロック・カンバーバッチ)

2014-01-08 00:48:41 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)


ついにシャーロックがベーカー街221Bに戻ってきました。



あのレザー張の椅子に腰かけるのは2年振りのこと。




第一話The Empty Hearseは、有難いことに英語版スクリプトをアップしてくださっているArianeさんのブログで読み、
画像はyoutubeで観ることできました。
緊迫感、スピード感、ジョンロックの息の合い方・・・もう最高です!!




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まず視聴者数の記事:


シャーロック、シリーズ(3)第一話は英国内の視聴者数920万人で、シリーズ初回としては過去最高を記録。

LONDON ― The opening episode of the third season of “Sherlock” in the U.K. drew an audience of 9.2 million to the BBC on Wednesday, which repped a 33.8% share.
This was the highest ever audience for a season opener of the detective drama, which stars Benedict Cumberbatch and Martin Freeman.
Season one’s launch in 2010 attracted an audience of 7.1 million, which repped a 28.6% share, while season two’s launch in 2012 was seen by 8.8 million, which repped a 31% share.
However, it is not the biggest ever audience for the show. Some 9.78 million watched last season’s finale, which saw Holmes, played by Cumberbatch, plunge to his apparent death.

『シャーロック』は920万人の視聴者を惹きつけ、視聴率は33.8%を記録した。
これは『シャーロック』初回視聴者数としては過去最高の数字だった。
2010年のシリーズ(1)の視聴者数は710万人で視聴率は28.6%。
2012年のシリーズ(2)は880万人、31%だった。
しかし今回の第一話は過去最高の視聴者数ではなかった。
前回シリーズ第3話、『ライヘンバッハ』は視聴者978万人を記録したからだ。





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以下ネタバレでいっぱいの記事となっております。
日本公開までは内容を知りたくない、見たくない、という方は
すみませんが、ここでページを閉じてくださいネ。





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(1)人物考察パート




前シリーズより、さらに切なさが滲み出ていたモリーでした。


でももう以前のようにシャーロックを前にするとオドオドしたりビクビクしたり、のモリーではなかった。
ボーイフレンドもでき、自分の道を進まねば、と自分を言い聞かせて生きているように見えました。
思いが届かない人だものね。哀しいな。


だけどまた戻ってきたシャーロックに、切なく心が揺れているような。







振り向かずに去るシャーロック、見送るモリー。








シャーロックへの当てつけじゃないか、と思えるようなシャーロック似のボーイフレンドを221Bへ連れてきてましたね。コートもソックリよ。







以前よりもずっと感情豊かなところを見せていたレストラードや
本来のキャラ?全開のアンダースン。









思い込みが激しく、シニカルな物言いが可愛くって可笑しいハドスンさん、















そしてシャーロックとのワンタッチ・パスのようなやりとりが意味深長な兄、マイクロフト。
よく理解できない箇所もあるけど、この二人の会話、ネイティブだったらさぞ味わい深くて面白いのでしょうね。





子供の頃の話をしているのが特に面白い。ホントどういう育ち方をした二人なのだろう。
後で出てくる両親があまりに普通過ぎて、ジョンが信じられないような顔をしていたけれど
興味の尽きな兄弟です。意外と気持ち通じ合っているんだ、と感じたのでした。


マイクロフトのこの台詞








『僕は孤独じゃない。』

ちょっと痛いところつかれて慌てている様子。
苦々しい表情も見せてる。



やっぱり兄弟二人とも、あまりに特異過ぎて、周りから理解されずらい孤独な人達なのだ。

もひとつ、マイクロフトの台詞で

『君は友人を作ろうとしているようだね。』

『Study In Pink』でジョンを呼び出して弟をスパイするよう頼もうとしたけれど、自分はいないけれど弟にはできた友人には興味深々だった、という訳でしょうか。





そしてキュートな魅力に溢れる新加入メンバーのメアリー。何か秘密を抱えているらしい。






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Sherlock - Series 3 - Episode 1 - The Empty Hearse - 1st January 2014 FULL EPISODE


削除されちゃってますね。


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(2)シーン考察パート

観たことをランダムに書き散らかしてあります。
youtubeで2回繰り返し観ただけなので、間違ったこといってるのでは、と思います。
軽く流してやってください;;




