災害が発生し医療リソースが極めて限定的な中で、要介護度5の95歳を後回ししたのは過失だと裁判をおこされるとは。
どうしても病院側に同情してしまいます。
必要な医療をたとえ完璧に受けたとしても、大きなストレスを受けた震災直後では95歳の高齢者が助かる保証など当然にありません。
確実に救える命を優先し、可能性の低い人を見放すトリアージ、ある意味での命の選別は、有事であれば致し方のないことと考えます。
こんな当たり前のことが当たり前にならずに係争となるのが今の社会なのでしょうか。
さらに、これが法整備の遅れだと指摘されても。
厚生労働省にも同情してしまいます。
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治療優先度誤りと日赤提訴 津波被災の90代女性死亡
ソース:産経新聞
東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市の90代女性が搬送先の石巻赤十字病院(同市)で死亡したのは治療の優先度の判断を誤ったためとして、遺族が病院を運営する日本赤十字社に約3220万円の損害賠償を求めて提訴し、21日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で第1回口頭弁論が開かれた。病院側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、女性は震災前、同院の主治医の意見を基に、日常生活全般に介助を要し、最も程度の重い「要介護5」と認定された。震災3日後の2011年3月14日、津波で水没した自宅周辺で救助、搬送された。病院は治療の優先順位を決めるトリアージで女性を軽症と判定したが、同17日に脱水症で死亡した。
遺族側は「飲食にも介助が必要だったのに、病院が放置した」と主張し、昨年10月29日に提訴した。
病院側は「震災直後の混乱の中で次々に搬送されるけが人や避難者らにできる限り対応していた」と反論。トリアージの判定や院内での措置に過失はなく、賠償責任を負わないと強調した。石巻市は津波で沿岸部の病院が被災したため、内陸にあり被害を免れた赤十字病院がけが人や患者の多くを受け入れ、震災直後の災害医療の拠点となった。
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人生100年時代と言われますが、95歳に対する約3220万円という損害賠償額の算出根拠も気になるところです。
どうしても病院側に同情してしまいます。
必要な医療をたとえ完璧に受けたとしても、大きなストレスを受けた震災直後では95歳の高齢者が助かる保証など当然にありません。
確実に救える命を優先し、可能性の低い人を見放すトリアージ、ある意味での命の選別は、有事であれば致し方のないことと考えます。
こんな当たり前のことが当たり前にならずに係争となるのが今の社会なのでしょうか。
さらに、これが法整備の遅れだと指摘されても。
厚生労働省にも同情してしまいます。
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治療優先度誤りと日赤提訴 津波被災の90代女性死亡
ソース:産経新聞
東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市の90代女性が搬送先の石巻赤十字病院(同市)で死亡したのは治療の優先度の判断を誤ったためとして、遺族が病院を運営する日本赤十字社に約3220万円の損害賠償を求めて提訴し、21日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で第1回口頭弁論が開かれた。病院側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、女性は震災前、同院の主治医の意見を基に、日常生活全般に介助を要し、最も程度の重い「要介護5」と認定された。震災3日後の2011年3月14日、津波で水没した自宅周辺で救助、搬送された。病院は治療の優先順位を決めるトリアージで女性を軽症と判定したが、同17日に脱水症で死亡した。
遺族側は「飲食にも介助が必要だったのに、病院が放置した」と主張し、昨年10月29日に提訴した。
病院側は「震災直後の混乱の中で次々に搬送されるけが人や避難者らにできる限り対応していた」と反論。トリアージの判定や院内での措置に過失はなく、賠償責任を負わないと強調した。石巻市は津波で沿岸部の病院が被災したため、内陸にあり被害を免れた赤十字病院がけが人や患者の多くを受け入れ、震災直後の災害医療の拠点となった。
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人生100年時代と言われますが、95歳に対する約3220万円という損害賠償額の算出根拠も気になるところです。