小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

仕事に対するモチベーション

2012-11-15 05:19:13 | インポート
以前にも書いたが、職場に遅くまで残っていることが、仕事に対する情熱や組織への忠誠心を測るものさしになってはいけない。

定時を過ぎて夜にならないとエンジンがかからない人を見かけるが、彼らは総じて日中の仕事にテキパキ感がない。

昼間ノラリクラリやって残業代まで請求し余計に経費がかかる輩も一部いるのだから質が悪い。
本来駆逐されるべきだが、評価する上司も上司でそんな感じであれば非常に厄介な話である。



最近私が一番危惧していることは、その現状に気づいた有能な若い職員たちの多くが
仕事へのモチベーションを著しく低下させていることだ。

近頃めっきり狭き門となっている選抜試験をくぐり抜けてきた優秀な新人たちは、
優秀であればあるほど、時代遅れで古色蒼然とした組織の状況を諦観してしまう。

先輩たちが10時間かかってやっていた仕事を、PCを駆使して1時間でより正確に処理することが
できる彼らは、同じ仕事量をやすやすと勤務時間内にこなしてしまい定時で帰る。
その仕事ぶりが正当に評価されず、相応の仕事量と責任を与えられないまま
何年か経過するうちにグレてしまい、組織を見限ってしまうのだ。



知識労働は、本来、時間で測るよりも仕事の成果や中味で測るべきである。
その組織の風土を変えていくために自分には何ができるのか。
仕事に対する正当な評価とはどういうものなのか、正当とは何をもって正当なのか。
独り煩悶する日々である。