小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

格付けしあう女たち

2014-03-19 05:04:50 | インポート
図書館で借りた本



格付けしあう女たち 白河桃子 (著)

「八千円のランチに行けるか、行けないか」で「ママカースト」が決まる!?女性の間に生まれる「カースト」の苦しみは、社会的な成功だけでなく「女としての幸せ」というダブルスタンダードで計られることにある。「恋愛・婚活カースト」や「女子大生カースト」、「オフィスカースト」などの「女子カースト」の実態と対処法を探ると共に、そこから見える旧態依然とした会社組織や貧困、シングルマザーなどの日本の課題点に迫る。

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印象に残った部分など。メモ。

自分のほうが格上であることを相手に印象づける「マウンティング」は女性のコミュニティにおいて日常的に行われる。
会話だけでなく、最近はFBなどに家族の幸せ写真、旅行写真、レストランでの一皿一皿までアップされるので、友だちのSNSを見ると落ち込むという人も多いという。
じゃあ見なきゃいいじゃん。と思うが、常に情報を得ておくことは、外交戦略における情報戦のように大事なことでもある。


女子カーストをサバイバルするため
①複数の足場を持つ。
②問題解決能力を持つ。
③自分を肯定する。

問題があって、なんとかしなくてはいけない。でも効果的に目的にたどり着く手段がみつからないから諦める。
人のやることを批判はするけど、率先して何かをやろうとはしない。
問題を理解しているけれど、リスクを取らずに行動せず文句ばかり言う。
こういう人間になっていないか。

カーストや格付けに振り回されてしまうのは、自分の人生を他人にコントロールされているから。
この呪文を唱えるとふと我に返り気づく。
「選んだのは自分」



正社員総合職として働く女性の草分け的な人ほど、最近の専業主婦志向、ゆるキャリ志向の女子大生たちが自分の生き方についてきてくれないと悲しみ、生き方を否定されたように思ってしまう。
女性は自分の生き方を否定できないという。

これにはちょっと疑問。
自分の生き方を否定できないことに性差があるのだろうか。


シングルマザーが生きやすい社会がすべての人が生きやすい社会。
子供を抱え、就職したくても難しく、8割のシングルマザーがパートを掛け持ちして精一杯働いているのに半分以上が貧困である。先進国としては異常な数字。

これは喫緊の課題だろう。

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女子カーストが生まれる原因は、結局ヒマだからなのでしょう。
ヒマでヌルくて、狭い、逃げられない集団に女子カーストは生まれると筆者も結論づけています。

サラサラと読了。
あとにも予約が入っているようなので、すぐに返却しなければ。





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