朝ランのついでにたかばあのところへおつかい。
そして一緒に勝納川の川沿いを散歩する。
ん?
鮭か。
鮭か。
川辺に打ち上げられた鮭のにおいが鼻を突く。
これも風物詩と言っていいだろう。
カラスにとってはご馳走であるに違いない。
昨年10月下旬に書いた文章をはっておく。
今まさに同じ気持ちだ。
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勝納バイパスの歩道にアスファルトを突き破り雑草が生えていた。
雑草を見て思う。
自分は高貴な花などではなく所詮雑草だ。
踏まれても踏まれても環境のせいにしないで立ち上がる不屈の精神、雑草魂を50歳を過ぎた今でも持っていれてるだろうか。
勝納川で鮭が力尽きていた。
産卵のためにベーリング海から戻ってきたが、川奥までたどり着くことができず、本来の目的を果たせないまま力尽きて屍を晒す鮭。
哀れのようであるが、しかし、この鮭たちは少なくとも自分を使い切っている。
カラスに突かれ屍すら残らないかもしれないが、自分の命を全力で全うしている。
自分もこうありたい。
死ぬときは自分を使い切っていたい。
ランニング途中、雑草と鮭の死骸に力をもらう10月下旬の朝。