☆ドラマはスピーディーなテンポで、ライヘンバッハの種明かし風映像から始まりました。

ファン達がネットに寄せていた推理がちりばめられて、さっさと謎解きが披露されるけど、
遺体はモリアーティではないし、バンジージャンプもしていないし、モリーにカッコいいキスなんかしていない、ことが最終シーンで出てくる。
それが作者達の答え、最も妥当な謎解き・・・でした。









☆レストラードに向かって'I believe in Sherlock'と叫ぶアンダースン(^^)。シリーズ(1)(2)からは随分とすご~い変身ぶり。

シャーロックは生きている、と信じ込んでいて、その情報収集に没頭しているみたい。





こんなgifまで(^^) (出典:the-madmansherlock)





(^^)(^^)(^^)

最後の方で、シャーロック本人から事の経緯を聞いて自分のしたことを悔いて泣き崩れ(?)
シャーロックに肩をポンポンとしてもらった後さらに壊れ・・・











一人で集めて壁に貼ってあった情報類をズルズルと引き剥がす姿が壊れ過ぎてて笑ってしまう。
ファンの間では、アンダースン株さらに上昇!






☆モリアーティの一味殲滅のためセルビアに潜入していたシャーロックは囚われの身となっていたけれど、救い出したのはセルビア語を数時間で覚えたというマイクロフト。
ロンドン地下組織によるテロが近いとの情報に、マイクロフトはシャーロックの力を借りようと彼をロンドンへ連れ戻すのですが・・・
このトーチャー・シーンはファンサービス?ですか。
ここまでやらなくても・・・って正直な感想。




この撮影現場のフォトがタンブラーに上がっていたけど、笑顔のBCのヘアーに思わずクスリ(^^)









☆ジョンとシャーロック再会シーンは、陽気なラテン音楽に包つまれて。

Donde estas Yolanda?っていう歌だったそうだ。タンブラーで歌詞まで流れてきてました(^^)
でも調子ちょっと狂った。な、なんだ、これ?って。
あとで考えると、これから二人の緊張の再会シーン。すこし緊張ほぐしておくか・・
という配慮からなのかな。





☆シャーロックだ、と気づいたジョンの一瞬の沈黙と驚きと哀しげな表情は・・こちらも息を止めてしまうほど。














マーティン素晴らしい。
同席していたメアリー(アマンダ)のリアクションも自然で素晴らしい。
みんな上手い。もう、引き込まれた。








笑いで軽くこの場を凌ごうとするシャーロックだけど衝撃が大き過ぎて、そうはいかないよね~。
2年間のジョンの傷心生活を慮るのはシャーロックには無理、なんでしょうね。








☆メアリー役のアマンダはピッタリと役にハマっていて表情も仕草もとっても可愛く魅力的。
台無しにされたプロポーズの席だったけれど、帰りのタクシーの中で'I like him.'と繰り返して言うし。ジョンだけでなくシャーロックとの相性も良さそう。









☆ロンドンへ戻ったシャーロックはモリーやグレッグ、それにハドスンさんの前にサプライズ出現。

グレッグ・レストラードとの再会シーンは、トレーラーで目にしただけで胸が熱くなったけれど、実際いいシーンだった、うん。





ハドスンさんの『ギャ~~~!』は可愛い!やっぱりこれってシャーロック帰還シーンだったのね。








☆ホームズ兄弟がやっていた'Operation'という名のボードゲーム?
今でも賢さを競い合っている?みたいで可笑しい。二人は永遠にスマートさを競うライバル。







☆シャーロックやハドスンさんから言われて(メアリーもあまり好んでないみたいだと分かって)、ジョンは結局髭を剃ることにするけれど、『シャーロックのために剃るのじゃない。』って意地で言い続けてる(^^)









すぐにロゴ入りのTシャツを作ってしまう人がいる。



ファン達の熱さには、いつものように脱帽。








☆ジョンが何者かに誘拐されて、ガイフォークス・ディのかがり火の中に押し込められているのを、寸でのところで救出したシャーロック。
メアリーを後ろに乗せてバイクを疾走させて駆けつけるところは映像、音楽ともスリリング。


ここはotter & hedgehogアートで可愛らしく!

(出典:enerjax)








☆去年撮影時にワンダさんが出演する、という噂が流れていたけれど、本当でした。
ティモシーさんとともにホームズ兄弟のパパ、ママ役で登場は嬉しい驚き。
役どころも実の両親そのもの(^^)といったキャラクター。
ママがしゃべりパパがそうだね、と間の手を入れる(^^)いいご夫婦ぶりでした。




ジョンが訪ねてきて部屋から追い出すシャーロックだったけど
閉めようとするドアにママは足をはさんでストップ!



『もっと連絡するんだぞ!』と両親から念を押される(笑)実の息子への言葉でしょう(^^)。








☆爆弾が仕掛けられた地下鉄線構内の車両を見つけて、スイッチを切る訳だけれど、ここでまたしても引っ掛かってしまうジョン。
I of course forgive you. の言葉をきいてから笑い出すシャーロック。
酷過ぎるシャーロック。これじゃジョンも本気で怒るわね。









☆だ・け・ど・ジョンは心が寛い人なのだ。
それに開業医のお仕事もあまり忙しそうじゃなさそうだし、来る患者は退屈そうな・・・患者ばかりだし。
シャーロックとタグ組んでスリルを味わったら、さあ後には戻れないでしょうね。血が騒ぎ出しちゃってね。











とにかく楽しい一級のエンターテイメントでした。観始めたら止まらない。
息が止まるし、ジーンとするし、爆笑するしでひと時も目が離せません!
時々巻き戻したり、ポーズして考えたり、楽しい90分でしたわ。
残念ながらもう削除されてました。








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(3)原作とのリンク探しパート

タンブラーに上がってくる台詞を読んでいると、何だか読んだことある台詞だなあと思えた。
英文スクリプトをそっくりそのまま、しかも画像が目に浮かぶような親切なシーン解説付きでアップしている素晴らしいブログもあり、ザーっと読んだら、何か所も原作本と同じ台詞、プロットが出てきてた!




同じように感じたタンブラー管理者さんがいて、
原作本と共通点をまとめてリストアップしてくださっています!感謝です!

こちらのタンブラー




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1.Holmes had Mycroft preserve his rooms at Baker Street while he was away. Similarly, Mrs Husdon preserves the flat.

原作ではマイクロフトが(家賃を支払って)確保していたベーカー街の部屋はハドスンさんが代わりに確保していてくれた。



2.In EMPT, Holmes made an “unnecessarily dramatic” reappearance to let Watson know he was still alive―he posed as a bookseller and visited Watson at his practice. The old DVD salesman that visits John at work, whom John mistakes for Sherlock, is a nod to this disguise. Sherlock also informs John of his return with an unnecessarily dramatic reappearance.

原作ではホームズが古本屋の老人に変装してワトスンの前へ姿を見せるが、TEHではジョンが患者のDVDのセールスマンをシャーロックの変装と見誤る。シャーロックはウェイターに変装。




3.One of the thirteen possibilities Sherlock begins to tell John about how he survived was “a system of Japanese wrestling.” In EMPT, Holmes employs the Japanese wrestling style of baritsu to overpower Moriarty and push him off the cliff. (FYI, baritsu does not actually exist, as far as any historian can tell.)
TEHでは生き延びるための13の策戦のうちの一つが『日本式拳闘法=A System of Japanese wrestling』だったが、原作『空家の事件』でホームズは、モリアーティを崖から突き落とす際に『日本式拳闘バリツ』用いている。


4.In EMPT, Mycroft acted as Holmes’ confidant during his “hiatus.” In addition, Holmes tells Watson, “Several times during the last three years I have taken up my pen to write to you, but I always feared lest your affectionate regard for me should tempt you to some indiscretion which would betray my secret.” In TEH, Sherlock tells John, “I’ve nearly been in contact so many times but I worried that, you know, you might say something indiscreet or, you know, let the cat out of the bag…”

『空家・・』ではマイクロフトが活動休止中ホームズの相談相手だった。
ジョンにはこう話している。
『3年間の間に僕は何度も君に連絡しようとペンを取った。けれど君の僕に対する親愛の情が、僕の秘密を軽率にも暴いてしまうことになりはしないかと恐れた。』
一方TEHではシャーロックはジョンにこう言う。
『何度も君に連絡しそうになったけれど、心配だったのは君が何か軽率なことを言うのじゃないかということ、なんだ。ほら、うっかり秘密をもらすようなことを、ね。』



5.Sherlock’s voiceover in THE remarks, “London. It’s like a great cesspool into which all criminals, agents, and drifters are irresistibly drained.” In A Study in Scarlet, Watson describes London as “that great cesspool into which all the loungers and idlers are irresistibly drained.”

TEHシャーロックのヴォイスオーバー『London. It’s like a great cesspool into which all criminals, agents, and drifters are irresistibly drained.』
原作『緋色の研究』でワトスンはロンドンを次のように記述。
『that great cesspool into which all the loungers and idlers are irresistibly drained.』




6.Sherlock’s calling the terrorists “rats” and the fact that the carriage was found in an abandoned tube station at Sumatra Road are references to “the giant rat of Sumatra, a story for which the world is not yet prepared,” mentioned in The Adventure of the Sussex Vampire.

シャーロックはテロリストたちを『rats』と呼んでいる。
スマトラ街の使われていない駅にあった車両は、『サセっクスの吸血鬼』に出てくる
『世界がまだ覚悟できていないスマトラの巨大ネズミ』を指している。




7.Sherlock and Mycroft’s dual deduction of the beanie a client left at Baker Street is comparable to a deduction Holmes makes of a client’s hat in The Adventure of the Blue Carbuncle.

シャーロックとマイクロフトの二人が顧客が残していった帽子を使って推理を繰り広げているが、『青い紅玉』の中の客の帽子から推理展開するのと似ていた。






8.In TEH, a client visits Sherlock complaining that her lover/pen pal’s letters have suddenly stopped. Sherlock deduces that the pen pal was actually her stepfather, who hoped that by breaking his stepdaughter’s heart she would never love again, and he could keep her (and her income) at home. This is roughly the plot of A Case of Identity.

自分への恋人からのラブレターが突然来なくなったことを相談に訪れた顧客。シャーロックはその手紙の相手は実は彼女の義理の父ではないか、と推理する。
義理の娘を失恋させ、二度と恋に落ちないようにして、家に繋ぎとめておこうとした。これは彼女の収入が目当てだった。このプロットは『A Case of Identity=花婿失踪事件』とほぼ同じ。
(動機は『まだらの紐』とも同じ)




9.Mary figures out that the anonymous texts she receives are a skip code, in which only every third word is read. A code like this is vital to the case in The Gloria Scott.

メアリーへの匿名メールは『読み飛ばし暗号』で書かれていたが、これは『グロリア・スコット事件』と同じ暗号。







10.The coded text to Mary says “John or James Watson.” In The Man with the Twisted Lip, Mary inexplicably refers to Watson as James.

メアリーへの暗号メールは『ジョンまたはジェームズ・ワトスン』宛てだった。
『唇の曲がった男』でメアリーは、なぜかワトスンをジェームズと呼んでいる。





11.In the bomb/carriage in TEH, John tells Sherlock, “You were the best and the wisest man that I’ve ever known.” This is a reference to the last line in The Final Problem.

爆発物が仕掛けられた車両の中で、ジョンはシャーロックにこう言う。
『君は僕が今まで知りえた中で最も優秀で賢い男だったよ。』
これは『最後の事件』の最終の結びの文句とまったく同じ。





ドイル原作本との接点、他にもまだあるのでしょうね。練った脚本です。



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冬休み中、CSで『フォレスト・ガンプ』を観始めたら最後まで観ることになってしまいました。
大好きだった映画でしたが、久し振りに観ているうちに、フォレストがシャーロックと重なる箇所が沢山ありまして。
純で真っ直ぐな心、周囲の人の反応が読めないところ、自分の道をまっしぐらなところ、そして孤独な世界にいるところ・・・などなど。
フッと見せる陰ある表情が同じに見えて、以前とは違った見方で楽しめたのでした。







第二話The Sign Of Threeもすでに放映されていて
『涙と笑い』がいっぱい詰まったお話しらしい。
あと二話もある、というか、あと二話しかない、というか。
中身が濃いので、じっくり味わいたいです。





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